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僕らのファッションには欠かせないアイテムである“スニーカー”。最新モデルや限定モデル、クラシックなモデルなどたくさん種類はあるけれど、結局履くものはいつも同じだったりする。おしゃれな人がリアルに愛用しているスニーカーはどんなものなのかを探る連載「みんなのマイ・スニーカー」、ここでは本連載の記事の中から黒スニーカーのみをまとめてお届けする。
CONVERSE
Cons jack purcell
アメリカでのみで販売されている、コンバースのコンズと呼ばれるスケートモデル。話を聞くとUSA企画ならではの特徴が。
「形はジャックパーセルなんですけど、表面にレザーのオーリーガードが施されていて、キャンパス素材との切り替えが面白くてかわいいなと。インソールにはズーム エアーというナイキの技術が搭載されていて履き心地もいいです」。(メンズノンノモデル・中田 圭祐)
コンバース コンズ ジャックパーセル
New Balance
990 V3
普段カジュアルな服を着ることが多く、足元はしめたいという思いから、黒の靴しか履かなくなったと語る高橋 正典さん。はじめに挙げてくれたのはオールブラックのニューバランス 990V3だ。
この990V3は“1000点満点中990点”と広告に謳い、1982年に誕生したニューバランス 990の30周年の節目に当たる2012年に誕生したモデル。
「ニューバランスの990シリーズはこれまでV5まで発売されていますが、このV3は、V4、V5に比べてデザインがシャープなところが好きです。履き心地もいいのでロケでよく歩く日に履いています」。(スタイリスト・高橋 正典さん)
ニューバランス 990 V3
ROA
NEAL
2017年に設立されたイタリア発のブランド、ロアの定番モデルNEAL。
「スニーカーだけどブーツっぽいルックスもあって、アウトドアからストリートと幅広いシーンで活躍してくれる一足です。スウェットパンツに合わせるのも、さっきのV3だとスポーティーな仕上がりになりますが、これだとまた違ったおしゃれを演出できるのが魅力」。(スタイリスト・高橋 正典さん)
ロア ニール
SALOMON
XA PRO 3D v8 GORE-TEX
今年8月に「黒いスタイリスト高橋の、使える夏の黒」でも紹介してくれたサロモンのXA PRO 3D v8 GORE-TEX。
「GORE-TEX®搭載でグリップ力が高いから濡れた地面でも滑りにくい、雨の日は大体これです。クッション性と安定感を兼ね備えていて、長時間履いても疲れないところもいい」。(スタイリスト・高橋 正典さん)
「昔はヴァンズのスケートハイとか履いていましたが、最近は歩きやすいスニーカーしか履かなくなりました。購入するときも歩きやすいか吟味します(笑)」
サロモン XA PRO 3D v8 GORE-TEX
DUNLOP
ダンロップといえばタイヤのイメージが強い人が多いだろう。実はタイヤで培った技術を活用し、スニーカーも展開しているのだ。
「ダッドシューズが流行りだしたときに、本当のダッドシューズってなんだろうって思ったんです。いろいろと探してるうちにダンロップのスニーカーにたどり着いて、これだと思い購入しました」。(メンズノンノモデル・中川 大輔)
「軽くて履き心地もいい。撮影のときに履いていったことがあって、そのときはスタイリストさんから褒められました(笑)」
ダンロップ
NIKE
Waffle Trainer 2
「職業柄、スニーカーはそこそこ持っているほうだと思います。ブランドでいうとナイキが多くて、エア ジョーダン1なら赤黒のブレッドや、マイケル・ジョーダンの母校のカレッジカラーを落とし込んだノースカロライナ、エア マックス1だと赤白といった、当時のOGカラーやチームカラーが好きで集めていました」。(スタイリスト・庄 将司さん)
そう語るのはメンズノンノ本誌でおなじみのスタイリスト 庄 将司さん。メンズノンノの特集やスナップでもよくバッシュを履いているから、ストリート色の強いスニーカーを持ってくると思いきや…
「バッシュは好きでたくさん持っているんですけど、服に合わせづらいのが難点。最近はコーディネートのことを考えてスニーカーを買うことが多くなり、今回はそういう視点で持ってきた3足です」。
とまず紹介してくれたのが、ナイキ ワッフル トレーナー。これはナイキの共同創業者 ビル・バウワーマンがワッフルの焼き型で実験した結果生まれたモデルだ。
「ナイキのワッフル トレーナーは、モードな服というかファッショナブルな服とも相性がいいと思います。この黒白のカラーリングもモダンでかわいい。値段も9,900円とバリューなのも魅力」。
ナイキ ワッフル トレーナー 2
CONVERSE
Chuck Taylor 70 Hi
「映画『バスケットボール・ダイアリーズ』でレオナルド・ディカプリオが黒のコンバースを履いていて…、そういうのを見ると履きたくなります(笑)」(メンズノンノモデル・井上 翔太)
最後はコンバースの名作で1970年代のディティールを再現した復刻モデル、チャックテイラー 70、通称CT70だ。
「日本未発売のモデルなので、文化(服装学院)のときに韓国人の友だちに誕生日プレゼントとして買ってきてもらったものです。この三ツ星のヒールパッチがかっこいいですよね」。
コンバース チャックテイラー 70 ハイ
NIKE
CORTEZ
ナイキの代表作のひとつコルテッツ。ナイキの共同創業者 ビル・バウワーマンがデザインし、1972年にナイキの初のスニーカーとして登場した。ナイキといえばエア ジョーダンやエア マックスの印象が強いが、コルテッツはナイキの原点といえる一足なのだ。
1995年にアカデミー賞作品賞に輝いた『フォレスト・ガンプ』でトム・ハンクスが履いていたモデルとしても有名。
「ローファーやドクターマーチンみたいな革靴を全く履かなくて、ほぼ一足も持っていないんです。そこで革靴感覚で履いているのがこのオールブラックのコルテッツ。これも日本では展開していないモデルで、他のスニーカーより細く感じるので、きれいな印象にしてくれます」。(COUNTER ショップスタッフ・長塚 優河さん)
ナイキ コルテッツ
CONVERSE
CANVAS ALL STAR J HI
ルイ・ヴィトンをはじめ様々なショーに出演した経験を持つ守屋 光治。はじめに紹介してくれたのはコンバース オールスターのMADE IN JAPANモデルだ。
「19〜20歳頃に買ったのでもう8年くらいは履いています。ジャパンモデルはキャンバスオールスターと異なる点があって、生成りテープやコットンシューレースを使用。ヒールラベルには“MADE IN JAPAN”が印字されています」。(メンズノンノモデル・守屋 光治)
「このジャパンモデルのほうが僕が普段着る洋服とよく合うし、足にフィットして履き心地も快適です」。
コンバース キャンバス オールスター J HI
Photos:TOWA Kanta Matsubayashi Composition&Text:Kazuki Ebina
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