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僕らのファッションには欠かせないアイテムである“スニーカー”。最新モデルや限定モデル、クラシックなモデルなどたくさん種類はあるけれど、結局履くものはいつも同じだったりする。おしゃれな人がリアルに愛用しているスニーカーはどんなものなのかを探る連載「みんなのマイ・スニーカー」、ここでは本連載の記事の中からヴァンズのスニーカーのみをまとめてお届けする。
VANS
AUTHENTIC
「これはヴァンズのオーセンティックです。似たモデルでかかと部分にパッドが入ったエラというモデルもありますが、パッドのないオーセンティックのほうが履いたときのかかと部分の見え方がきれいなんです。なので、ヴァンズのオーセンティックはずっと愛用していて、履きつぶしたら買い替えてを繰り返しています。もちろん履き続けて味が出てきた感じも好きなので、痛くなるまで買い替えず味を楽しんでいます」。(メンズノンノモデル・中田 圭祐)
中田にとってまさに“マイ・スニーカー”といえる一足だ。
「黒白やオールブラックは持っているけど、友だちがネイビーのオーセンティックを履いていて“ネイビーもいいかも”と思ったのがコイツとの始まりです。最近は家にネイビーの服が多くなってきているので、ネイビーのワントーンコーデで合わせようかなと」。
ヴァンズ オーセンティック
VANS
AUTHENTIC
スニーカーを自分らしく履いている人ってかっこいいな。なんて改めて思ったのは、石黒さんのヴァンズ オーセンティックの履き方を見たから。
「これは古着屋で購入したヴァンズのオーセンティックです。何年か前にヴァンズが値上がりしたこともあり、僕は古着屋などで購入しています。値段が安いっていうのも理由のひとつですが、初めから味があり、柔らかくて履きやすいんです」。(レショップ・石黒 晴輝さん)
「スニーカー ヴァンズに求めているのが、ちょっと“チープ”に見えるってことなので、一番近いのがオーセンティックなのかなと思っています。この色味は購入時のままですが、履いているうちに穴が空いて現行なのにヴィンテージのようになっちゃいました(笑)」
ヴァンズ オーセンティック
VANS
AUTHENTIC
ヴァンズのオーセンティック。見ての通り紐を抜いて履いているのだ。
「コーディネートで見たときに、黄色に白の紐がついていると、その見え方が好きじゃなくて…。ヴァンズのスリッポンも持っているんですが、それだと気にならなかったので、スリッポン感覚で抜いたほうが履きやすくもなるしいいんじゃないかなと思い紐を抜きました。このほうが黄色の面積も増えて見え方も僕好み。赤や青のオーセンティックも持っていて、どちらも紐を抜いて愛用しています。脱げそうに思うかもしれませんが、履いていて脱げたことはないです(笑)」(レショップ・石黒 晴輝さん)
ヴァンズ オーセンティック
VANS
AUTHENTIC
「文化(服装学院)の頃はよくスニーカーを履いていたんですけど、ここ数年は基本革靴ですね。スニーカーを履くタイミングはコーディネートとかじゃなくて、“今日はフレッシュな気分でいきたいな”ってときに履きます」。
と話すのは、メンズノンノモデルの井上 翔太。スニーカーを履くのは3ヵ月に一回だとか。そんな普段は革靴が多い井上が履くスニーカーはどんなものなのかが気になって出演をオファー。まず紹介してくれたのはヴァンズのオーセンティックだ。
1966年、カルフォルニアでスタートしたヴァンズ。そこで一番最初に作ったモデルが、のちにオーセンティックと呼ばれるこのスニーカーだ。70年代にはスケーターたちがこぞって愛用するようになった。
「10代の頃にスケボーをやっていたこともあり、ヴァンズは好きでよく履いていました。これはホワイトスウェードにブラックソールを採用したモデルです。アッパーがスウェード素材でクラシック。履き込むほど表情が変化するのが魅力的」。(メンズノンノモデル・井上 翔太)
ヴァンズ オーセンティック
VANS
AUTHENTIC
チェッカーボード柄のヴァンズ オーセンティック。
「基本革靴とはいえスニーカーは好きで、これは昨年に購入したチェッカーのオーセンティックです。遊び心が効いてるんですけど色が白黒なのでヌケすぎないところがいい」。(メンズノンノモデル・井上 翔太)
ヴァンズ オーセンティック
VANS
SK8-HI
「20代の頃はよくスニーカーを履いていました。スタイリストのアシスタントをしていたので、撮影スタジオでブーツとか履いて紐を一回一回直してたら師匠に怒られたりして…(笑)」
そう話してくれたのはスタイリストの松川 総さん。今日持ってきてくれたスニーカーは3足とも80年代のヴィンテージもの。
「大前提に現行のものには現行の、当時のものには当時の良さがあると思います。そのなかでも80年代など当時のスニーカーのシルエットや素材、配色に惹かれることが多くて、今回は80年代のスニーカーに絞って持ってきました」。
まずは赤黒のヴァンズ スケートハイから。
「古着屋でスニーカーを買うことが多いんですけど、スケートハイで状態がいいものってなかなか出ないんですよ。当時LAの小さなスケートショップがそこに買いに来てた若い子たちに向けて作ったオリジナルのモデルを作っていて、そういうスケートハイは好きで見つけたら買うんです。けれどスケーターが履いていたのでボロボロで出てくることが多くて…。これはカラーも結構珍しくて、ヒールパッチにMade in U.S.A.の文字が残っているのも貴重」。(スタイリスト・松川 総さん)
ヴァンズ スケートハイ
VANS
ERA PRO
チェッカーボード柄のヴァンズ エラ。
「いつだったか覚えていないんですけど、去年までメンズノンノモデルだった栁 俊太郎くんが昔、チェッカー柄のスニーカーを履いていたんです。それで当時専属モデルだった三宅 亮輔と“栁くんが履いてたチェッカーのスニーカーどこのだろうね”っていう話になって、探して見つけたのがこのヴァンズです」。(メンズノンノモデル・守屋 光治)
「でも後日栁くんに聞いたらブランドがヴァンズじゃなくて(笑)。間違って購入したんですけど、珍しいブラウンとネイビーのチェッカー柄で、足元のアクセントとしてもちょうどいい。いまではお気に入りの一足です」。
ヴァンズ エラ プロ
Photos:TOWA Kanta Matsubayashi Composition&Text:Kazuki Ebina
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