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今、服好きから多くの支持を集めるM A S UとDAIRIKU。この2つのブランドには、デザイナーが90年代生まれという共通点があった。その魅力をブランドごとに深掘りし、気になるアイテムをボリュームたっぷりにお届けする東京ブランドフォーカス。更新の最終回はM A S Uの最新作！
定番アイテムは、ディテールへの
こだわりで勝負！
コート￥96,800・ベスト￥82,500／エム エー エス ユー[03-6419-7028]
「bet my boots.」をテーマに、既存のアメカジカルチャーへのカウンターとなるコレクションを発表したM A S U。野暮ったくなりがちなダウンベストには透け感のあるドライな素材を採用し、いなたさを感じさせないソリッドなデザインに仕上げた。ボタンを使った脇開きのディテールが、シルエットのアレンジを可能にし、着こなしの幅を広げてくれる。若きデザイナーが見つめた90年代のアメカジを、現代的に再構築した1着だ。一方、トラッドなPコートはしっとりとしたベロア生地。クラシカルな雰囲気をまといながら、ゆとりあるシルエットと小ぶりな衿の対比がなんともモダン。定番のアイテムもフレッシュな感性が加わるとこうも変わる。まずは着こなしの核となるアウターから冬支度をはじめてみよう。
ビビッドな色に繊細なカットワーク。
レザージャケットの概念が今変わる！
ブルゾン￥88,000・シャツ￥55,000・パンツ38,500／エム エー エス ユー[03-6419-7028]
レザージャケットの全面に施されたカットワークは、M A S Uを代表する毎シーズン人気のシリーズ。今季のモデルはデニムジャケットを彷彿とさせるアメリカらしい形に、トレンドの花柄カットをオン。こだわりのディテールと目を引く鮮やかな赤が、ベーシックなアイテムに華やぎをもたらす。短い着丈からシャツのオンブレチェックをのぞかせて、カジュアルな要素を巧みにブレンドしつつ、都会的な着こなしに着地させた。
かっちりしたスリーピースこそ、
カジュアル＆抜け感たっぷりに遊ぶ
テーラードジャケットのバックにあしらわれたのは“Future”の文字。これからの日本のファッションを背負っていこうというブランドの覚悟が感じられる。
ジャケット￥69,300・ニット￥37,400・パンツ44,000・靴￥121,000／エム エー エス ユー[03-6419-7028]
ジャケット背面の文字やショルダー、ポケットのデザインなど、スタジアムジャンパーのカジュアルな要素を随所にちりばめ、身構えがちなスリーピースをラフに楽しむ。中に着たベストは、実はジャケットの身頃と繋がっており、羽織るだけでスリーピースがかなううれしい仕様。ピンストライプ生地の品のよさと遊びのきいたデザイン、そして上下ともにリラックス感のあふれるオーバーなシルエットで、こなれたムードもばっちりだ。
王道のスタジャンに映える、
M A S Uのモードなエッセンス
ジャケット￥57,200・シャツ￥49,500／エム エー エス ユー[03-6419-7028]
手絞りと熱による形状記憶加工で生まれたシワ感が特徴のジャケットは、ブランドおなじみのポップコーンシリーズ。アメカジの王道ともいえるスタジャンをベースにしながら、独創的な素材使いとタイトなシルエットでドレッシーな空気までを欲張る1着。そんなジャケットの存在感はシャツのレオパード柄にも負けず、主張の強いアイテム同士の組み合わせもさらりとこなす。ジップアップシャツのレザーストラップは、そのまま垂らしたり、結んだり、首もとのアレンジだっておまかせだ。これまでとは全く異なるアメカジを表現したM A S Uの挑戦に、今後も目が離せない！
ブランド公式インスタグラムはこちら。
Photos:Keita Goto[W] Hair:Waka Adachi[eight peace] Stylist:Yoshiaki Komatsu Model: Sosuke Ogata[MEN’S NON-NO model] Text:Kanta Hisajima
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