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ジル サンダーの新作から、メンズノンノで活躍する、頼れる兄貴スタイリスト・小松嘉章さんが推しを厳選! 今季ぜひメンズノンノ読者にすすめたい3つのアイテムをスタイリングとともに紹介する。
ジル サンダーの秋冬の新作から、
スタイリストがイチオシをピック!
「いい意味でシンプル…なのに今っぽい、ジル サンダーの魅力はそこに尽きると思います。要素をそぎ落としているようで、実はディテールに「おっ」と目が留まるようなアクセントがあったり、何とも言えない絶妙なカラーリングになっていたり。わかりやすくてパンチの効いたトレンド服もいいですが、ジル サンダーのような今っぽさの表現こそ、ハイブランドならではかなと思います」
しわ加工のレザーバッグは
ストライプでしゃれ感たっぷり!
「とにかくキャッチーだし可愛い……けど可愛すぎないバッグ。しわの加工をしているレザーの質感もあるけれど、実は太めにとったストライプの幅が絶妙。柄のバッグってメンズだと珍しいし、アクセサリー感覚のバッグは小さいサイズのものが多いけれど、これは大きくてパンチもあるデザイン…なのに洋服の邪魔をしないというところが他にはない!立体感のあるハンドルもアイキャッチですね。ちなみにジル サンダーの小物はシンプルだけどキャッチー、というものが多くて、今回あわせたニットキャップもネクストトレンド必至です」
“バッグで柄”というと難易度高く思えるかもしれないが、さすがジル サンダー!な出来栄えのストライプバッグ。ベーシックなデニムのセットアップはもちろん、シャツやスラックスにもなじむ上品な色合い。独特のしわ加工と縦長のフォルムもモダンなムードをけん引する。トートではなくハンドルというのも新鮮で、どこかショッパーのようなカジュアルさも感じさせる。エンボスのロゴもさりげないので、ロゴTや柄のシャツにも合わせやすい!
新鮮なフラワー柄のパンツは
シルエットに技が光る!
「個人的に、ジル サンダーのパンツっていいなと毎シーズン注目していて、実際に何本か持っています。最初にお話しした、シンプルなのに意外性のあるディテールが光る、ということに通じると思いますが、ジル サンダーはパンツに特徴のあるブランドだと思っています。あるシーズンは股上がすごく深くなっているとか、ちょっとひねったデザインがしばしば登場するんですよ。これはシャツでなく、パンツで花柄というのがまず目新しいと思いました。さらに注目は、3つのパネルに分かれている、ちょっとストリートなシルエット。裾のスリットも今っぽいですよね。花柄が可愛い印象なんですが、あえてストリートなロンTとTシャツの重ね着とかにあわせるのがおすすめです」
花柄のアイテムは顔から遠いボトムで投入することで、意外にも万人に馴染むので、「似合わないかも」と思わずトライしてみよう。黒ベースにピンクの花柄というのも子供っぽくならないポイントで、さらにジル サンダーオリジナルのヴィスコースレーヨンの生地も大人っぽさを底上げしてくれる!
ファーストバイに推したい【ジル サンダー】
ワードローブ コレクションのコートとパンツ
「迷ったらこれ着ておいてください、と自信を持って推せるパンツとアウターですね。実はジル サンダーってセットアップも豊富なんです。これは究極の定番服が揃う『ワードローブ』コレクションのアイテムです。黄みがかったグリーンともベージュともグレーともつかない曖昧なカラーがまず魅力的。中にシャツを入れてワントーンっぽく着るのもいいし、ベージュやグレーのアイテムとも相性がいいと思います。パンツはノータックのゆるやかなテーパード、だけどセンタープレスもはいっていて、いろんなシーンやトップスとあわせて楽しめますよ。アウターはミニマムなのに衿だけ少し大きいところがジルサンダーっぽさ満点。なんてことないようでありながら、ちゃんとアクセントがあるので、この秋冬は難しいことを考えずにこの組み合わせで着れば、即・最高におしゃれ、がかなうと思います!」
繊細な色合いのステンカラーコートとパンツでつくるワントーンのコーディネート。シューズもグレーをピックして中間色だけでコーディネートするとモダンで軽やかな雰囲気がさらにアップ。ドレス感のあるセンタープレスのスラックスは、明るい色合いだから、意外にもスウェットなどにもハマる万能選手。ステンカラーコートの襟はやや大きめで、視線を上にあげてくれるだけでなく、さりげなく小顔にみせてくれるところもうれしいかぎり。
問い合わせ先
ジルサンダージャパン
TEL:0120-919-256
※本文中のサイズは、W=ヨコ、H=タテ、D=マチです。
Photos:Keita Goto[W] Hair&Make-up:Ryoki Shimonagata Stylist:Yoshiaki Komatsu Models:Eriya Sosuke Ogata Rio Ogata[They are MEN’S NON-NO models]
中村
メンズノンノ編集部
ハイブランドからコスパアイテムまで、ファッションとカルチャー企画を担当。服を買うときは直観重視で、色や柄、素材にぐっとくるポイントがあると即決! ジュエリーと靴と猫とコーヒーが好き。
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