▼ WPの本文 ▼
憧れの「ハイブランド」のトップスの中から、人気スタイリストがいま買うべき名品をピックアップ。アツいコメントとともにお届け!
スタイリストが激推しする
「ハイブランド」の名品トップス5選
紹介してくれるスタイリストはこの2名!
1.【グッチ】のスウェット
「何といってもこのカラーリング。古着っぽいレトロ感がいいんですけど、実際に古着で探すと見つからないデザインだと思います。特に、スクールユニフォームを彷彿とさせる3色のコンビネーションにぐっときました。ロゴのスウェットってともするといやらしく見えてしまいがちですが、スクールカラーのような配色にすることで、断然こなれたムードになっている! さらにサイズ感もすごくいい。少し前まではビッグシルエットが主流だったけれど、これはジャストフィット。シンプルにデニムとあわせるだけで今っぽさやメリハリ、華やかさ、全部そろったコーディネートになりますよ!」(片貝さん)
深い赤は、新ディレクター・サバト・デ・サルノ就任後に新たに打ち出されたシグネチャーカラー「グッチ・ロッソ・アンコーラ」。新生グッチを象徴するシックで上品な色合いだが、グリーンやブルー、丸みのあるロゴとのコンビネーションでレトロなムードが加速。一枚で存在感は十分なので、秋の始まりにうってつけだ。肩回りや袖丈、身頃もジャストなシルエットで、スウェットなのにだらしなく見えない点もさすが!
2.プラダのアーガイル柄のシャツ
「プラダといえばRe-Nylonなどたくさんのアイコンがありますが、まず僕が推したいのは色や柄!可愛げもあるんですが、可愛すぎないバランスがいいんです。毎コレクションごとに、やっぱりミウッチャとラフのコンビってすごい、と思わされる提案の数々で、上品で大人も楽しめる柄アイテムは、見ているだけでも気分が上がります。プレフォールのコレクションは柄アイテムがたくさんあったので、今回は柄をフィーチャーしてみました」(小松さん)
「以前のコレクションにもアーガイル柄が時々登場していたプラダですが、ビッグシルエットだったり、ブロークンニットになっていたり、その崩し方がいつも上手い。このシルクのシャツは開襟のくだけた雰囲気に、トラッドなアーガイル柄の組み合わせがまずいいなと思いました。柄に使われている色も、イエローやラベンダーなどポップで、手描き風のタッチもくだけたムードですよね。華やかだし、この一枚ですでにクラシックとモード、ポップさ、いろんな要素が詰まっているので、一枚でさらっと着るだけでサマになると思います!」
抜け感と上品さを併せ持つ、シルクの開襟シャツ。ペイントの色むらと爽やかな配色で、アーガイル柄の持つ上品さはそのままに、どこか力の抜けた印象に仕上がっている。グレーのパンツや明るいブラウンのベルトなど、軽やかなアイテムをあわせて柄の魅力を存分に引き出そう。プレフォールコレクションで話題になった、ショーツとの重ね技もポイントだ。シャツの衿後ろにはアイコニックなトライアングルのパッチ付き。
3.【プラダ】のニットポロ
「柄アイテムをさらにピックアップ。ひとつはボーダーのニットポロ。ボーダーの色合いやピッチがすごく合わせやすいし、メッシュニットというのも今っぽい。あと、個人的にニットポロはクリーンさや上品さがあって、くだけすぎていないので、今すぐ着られて秋も楽しめるアイテムだと思います。ショーツはオリエンタルな柄とシルクの光沢のバランスがマッチしているところがイイ。こういう柄ってロング丈だとリゾート感やパジャマっぽさが際立って取り入れにくいですが、ショーツのレングスだからこそファッションとして成立しやすいと思います。足もとはサンダルではなく、ソックスと革靴できれいめにまとめるのもポイントですね。あっ、ここにもついつい柄を入れていますね…だけどしつこく見えないところがやっぱりプラダ!柄と柄の掛け合わせは、けばけばしくなりがちですが、ちゃんとモードにまとまるのも、プラダらしい配色や素材の計算があってこそ」(小松さん)
柄と柄の足し算は、ハードルが高く思いがちだが、色と素材選びにこだわれば最高に洒落た雰囲気に。マリンなイメージの強いボーダーは、メッシュニットのポロに落とし込まれることでぐっとモードな面持ちに格上げ。シンプルなデニムやスラックスとも好相性だ。また、ショーツはやや長めの丈も今っぽさ満点。ドレッシーな革靴とソックスあわせで、子供っぽくならずに堪能できる。
4.【ロエベ】の深Vスウェット
「深Vネックでスウェットで、さらにここまでビッグシルエットっていうのが珍しい! リースの際に、『実はこれ、女性スタイリストさんにも人気のアイテムなんです』と聞いたんですが、絶妙なサイズ感とルーズなシルエットゆえ、それも納得! 彼女とシェアするのもありですね。また、深いVなので、秋口はタンクトップをインナーに入れていますが、もっと季節が深まったらニットを入れてもいい。さらにおすすめは、ジャケットなどアウターの上からこのスウェットを着るコーディネート。とびきりのオーバーサイズなので、そんなアレンジも楽しめそうだな、とスタイリングイメージが膨らむ一着です!」(小松さん)
なめらかなコットン地のスウェットプルオーバーは、肩がずるっと落ちるほどのオーバーサイズがインパクト大。トレンドの深いVネックも、ニットではなくスウェットというのがフレッシュだ。秋冬の楽しみのひとつであるレイヤードを存分に楽しめるデザインで、争奪戦必死! ネックの後ろにさりげなく刺しゅうのロゴ入り。
5.ロエベのデニムのボウタイシャツ
「ロエベはもともとデニムに強いブランドだと思いますが、今シーズンは特に豊作! そして僕が新鮮に思ったのは、このボウタイシャツのサイズ感。今までのロエベは、全体的にルーズなシルエットが多い印象で、もちろんそこが魅力でもありますが、ジャストフィットなデニムシャツというのがすごく新しいし、今っぽい。ボウタイはフォトジェニックだけど、取り外せるのでシンプルなデニムシャツとして楽しむのもいいと思います」
今季のロエベはデニムが目白押し。パンツ以外にシャツやブルゾンなど、着るデニムも豊富にスタンバイ。そんな中でもエレガントなボウタイ×デニムのシャツは繊細さとタフさをあわせもった唯一無二の存在感! ジャストフィットなシルエットなので、ブレザーなどにあわせるのもおすすめだ。
Photos:Arata Suzuki[go relax E more] Hair:Kazuya Matsumoto[W] Stylist:Shun Katagai[tsuji management] Models:Eriya Sosuke Ogata Rio Ogata[They are MEN’S NON-NO models]
Photos:Keita Goto[W] Hair&Make-up:Ryoki Shimonagata Stylist:Yoshiaki Komatsu Models:Eriya Sosuke Ogata Rio Ogata[They are MEN’S NON-NO models]
中村
メンズノンノ編集部
ハイブランドからコスパアイテムまで、ファッションとカルチャー企画を担当。服を買うときは直観重視で、色や柄、素材にぐっとくるポイントがあると即決! ジュエリーと靴と猫とコーヒーが好き。
▲ WPの本文 ▲