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「ユニクロ」のシャツ、ジーンズ、スウェット。僕らのワードローブに欠かすことのできない永久定番名品を、服好きたちはどう差をつけて着こなしているんだろう。オシャレな9人の好印象な高見えコーデをまとめてみた。
「ユニクロ」の高見え着こなし①
吉沢成夏さん/会社員
「SNSではトレンド寄りのアイテムがバズッていますが、僕にとってユニクロはハイクオリティでスタンダードなアイテムを好みのカラーやサイズで見つけるブランド。定番のスウェットシャツは軽くてやわらかくて、春にサラッと着るのにちょうどいい感じ。ジャストサイズはLですが、大きめのカウラムのシャツに合せたくてXLにしました」
「黒スウェット×紺デニムのベーシックなコーディネートは、春らしいブルーのストライプシャツがアクセント。ラフになりすぎないように足元はパラブーツのシャンボードで、品よくまとめました。気温が上がってきたときは、スウェットをこんな風に肩にかけて温度調整しています」
「やわらかくて肌当たりのいいスウェット素材だから、巻き方のアレンジもしやすいんです。ユニクロのスウェットシャツはルックスもクリーンで、カジュアルだけでなくきれいめコーディネートにもマッチして気に入っています」
スウェットシャツ(長袖)09 BLACK
「ユニクロ」の高見え着こなし②
稲井孝太朗/メンズノンノモデル
「最近黒ばかり着ていたので、春は少し軽さのある着こなしがしたいなと思ってグレーのスウェットをチョイス。ヴィンテージっぽいスウェットってヘヴィウェイトのものが多いんですが、ユニクロのは厚すぎず薄すぎず、ちょうどいいあんばいでコーディネートがしやすいんです。アウターを脱いでスウェットイチになったとき、部屋着っぽく見えないように、チェーンアクセサリーを着けました」
「きょうはANIKIで買った古着の革ジャンとアワーレガシーのユーズドっぽいコーデュロイパンツでグランジを意識したコーディネート。足元はラストリゾート エービーのスニーカーで今の気分に寄せました。自分にジャストサイズのXLのスウェットシャツは着丈も短めでバランスがすごくいい。霜降りグレーのスウェットは原点にして頂点といったイメージがあって、一枚は持っていたい思っていました。奇をてらわないユニクロにして正解でした」
スウェットシャツ(長袖)05 GRAY
「ユニクロ」の高見え着こなし③
後藤留維さん/スタイリスト
「普段、色はあまり使わないんですが、カラーアイテムに挑戦したいと思ったとき、ユニクロならためらわずに買えるのがありがたいです。カーキグリーンの古着のパンツをきれいめに見せたくて、このグリーンのスウェットシャツをコーディネートしました。短めの着丈が今っぽくて、裾のリブがしっかりしているので折り返してベルトにかける着こなしもキマりやすい」
「春はコーディネートに軽さがほしくなります。グリーンが映えるようにFROGISALIEN(フロギサリアン)のニットキャップやスニーカーは白でまとめました。スウェットシャツとパンツのワンツーコーディネートは、襟元から白Tシャツやネックレスのチェーンをチラリとのぞかせるなど、ネックまわりにも気を配ります」
スウェットシャツ(長袖)52 GREEN
「ユニクロ」の高見え着こなし④
伊藤快人さん(美容師)
「リジッドデニムで耳付きというのが気に入って、セルビッジレギュラーフィットストレートジーンズのネイビーを選びました。これが3,990円って、スゴイことですよね? 最近は大人っぽく見えるモノトーン系のコーディネートが気分なので、セルビッジデニムは出番が多いです。きょうはフィグベルのネイビーのカバーオールにグレーの古着ニットをデニムにタックインして、クリーンにまとめました。メガネはブラウンのボストン型セルフレームで、かわいげのある感じに」
「足元はカジュアルすぎないサイドゴアブーツ。セルビッジジーンズはロールアップしたとき赤耳がアクセントになるし、抜け感が入れられるのもいいんです。ジャストサイズは31インチなんですが、少しゆるめにはきたくて32インチにしました」
セルビッジレギュラーフィット
ストレートジーンズ(丈標準78.5cm)69 NAVY
「ユニクロ」の高見え着こなし⑤
浅野 亨さん(スタイリスト)
「ずっとユニクロのタートルニットを愛用していて、きょうも着ていますが(笑)、今回ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズに初挑戦。噂にはきいていたんですけど、リジッドでもちょっとだけストレッチがきいているからヒップまわりに沿う感じがとても気持ちいいです。ステッチの色などが目立たず、クリーンにはけるスリムフィットを1インチアップの32インチで、テーパードストレートのようなイメージではいています。きょうはフジのストライプシャツとニューバランス576でカジュアルよりのコーディネート」
「レングスはちょっと長めでも、切らずにロールアップしています。シューズのボリュームや着こなしに合わせてロールアップの幅を変えるのも楽しいんです。シルエットがすっきりしているので、どんなトップスでもバランスがとりやすいのも魅力」
ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ 69 NAVY
「ユニクロ」の高見え着こなし⑥
小方蒼介(メンズノンノモデル)
「ユーズド感のあるブラックデニムを探しているときに、ユニクロのこのレギュラーフィットストレートジーンズを見つけました。シルエットも色落ち具合も理想的な一本。加工のせいかデニム生地がやわらかくて、フィット感もバッチリで、動きやすいんですよね。このチェックのネルシャツも数年前のユニクロですが、ユニクロはどのアイテムも生地がいい! インナーのラッド ミュージシャンのTシャツとオニツカタイガーのレザースニーカーは黒でまとめて、カジュアルになりすぎないようにしました」
「サイズは31インチがウエストもレングスもぴったりでした。レッグ部分にもゆとりがあり、僕が気に入っているドメスティックブランドのデニムと同じような感覚ではけます。ユニクロのジーンズはヒップポケットがノーステッチで、どこのブランドか一見してはわからないところもナイスです」
レギュラーフィットストレートジーンズ
(丈標準78.5cm) 06 GRAY
「ユニクロ」の高見え着こなし⑦
佐々木翔伍さん
(フレッシュサービス スタッフ)
「定番で間違いのないクオリティがユニクロの魅力。だから毎日身に着けるような消耗品を買うことが多いです。オックスフォードシャツは生地の目が細かいので、いわゆるオーセンティックなアメトラのものよりもクリーンな印象。一番上までボタンを留めてかっちり着たくなるデザインです。ネックまわりにもほどよいゆとりがあり、着ていて苦しくなることがありません」
「アウターやパンツはビッグシルエットを着ることが多いんですが、オックスフォードシャツはジャストに近いLサイズです。きょうはフレッシュサービスのネイビーのパンツに足元はニューバランスの990v6、キャップはTHE H.W.DOG&COというコーディネート。幼く見えないよう小物をベージュやグレーといった落ち着いたトーンでまとめています」
オックスフォードシャツ(長袖)
64 BLUE
「ユニクロ」の高見え着こなし⑧
中塚凌空(メンズノンノモデル)
「ユニクロはファッションとしてだけでなく、生活の必需品としても愛されているブランドだと思います。僕のような大学生にも手に取りやすい価格で、このシャツのようにきちんとした場所にも着ていける服が買えるって最高ですよね。コンパクトに見えてもリラックス感があって着やすいし、高見えするのも気に入っているポイント」
「ピンク系のオックスフォードストライプシャツは、よくあるような明るいピンクではない、大人っぽいパープルに惹かれました。ブラックネイビーでまとめた古着カーディガン&ヴィンテージスラックスのコーディネートに、パープルを差すことでスタイリングに奥行を出しています。韓国のブランド、ソンシンバルのスリッポンや自分のブランド、リウィロの手描きロゴ風キャップでモダンなムードを添えました」
オックスフォードストライプシャツ(長袖)72 PURPLE
「ユニクロ」の高見え着こなし⑨
荒幡征諄さん(スタイリスト)
「モテ服として間違いないネイビーのボタンダウンシャツが2,990円。驚異的なことですが、ユニクロでは当たり前のように売られています。だから老若男女、おしゃれ好きからそうじゃない人にもウケるんでしょうね。誰にもでも似合う定番がたくさんあって素晴らしい! 最近僕はシャツ・オン・シャツがマイ・ブームなので、このネイビーのオックスフォードシャツはXLを選びました。サイズ展開も充実しているから、着こなしに合わせて選べて最高!」
「70’sカルチャーが好きで、ラングラーの古着ベルボトムに古着のマルチカラーシャツ、足元はピンクのコンバースといったヒッピー風の着こなしが多いんですが、ユニクロのオックスフォードシャツを合わせるとだいぶ品がよくなるんですよ。古着ばかり着ている自分にとって、清潔感や好印象を足せるユニクロは本気でありがたいです」
オックスフォードシャツ(長袖)69 NAVY
Photos:Erina Takahashi(still&snap) Stylist:Toru Asano Composition & Text:Hisami Kotakemori
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