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マンネリしがちな「黒ダウン」の着こなしを、オシャレな人たちは「黒い革靴」で大人っぽくブラッシュアップしていた! スナップ常連の服好き5人が提案するリアルな着こなしをチェックして。
黒ダウンと黒革靴の正解着こなし①
ジャケット:ユニクロ カーディガン:古着 Tシャツ:古着 パンツ:ケンゾー シューズ:フェラガモ
塚下龍弥さん/アパレルスタッフ・モデル
「デザインは至ってシンプルなのですが、750フィルパワーとアウトドアブランドのダウンに引けを取らない軽さと暖かさを持っていることに驚きました。フードを取り外せるのもうれしいポイントです」。
「好きな古着とユニクロを合わせました。ポリエステルのダウンに対して、起毛のパンツやレザーシューズを選んで、少し大人っぽく、品のあるコーディネートを意識しています」。
「電車や建物の中に入ってダウンを脱いだときのことを考えて、インナーのカーディガンとTシャツはダウンと同系色の落ち着いたカラーリングアイテムでまとめたのもポイントです」。
「足もとはコーディネートの邪魔をしない、シンプルなデザインのローファーを履くことが多いですね(笑)」
着こなしたのは…ユニクロ
「パウダーソフトダウンジャケット」
特殊技術「NANODESIGN™※」を使用し、ダウンならではのふくらみのあるソフトな風合いや上品な微光沢を実現したユニクロの新作ダウン。お尻が隠れるくらいの着こなしやすいミドル丈で、着まわしの幅が広がるシンプルなデザインだ。
※「NANODESIGN™」は東レが開発した繊維をナノレベルでデザインすることで、質感や機能を自由自在に創り出すことができる技術。
黒ダウンと黒革靴の正解着こなし②
ジャケット:パタゴニア スウェット:古着 パンツ:カーハート シューズ:ティンバーランド キャップ:古着
松本拓朗さん/アパレルデザイナー
「光沢のないマットな質感が僕好み。そしてジャストサイズのシルエットがいい意味で新鮮でセレクトしました。リサイクル・ナイロン100%素材を使用したりと、中身は今っぽいというのもお気に入りのポイントです」。
「レトロなダウンジャケットには、エイサップ・ロッキーのスウェットシャツやキャップで遊び心をプラス」。
「そして今日はこのカーハートのパンツがはきたくて。アメリカのワークウエアブランドらしいディテールとサイズ感がお気に入りです。最近の流行はタイト目のパンツにシフトチェンジしている印象ですが、僕は変わらずワイドシルエットが好み」。
「足もともブラックで統一してまとまりのあるように意識しています。すべてアメリカのブランドなのもポイントです」。
着こなしたのは…パタゴニア
「メンズ・ダウンドリフト・ジャケット」
ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%のシェルに、600フィルパワー・リサイクル・ダウンを封入。機能性や物作りの面で現代的にアップデートしながらも、味わい深くレトロなルックスが秀逸。雨や風など、荒れ模様の天候でも保温性を損なわず、快適な着心地に。
黒ダウンと黒革靴の正解着こなし③
ジャケット:ユニクロ ニット:古着 パンツ:古着 シューズ:ドクターマーチン
大熊凜也さん/学生・モデル
「このウィンタースポーツウエアのような着丈の長いディテールに目が止まりました。タグを見てみるとまさかのユニクロ! 機能性もフィルパワー750以上のダウンと中綿が入っているので軽くて暖かいのが魅力だと思いました」。
「ダウンジャケットのすっきりとしたシルエットを活かして、下にバギージーンズを合わせてAラインに仕上げました。今回はフロントジップを閉じて着用しましたが、サッと羽織って開けて着ても◎。どんなコーディネートにもハマる一着だと思います!」
「パンツはカジュアルなアイテムのバギージーンズを。足もとはブラックのレザーシューズをチョイスして、全体で見たときにきれいな印象になるようにしました」。
着こなしたのは…ユニクロ
「ハイブリッドダウンパーカ(3Dカット)」
本格的なウィンタースポーツウェアのディテールを採用しており、脇から袖下までの一つながりのパーツと、背中から肩の立体的な構造で、腕が上げやすく前に動かしやすい。暖かさと軽さ、シルエットの良さを実現する、ダウンと機能中綿のメリットを兼ね備えたハイブリッド構造。フードが立体的なデザインに一新され、襟の立ち上がりが綺麗なのもポイント。
黒ダウンと黒革靴の正解着こなし④
ジャケット:アークテリクス トップス:ブランディー メルビル パンツ:アクネ ストゥディオズ 靴:アワーレガシー 帽子:H&M ネックレス:オールブルーズ サングラス:古着
アークテリクスのダウンジャケット
HARAさん/美容師
「こちらはアークテリクスの『セリウム』というモデル。軽いのにかなり暖かくて気に入っています。冬服を選ぶ際には、おしゃれなことはもちろん暖かさも大事なポイントなので、まさにそんな理想にぴったりの機能的なアイテム」。
モノトーンでまとめつつ、
Aラインのシルエットで変化をつける
「ダウンジャケットのミニマルな雰囲気を生かして、コーディネートの色味はストイックに黒のモノトーンでまとめつつ、パンツでAラインのシルエットを作って変化をつけました!」
「保温性がしっかりしているから、インナーは薄手のものでOK。フードも付いているので、首元までしっかりと暖かいです」。
「アクネストゥディオズのデニムパンツを使って、ダウンから足元にかけてAラインのシルエットが出るように意識してみました」。
アウトドア感があるダウン、色落ち加工が施されたカジュアルなデニム、端正なアワーレガシーのレザーブーツといった、それぞれ異なった印象があるアイテムも、すべてブラックをチョイスすればまとまりがある仕上がりに。
「帽子も見た目の通り、しっかりと暖かくて重宝しています(笑)」。毛足長めの帽子、カラーサングラスといった顔まわりのアイテムのチョイスが今っぽい。
オールブルーズのシルバーネックレスがモノトーンのなかに映え、首元に華やかな印象を与えている。
黒ダウンと黒革靴の正解着こなし⑤
パンツ:シュプリーム ジャケット:ザ・ノース・フェイス 靴:ソンシバル
中塚凌空/メンズノンノモデル
「アウターにはザ・ノース・フェイスのバルトロライトジャケットを選びました。街にもちょうどいいブラックボディなんですが、テックなディテールと同系色の切り替えがどこか無骨で、色落ちデニムとも相性抜群!」
「デニムがワイドなので、バルトロはジャストサイズをセレクト。上をコンパクトめにまとめて、今っぽいシルエットバランスにしてみました! キャッチーなアイテム同士を組み合わせるときは、着られないように色々と計算してコーディネートを組むようにしています(笑)」
「このシュプリームのデニムは、太いんですけど太すぎない絶妙なシルエットとさわやかなアイスブルーの色落ちがお気に入り。古着っぽいルックスなのに、実はシュプリーム、というギャップもおもしろいかなと思ってます」
「ワイドなんですが、ストンと落ちるシルエットがすごくキレイですね。裾のたまり具合も気分にぴったり。暗いトーンになりがちな冬コーデに、あえてこれくらい色落ちしたデニムで寒色を取り入れたのがポイントです」
「バックポケットにさりげなく入ったロゴが可愛い。白×赤の刺しゅうであしらわれた“おなじみのほうじゃない”クラシックロゴもほどよいアクセントになっています」
「サイドとバックはこんな感じです。どこから見てもオーセンティックなんですが、ストリートとアメカジのムードがミックスされていて本当にカッコいい!」
「スニーカーでも革靴でも文句なく決まるので、着回しやすいんです。今日は大人っぽくしたかったので、レザースリッポンをセレクト。デニムのシルエットに合わせて、ボリュームのあるモデルにしました!」
Photos:Ibuki Tamura Kaho Yanagi
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