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シンプルは深淵で、デザインの塊は細部に宿るとか…。だから定番品こそ、隠れたこだわりの詰まった“本当にいいもの”を。トレンドに囚われず長く愛せるものに目を向ける「名品図鑑」連載の、第36回のテーマはフーディ。ラクに過ごせるカジュアルウェアのフーディは、メンズファッションのマストアイテム。リラックスしたい日によく着るウェアだからこそ、油断すると部屋着見えしてしまう危険性もアリ。簡単にこなれた雰囲気にキマリ、キレイめファッションの外しとしても活躍する優秀な一枚を手に入れたい。そこで今回もファッションプロを選者に迎えて名品フーディ5選を紹介する。
軽さと暖かさを両立
釣具メーカーでおなじみのダイワが立ち上げたダイワピア39。最近は人気セレクトショップとのコラボレーションが話題だが、今回注目するのはインラインのフーディ。今どきのゆったりとしたシルエットで、裏毛仕様だから寒暖差が激しい季節も快適に過ごせる。スパンポリエステルを採用した生地は非常に軽く、着心地も抜群。「フードのサイズバランス、リブのホールド感など細部のこだわりが魅力です。上はパーカ一枚で、スラックスと合わせて少し上品に着こなしたい気分です」。(百々 南/ビームスPR)
希少な編み機が生む
極上の着心地
最高の着心地を追求したカンタータのフーディパーカ。希少な吊り編み機でゆっくりと時間をかけて編んだスウェット地はモチモチとした肌触りがたまらない。生地の縦縮みを抑えるリバースウィーブ製法、フラットシームのステッチなど、ビンテージのディテールが男ゴコロをくすぐる逸品。「毎日着たくなるほどの着心地のよさが魅力です。ジャケットやスプリングコートのインナーに差し込んで、適度にラフなスタイルを楽しみたいです」。(杉村 直人/1LDK プレス)
GIZAコットンの上品な光沢感
エジプト綿の一種であるGIZAコットンを使用した生地は上品な光沢となめらかな肌触りが特徴。やや短めのコンパクトな丈感だから、1枚だけでの着用はもちろんのことシャツとのレイヤードにも好相性だ。「最近トレンドのネイビーがおすすめ。このパーカとキレイめなチノパンやスラックスで大人っぽく合わせたいですね」。(児玉 孝志/green label relaxing PR)
タフさとデザイン性が魅力
スウェットの原型を作った老舗メーカー、ラッセルアスレチックからエディフィスのための別注パーカが登場。生地にはラッセル定番のハイコットンを使用しており、タフで耐久性が強いからガシガシ着まわせる。背面に施されたグラフィックとエディフィス限定のカラーリングが生む、レトロな雰囲気が洒落ている。「これ一枚だけでもキマりますが、インナーに綺麗なシャツを着たりブレザージャケットを羽織ったりと、シックなアイテムの外しとして使ってみたいです」。(桂 大地/エディフィスPR)
ニット生地のモダンな一着
柔らかくコシのあるコットンカシミヤのニット生地を使用。上質な素材とニット生地が生む綺麗な落ち感によって、カジュアルなフーディをモダンに仕上げた。ややルーズなシルエットだからこなれ感もあり、スタイルを選ばず楽しめる一着。「コットンカシミヤのもっちりとした素材感と光沢感が上品で素敵です。この春は柄のパンツや発色の良いパンツと合わせたいですね」。(田中 遥/フリーランスPR)
Photos:Yoshio Kato Stylist:Atsuo Izumi Composition&Text:Takako Nagai
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名品図鑑