▼ WPの本文 ▼
私服でも黒を愛用、オールブラックの日も多いことから“黒いスタイリスト”の異名をとる高橋正典さんに聞く、いちばん使える“夏の黒”アイテムとは? シャツ、パンツ、Tシャツ、スニーカーの4ジャンル、全20アイテムを大公開!
THE SEED BY WILLY CHAVARRIA
「今季も開衿シャツは注目ですが、それが黒だとちょっと艶っぽくなりすぎてしまうことも…。その点、これはシルエットに遊びがあるから、嫌な色気が出ずちゃんと今っぽく仕上がるんです」(高橋さん、以下同)
「肩幅はジャストでありながら身幅にしっかりゆとりがある独特なビッグシルエットで、前後の丈に大胆に差があるのもポイント。さっとはおるだけで、抜け感のある黒シャツスタイルが手に入るはずです」
シャツ(ザ シード バイ ウィリー チャバリア)¥15,400/ウィズム渋谷店[TEL:03-6418-5034]
C.E
「黒シャツで柄って結構難しい。僕もなかなかいいものが見つからなかったんですが、こんなデザインなら欲しい。ポイントはなんといってもC.Eらしいストリートなグラフィック」
「ポップだけど子どもっぽくない洗練されたバランスは、このブランドならでは。アロハシャツ感覚で着ても面白そうですね」
シャツ¥25,300/シーイー[URL:www.cavempt.com]
OUR LEGACY
「黒の開衿シャツは艶っぽくなりがちと最初にも伝えましたが、素材で工夫すると回避できます。そこでおすすめなのが、パイル素材です」
「スタイリッシュさとリラックス感を両方持ち合わせていて、これもサラッと気負わず着るだけでしゃれて見える。全身黒のコーディネートにもよさそうですね」
シャツ(アワー レガシー)¥34,100/エドストローム オフィス[TEL:03-6427-5901]
Diane
「ワンパターンになりがちな黒シャツに変化を演出するなら、プロダクトとして面白いものを選ぶのが正解。ダイアンはアメリカのユニフォームブランドで、これはバーバー用のナイロンシャツです」
「ナイロン素材でジップアップというデザイン自体、ユニフォームじゃないとなかなかない。人とかぶらない黒シャツスタイルを狙うならうってつけです」
シャツ(ダイアン)¥7,150/プロップスストア[TEL::03-3796-0960]
CUBAVERA
「重くない黒シャツといえば、リネン素材もおすすめ。リネンという素材感自体がすでにしゃれてるので、シャツ自体に新たなデザイン性は必要ないんじゃないかというのが僕の考え。クラシックなものでいいと思うんです」
「このキュバベラは18世紀初頭から続く、キューバシャツを中心に展開する老舗ブランド。こういうクラシックなものを、ワンサイズアップで着たりして遊ぶのが一歩進んだ選択だと思います」
シャツ(キュバベラ)¥8,800/ダメージドーン 2nd[TEL::03-6434-0287]
SUNDAYS BEST
「ブラックデニムは今季さまざまなブランドが提案していますが、その中でもこれは特に色落ちがいい感じ。腰まわりはゆったりしつつ、裾に向かって緩やかにテーパードするシルエットも絶妙です。モダンすぎず、野暮ったすぎないこのバランスって、なかなかないと思う」(高橋さん、以下同)
パンツ¥16,280/サンデイズ ベスト[TEL:03-5734-1900]
HOLDFAST
「ホールドファストは、イギリスのファクトリーブランド。これはシェフパンツなんですが、この無造作にどかっとした感じが逆に格好いい。コーディネートもあまり計算せず、シンプルなシャツとかスウェットでちょっと雑な感じで着るのがよさそうです」
「トップスをインして、ハイウエストで着てもよし。ちなみに素材はリネン。はき込むほどに増してくる味わいも楽しめます」
パンツ(ホールドファスト)¥10,450/グラストンベリーショールーム[TEL:03-6231-0213]
BERNARD ZINS
「きれいめのスラックスで人気のベルナール ザンスが、カジュアルな5ポケットパンツを作ったこと自体がひとつのトピック。太すぎず、細すぎずのシルエットも絶妙で、カジュアルだけど品もある仕上がりが魅力です」
「ワークパンツ調の素材感も◎。Tシャツでラフに着こなしても、周りと差がつく存在感のある1本です」
パンツ(ベルナール ザンス)¥44,000/シップス 渋谷店[TEL:03-3496-0481]
WARDER
「フレアシルエットのパンツも、また久しぶりにはきたい気分。ラングラーのランチャードレスジーンズもいいけれど、モダンなイメージで着こなすならこれが最適だと思います」
「ワークパンツのようなデザインなのでいつものスタイルに取り入れやすくて、だけど新しさもある。フレアパンツ初心者の人も、これならうまく取り入れられるはず」
パンツ¥17,600/ワーダー[URL:https://warder.jp]
JUGEM
「軽量で速乾性の高い素材、パーテックスを使用したパンツです。機能系のパンツって細身でスッキリしたものが多いと思うのですが、これは今っぽいルーズさがあるところが好み。少し野暮ったいところがむしろファッション的です」
「ウエストはベルト付きで、ポケットの内側にさらにジップポケットがついていたりと機能的。アウトドアなどいろいろなシーンで使えるアイテムだと思います」
パンツ(ジュゲム)¥19,800/HEMT PR[TEL::03-6721-0882︎]
is-ness
「MINIMALのタイポグラフィをあしらった、まさにミニマルアートな1枚。衿と袖のリブがインサイドアウト風のデザインになっているのもポイント。ミニマルな中に個性が光ります。シルエットは今っぽいワイドシルエット」(高橋さん、以下同)
Tシャツ(イズネス)¥8,250/アルファ PR[TEL:03-5413-3546]
FACETASM
「もちろん、このプリント自体格好いいのですが、着古してプリントがやれてきたときもきっとこれは格好いい。古着でイケてるプリントTってなかなか出てこないし、出てきても高額。だったらいっそ、セルフヴィンテージで」
Tシャツ¥13,200/ファセッタズム 青山[TEL:03-6434-9893]
Bedlam
「今、改めて楽しみたいカレッジT。古着や定番アメカジブランドのものもいいけれど、あえて王道とはちょっと違うブランドで取り入れても面白いと思います。ロゴもユニーク」
Tシャツ(ベドラム)¥5,500/プロップスストア[TEL::03-3796-0960]
Larry Clark〈TULSA〉
× WACKO MARIA × Stie-lo
「ラリー・クラークの写真が格好いい、王道のフォトT。これはもう写真の強さですよね。こういうところからカルチャーやアートに興味を持っていろいろ調べたりすると、ファッションとしても深みが出ていいんじゃないかな」
Tシャツ(Larry Clark〈TULSA〉 ×WACKO MARIA × Stie-lo)¥13,200/マインド[TEL:03-6721-0757]
©Larry Clark; Courtesy of the artist and Luhring Augustine, New York.
THE INTERNATIONAL IMAGES COLLECTION
「同じくフォトTで、これはヘルムート・ニュートンの作品。ラリー・クラークがストリートカルチャーなら、こっちはアート寄り。今、この手のTシャツを古着で探すとかなり高額。新品で手に入れて、次世代のヴィンテージになるまで愛用するのもいいと思います」
Tシャツ(ザ インターナショナル イメージズ コレクション)¥15,400/ノウン[TEL:03-5464-0338]
SALOMON
「数あるゴアテックス®素材の防水スニーカーの中でも履き心地が抜群によくて、グリップ力が高いから濡れた地面でも滑りにくい。しかもデザインが洗練されていて、カジュアルにもきれいめにも合わせられるところがいいんです。脱ぎ履きも抜群に楽」(高橋さん、以下同)
スニーカー¥18,700/サロモン コールセンター[TEL:03-6631-0837]
POP TRADING COMPANY
× CAMPER
「白のパイピングのアクセントがハイセンス。個性を感じながらもやりすぎていないところがいいですよね。シンプルだけど高いデザイン性を感じる1足です。適度なボリューム感も自分好み」
スニーカー(ポップ トレーディング カンパニー)¥26,400/PROV[TEL:03-6447-0660]
HOKA ONE ONE™
「歩きやすさでいうと、個人的にはホカ オネオネ™がナンバーワン。いくつかデザインバリエーションがありますが、これはアッパーがレザーでちょっとモードな佇まいがあるのもポイントです。ボリュームがありつつスタイリッシュというバランスもいい」
スニーカー(ホカ オネオネ™)¥27,500/デッカーズジャパン[TEL:0120-710-844]
ASICS
「キコ・コスタディノフが監修するライン。この格好いいのか、格好よくないのかよくわからないくらいの感じが今っぽい。シンプルな黒いパンツにさらっと合わせたいアイテムですね。ワイドパンツにも似合いそう」
スニーカー¥12,100/アシックスジャパン お客様相談室[TEL:0120-068-806]
NIKE
「ナイキのエアマックスじゃなく、あえてショックスR4。実は結構前からあるモデルなんですが、僕的に今これが面白いかなと。黒いスニーカーって人とかぶりがちだから、こういう選択眼で差をつけるというのもありだと思います」
スニーカー(ナイキ)¥22,000/ダメージドーン 2nd[TEL::03-6434-0287]
Photos:Kengo Shimizu Stylist:Masanori Takahashi Composition & Text:Jun Namekata[The VOICE]
▲ WPの本文 ▲