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僕らのファッションには欠かせないアイテムである“スニーカー”。最新モデルや限定モデル、クラシックなモデルなどたくさん種類はあるけれど、結局履くものはいつも同じだったりする。おしゃれな人がリアルに愛用しているスニーカーはどんなものなのかを探る連載「みんなのマイ・スニーカー」、第14回はスタジオファブワーク・エンケルPRの西澤 祐哉さん。
ASICSTIGER
FABREPOINTGETTER
鬼塚株式会社(現在のアシックス)は、日本にスポーツ専用シューズがなかった時代に、初めて日本製バスケットボールシューズを発表したブランドだってことを、みんな知っていただろうか?
初めに紹介するのは、1981年に登場したファブレジャパン-Lの後継モデルとして1983年に登場したファブレポイントゲッターだ。
このファブレはバスケットボール用語のファストブレイクを短くした語で速攻を意味する。漫画『スラムダンク』では山王工業の選手が着用していたモデルだという。
「ずっと探してはいたんですけど、当時はファッションとしてではなくバスケットボールシューズとして履いていた人がほとんど。なので見つけてもボロボロなことが多いモデルなんです。これはたまたまリサイクルショップで見つけて買いました(笑)」
「復刻モデルもあるんですけど、当時のものと素材やディテールが違くて、当時のものはアシックスタイガーというタグで、素材はカンガルーの革を使ってるんです。なので足に吸い付くようなフィット感と表情が楽しめます」。
「40年くらい前の靴なのでソールが黄ばんでるですけどそこがアイキャッチ。他のバスケットボールシューズよりもシャープなシルエットなので、ストリートになりすぎないのがいい」。
アシックスタイガー ファブレポイントゲッター
ASICS
NOVABLAST SPS
軽量性と反発性に優れたアシックスのランニングシューズをベースに、街履き仕様にアップデートしたノヴァブラスト エスピーエス。これはデザイナー キコ・コスタディノフ氏らが立ち上げたブランド「アフィックスワークス(AFFIXWORKS)」とのコラボレーションモデルだ。
「これは僕の歩行の世界を変えたスニーカーですね(笑)。トランポリンから着想を得たアシックス独自のクッション材を使っていて、軽量で弾むような履き心地が魅力的。仕事でもプライベートでも外に出て歩き回ることが多いのでよく履いています。ブラウンベースで統一されているので意外と洋服とも合わせやすいし、外しのポイントとしても使えるので重宝しています!」
アシックス ノヴァブラストエスピーエス
ASICS
GEL-Fuji Trabuco7
最後はアシックス ゲル-フジ トラブーコ7 G-TX。トレイルランニングシューズとあってクッション性、安定性、グリップ力が優れている。GORE-TEX(R)搭載で防水透湿性も持ち合わせるスニーカーだ。
「海外の観光客がアシックスのランニングシューズやトレイルランニングシューズをファッションとしてではなく履いていたんです。いろんなところを回るから機能を重視してアシックスを選んでいたのが理にかなっていて、その靴の選び方がかっこいいなと思いました」。
「それで僕も買おうと思って選んだのがオールブラックのゲル-フジ トラブーコ7 GTXです。GORE-TEX(R)を搭載しているので雨の日はだいたいこれ。GELという衝撃緩衝材を使っていて、雨の日でも快適に履けるし、オールブラックなので普段履きのときも洋服に合わせやすい!」
「持っているスニーカーの7割がアシックスってくらい好きなブランド。ずっとスポーツをしていたので馴染みがあるっていうのもありますが、履いていて一番楽なんですよね(笑)」
アシックス ゲル-フジ トラブーコ7
そのスニーカー、
いつもどう合わせてる?
西澤 祐哉/スタジオファブワーク・エンケル PR
Instagram:@0505n
T-SHIRT:BLOHM(ブローム)
PANTS:gourmet jeans(グルメジーンズ)
SHOES:ASICS(アシックス)
「普段から頑張っておしゃれしようとか着飾ってキメようとかは僕のスタイルに合わないので、夏はTシャツ、肌寒くなったらスウェットとラフな格好が多いです。バッシュはゆるいワイドデニムと合わせるのがベスト」。
Photos:Kanta Matsubayashi Composition&Text:Kazuki Ebina
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