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登場してから長い年月、トレンドに左右されることなくおしゃれ好きを魅了する名作アウター。見れば誰もがすぐ「ソレ」とわかる完成されたスタイルを持ち、そのカテゴリーの原型として君臨する。誕生から今も人気を集める名作の歴史や背景、最新モデルのコーディネートまで徹底解説!
Barbour
バブアー
BEDALE
ビデイル
「バブアー ビデイル」の正解着こなし
1.オーバーサイズのワックスドコットン
ビデイルをホワイトパンツで洗練
オーバーサイズモデル[インライン]
バブアーのワックスドコットンのビデイルは細い順にスリム、クラシック、オーバーサイズと3つのシルエットがある。カジュアルに振りやすいオーバーサイズを、ホワイトカーゴパンツとティンバーランドのブーツでコーディネート。衿もとからファーフードをのぞかせ、旬のニット帽や手袋を加えて、ミリタリー×ストリートの着こなしに。
2.ノンワックスのブラックビデイルで
カジュアルコーデを品よく仕上げて
ビームス プラス[別注]
ビームス プラスは一番スタンダードなクラシックフィットを撥水・透湿・防風性を備えた機能素材で別注。マルチボーダーニットTにコーデュロイパンツ&コンバースという90’sスケーター風のカジュアルも、ビデイルをはおれば品よく決まる。
HISTORY
英国王室御用達の
乗馬用ジャケットという品格も魅力に
ジャケット¥59,400/バブアー パートナーズ ジャパン
セージグリーンがブランドの顔。
1894年に創立された英国の老舗ブランド、バブアーから、1980年に乗馬用ジャケットとして発売されたビデイル。バブアーを象徴するワックスドクロスを使用して、防寒のためコーデュロイの衿にチンストラップ、アウトドアで便利なマチ付きポケット、乗馬の際に裾さばきがよいサイドベンツ仕様と、機能的に作られている。
1980年の発売当初は4つのフラップポケットだったが、1989年から90年にかけて上2つがハンドウォーマーポケットに変更された。
バブアーは創業の地、北海に面したサウスシールズの港町で働く労働者のために、撥水性と防風性を備えたワックスドクロスを開発。その性能が評判を呼び、バイク用スーツでヒットを飛ばし、英国軍の潜水艦のユニフォームも手がけた。そして1960年代から英国貴族向けのカントリースポーツアウターに着手。ビデイルはロイヤルワラント(王室御用達の認証)を授かる名品となった。欧米では撥水ジャケットの定番として、おしゃれ通に愛され、日本でもセレクトショップの別注によって知名度がより高まり、現在の人気につながっている。
Photos:Shuhei Tsunekawa(model) Naoki Seo(still) Hair & Make-up:Yosuke Akizuki Stylist:Takumi Urisaka Model:Kazuma Anzai[MEN’S NON-NO model] Composition & Text:Hisami Kotakemori
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