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僕らのファッションには欠かせないアイテムである“スニーカー”。最新モデルや限定モデル、クラシックなモデルなどたくさん種類はあるけれど、結局履くものはいつも同じだったりする。おしゃれな人がリアルに愛用しているスニーカーはどんなものなのかを探る連載「みんなのマイ・スニーカー」、第5回はスタイリストの庄 将司さん。
NIKE
Waffle Trainer 2
「職業柄、スニーカーはそこそこ持っているほうだと思います。ブランドでいうとナイキが多くて、エア ジョーダン1なら赤黒のブレッドや、マイケル・ジョーダンの母校のカレッジカラーを落とし込んだノースカロライナ、エア マックス1だと赤白といった、当時のOGカラーやチームカラーが好きで集めていました」。
そう語るのはメンズノンノ本誌でおなじみのスタイリスト 庄 将司さん。メンズノンノの特集やスナップでもよくバッシュを履いているから、ストリート色の強いスニーカーを持ってくると思いきや…
「バッシュは好きでたくさん持っているんですけど、服に合わせづらいのが難点。最近はコーディネートのことを考えてスニーカーを買うことが多くなり、今回はそういう視点で持ってきた3足です」。
とまず紹介してくれたのが、ナイキ ワッフル トレーナー。これはナイキの共同創業者 ビル・バウワーマンがワッフルの焼き型で実験した結果生まれたモデルだ。
「ナイキのワッフル トレーナーは、モードな服というかファッショナブルな服とも相性がいいと思います。この黒白のカラーリングもモダンでかわいい。値段も9,900円とバリューなのも魅力」。
ナイキ ワッフル トレーナー 2
Reebok
Club C
次はリーボック クラブC。1985年にテニス専用としてデビューしたリーボックのコートシューズだ。
「これもワッフル トレーナーと同様、定番モデルです。この薄ピンクのカラーがかわいいと思ってメルカリで購入。よく見ると右のヒール部分の“Reebok”の文字が消えていて、このアンバランスな感じもいいですよね。スウェットのセットアップとかに合わせて履いています」。
リーボック クラブC
adidas
CORD
最後は日本未展開のモデル、アディダス コード。アッパーはブラウンのスエード生地で、まるで革靴のような高級感のある一足だ。
「これは最近展開されたモデル。似たモデルでサンバやガッツレーなどありますが、その2つと比べてタンやヒール部分にアディダスのブランドロゴがないのがいい。このタバコカラーもお気に入りです」。
「今回持ってきたのは普通のモデルながらさりげなくギミックのきいた3足で、合わせやすいのが共通のポイント。いまでもジョーダン1やマックス1のぽってりしたモデルも好きだし、それをどうにか履きたいと思っているけど、いつの時代でもある“普通”のスニーカーを履くのも心地いい気分です」。
アディダス コード
そのスニーカー、
いつもどう合わせてる?
庄 将司/スタイリスト
COAT:COMOLI(コモリ)
KNIT:A.P.C.(アー・ペー・セー)
PANTS:Dickies(ディッキーズ)
SHOES:Adidas(アディダス)
SCARF:COS(コス)
「男らしいアウターが好きで、これはカナダ軍のミリタリーウエアをベースとしたコモリのコート。コートとスニーカーの色合わせはもちろん、アディダス コードは薄いスニーカーなので、上を重くしてバランスを取りました」。
Photos:Kanta Matsubayashi Composition&Text:Kazuki Ebina
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