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一過性のブームではなく、もはやファッションを語る上で欠かせないキーワードであるスニーカー。ここでは隔週で、編集部が今もっとも気になるスニーカーをご紹介。第二十回目は、ハイブランドやメゾンからリリースされたファッショナブルなスニーカーをピックアップ。僕ら世代にとっては憧れのブランドの逸品を厳選してお届け!
憧れブランドのスニーカー①
LOUIS VUITTON
「LV TRAINER SNEAKER」
「OFF-WHITE(オフ ホワイト)を手掛けるヴァージル・アブローがメンズ アーティスティック・ディレクターに就任し、3年目のシーズンを迎えた今季の「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」から、キーカラーのひとつでもあるブルーのスニーカーが登場。同メゾンのシューズコレクションを象徴する本作は、ヴァージル・アブローがバスケットボールシューズから着想を得てデザインしたもの。側面には、手書き風にゴールドでデザインしたメゾンのシグネチャーをあしらったラグジュアリーな仕上がりに。ここぞというシーンではもちろん、スニーカーらしくストリートライクな着こなしとも合わせたくなる、珠玉の逸品だ。
スニーカー¥158,400(テンポラリー・レジデンシー限定)/ルイ・ヴィトン クライアントサービス
憧れブランドのスニーカー②
GUCCI 「GUCCI BASKET」
イタリアの鬼才デザイナーとしても名高いアレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターを務める「GUCCI(グッチ)」は、近年重きを置く環境に配慮したサステナブルな素材を用いたハイトップスタイルのスニーカーをリリース。90年代のバスケットボールシューズを想起させるフォルムとデザインで、コート上ではプレーヤーの美学を、コートの外では自己表現を際立たせるメッセージが込められる。デメトラと呼ばれる高級レザーをアッパーに使用し、鮮やかな配色が目をひく本作は、スニーカーフリークのみならず、多くのファッショニスタたちからの熱視線も集まる注目作だ。
スニーカー¥132,000/グッチ ジャパン
憧れブランドのスニーカー③
GIVENCHY 「GIV 1」
昨年34歳の若さでクリエイティブ・ディレクターに就任したマシュー・M・ウィリアムズが初めてデザインしたことでも話題となったスニーカーが登場。機能性とラグジュアリーの融合テーマに、特徴となるのは透明性の高い軽量ソールを採用し、アウトソールには108個からなるラバーインジェクションと、さりげなく配されたメゾンの象徴でもある”4G”エンブレムがアクセントに。流線型の美しいデザインや素材の魅力を活かしながらも、洗練されたコントラストカラーが目を引く一足。
スニーカー¥126,500/ジバンシィ表参道店
憧れブランドのスニーカー④
DIOR 「B28」
世界的なデザイナーとして知られるキム・ジョーンズが指揮をとる「DIOR(ディオール)」から、ブランドの新定番としてロートップタイプのスニーカーが登場。今季のコレクションの主要アイテムとしても象徴的だったスニーカーで、ベージュ&ブラックの「ディオール オブリーク」と呼ばれるジャカードによって仕立てられた総柄のアッパーが見所。またコントラストの映えるブランドネームをあしらったラバーソールで縁取った、ユニークなアウトソールも魅力で、どんな装いにもメゾンらしいモダンな表情を演出してくれる。
スニーカー¥132,000/クリスチャン ディオール
憧れブランドのスニーカー⑤
Bottega Veneta「TECH KNIT RUBBER」
イギリス人デザイナーのダニエル・リーがディレクターを務める「Bottega Veneta (ボッテガ・ヴェネタ)」から、クライマーシューズから着想を得た、インソールの取り外しが可能な新感覚なレースアップシューズが誕生。インソールのみであればルームシューズとして、アウトソール部分は外履き用のスリッポンタイプのシューズとしても活用可能で、3WAYで楽しめる一足。通気性などの機能面もタウンユース向けであり、カジュアルなデザインながらモードなスタイリングにも映える仕上がりに。
スニーカー¥91,300/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
憧れブランドのスニーカー⑥
PRADA「PRADA MACRO」
ミウッチャ・プラダとの共同でクリエイティブ・ディレクターに就任したラフ・シモンズが就任して初のコレクションとなった今季。気になるラインナップの中から今回取り上げたのは、このブラッシュドレザーとリサイクルナイロンを組み合わせた、厚みのあるプラットフォームソールが特徴のスニーカー。海で回収されたプラスチック素材を再利用し、浄化して作られた再生ナイロン糸による素材を使ったサスティナブルな一足で、光沢のあるオールブラックのボディに高級感漂うエレガンズな佇まいが印象的だ。
スニーカー¥118,800(予定価格)/プラダ クライアントサービス
憧れブランドのスニーカー⑦
BALENCIAGA 「X-PANDER」
「VETEMENTS(ヴェトモン)」のヘッドデザイナーを退任したことも大きな話題となったデムナ・ヴァザリアが、アーティスティック・ディレクターを務める「BALENCIAGA(バレンシアガ)」。これまでに数多くの名作スニーカーを輩出してきた名門から、新型となるニューラインが到着。クラシックなランニングシューズにバウンシングソールを組み合わせた、斬新かつフレキシブルなシルエットが特徴だ。さらに耐久性や軽量性を高めるテクニカルなディテールやパターンを搭載し、ストーンウォッシュ加工による履き古した風合いも楽しめる本作は、「BALENCIAGA(バレンシアガ)」が誇るスニーカーラインアップの新境地とも言える意欲作だ。
スニーカー¥150,700/バレンシアガ クライアントサービス
憧れブランドのスニーカー⑧
Maison Margiela
「COTTON SNEAKERS」
自身の名を冠したブランドを手がけていることでも知られるジョン・ガリアーノがクリエイティブ・ディレクターを務める「Maison Margiela(メゾン マルジェラ)」。特に今季は、様々なジャンルのユニフォームから着想を得た最新コレクションから、学校の運動靴を想起させるスニーカーに注目。洗練されたレースアップのディテール、さらにアクセントとなるヴァルカナイズド・ラバーソールが特徴的な一足。オールホワイトのスタイリッシュなカラーリングもさることながら、カジュアルな着こなしにも、モードな装いにも合う、ハイセンスな一足だ。
スニーカー¥73,700/マルジェラ ジャパン クライアントサービス
※価格は全て税込です。
Photo:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Yuho Nomura
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