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世界がまたちょっとずつ動きだしたら、僕らの視野も興味の幅も、どんどん広くなっていく。気になるあの街のとびきりおしゃれな人は、どんなふうにファッションを楽しんでいるんだろう? 心躍る夏に向けて、5都市の街角からスペシャルなスナップをお届け。今回は東京!
ルールは作らず
自由にファッションを楽しむ
Mercy / マーシーさん
Job|美容室アシスタント
Like|BackChannel、BIG MAC、C.P. Company
Instagram|@mercy__098
▼about MY STYLE
「今年の秋にオープンする美容室『Nu:v』へ入社が決まり、今はそれに向けて系列店の『OOO YY Space』で4月からアシスタントとして奮闘しています。実はサロンに一度も同じコーディネートで出勤したことがなく、自他共に認める服好き! 僕のスタイリングの持ち味は、いろんなテイストにチャレンジして、振り幅が広いところです。スタイリングを組むときは、自分の体格を理解して"サイズ・素材感・色"のバランスを意識することが大切。なかでも、色は特に気を使っています。
例えば、僕はあまり体が大きくないので発色のいい色を着ると、どうしても子どもっぽく見えがちに。でも淡い色や無彩色を組み合わせると優しい雰囲気を残しつつ、おしゃれに見えるんです。さらに小物まで色を合わせると洗練された雰囲気になります。スタイリングイメージは、SNSよりも昔の雑誌から得ることが多く、たまに大好きな音楽やダンスからも。ラッパーのBIMやKID FRESINOのMVやライヴ動画を観て、衣装を参考にしています。最近はレコードショップで働いている友達に教えてもらいながら、レコードをコレクション中。あと服装がまとまらないときの隠し味的なアイテムとして使えるキャップも、いつの間にかこんなに集めていました! 改めて自分のことを考えるとこだわりが強いですね(笑)」
— DAY1—
変化球アイテムで存在感を忘れない
Polo shirt — Used Vest — Used Pants —DAIRIKU Shoes — G.H.BASS × FRED PERRY Bag — ERNEST W. BAKER Sunglasses — BOSE Bangle — UNDERCOVER
「大好きな古着屋『DOWN TWIN』で購入したサッカーの審判服に、ポケット付きアウトドアベストをオン。シルエットのきれいなダイリクのペインターパンツは、ややフレアぎみなので脚長効果も狙っています。一見シンプルですが、よく見るとおもしろいアイテムを合わせて存在感が出るようにしました。珍しいオーディオサングラスは、先輩からの誕生日プレゼント。職場のある代官山にはほぼ毎日通っていますが、やっぱりいまだに憧れの街ですね」
— DAY2—
サロンではキレイめなレイヤードスタイル
Shirt — FRED PERRY T-shirt — CarService Jumpsuit — Dickies Sneaker — CAMPER × Kiko Kostadinov Watch — G-SHOCK
「スタイリングにルールは作らず、何でも試す派なので、ラグランのロンTに半袖シャツを重ねるのもアリかなって。つなぎの袖を腰に巻き、ウエストマークの重心を上げてスタイルアップに。サロンには毎朝8時半に来て、スキルの向上に励んでいます」
— DAY3—
色数を絞ってコーディネートに統一感を
Shirt — Used Tank top — SECOND/LAYER Pants — MARNI Sneaker — Onitsuka Tiger Bag — TICKET TO THE MOON
「シックに仕上げたいときは、変に差し色を入れるよりも色数を絞り、統一したほうがスタイリングの完成度がぐっと上がるんです。例えばスニーカーとバッグ、ショーツはカーキに。ソックスは生成りのタンクトップと合わせて。アースカラーの配色でばっちりキマりました!」
— DAY4—
定番のクラシックなストリートスタイルに
Shirt — Stüssy Vest — Used Pants — Wrangler Sneaker — NIKE Cap — EM Records Sunglasses — Used
「クラシック×ストリートな着こなしは、僕の定番。キャップはあえて大きめをかぶって、こなれ感を出すのがポイントです。テック系からサッカーユニフォームまでそろう『DOWN TWIN』(@downtwin)はお気に入りの古着屋。スタッフの高橋さんとは、洋服以外の話で盛り上がることもしばしば。靴を脱いで上がる感じもいい」
— DAY5—
オフは野暮ったいデニムコーデもアリ!?
Cut and sewn — Patta Jeans — ERL Sneaker — New Balance Beanie — STOCKHOLM SURFBOARD CLUB
「普段は清潔感のある格好を意識していますが、休日はあえて野暮ったくワンツーコーデに。アムステルダムのカルチャーレーベル、PattaのボーダーTに、古着ライクなERLのウォッシュドデニムをチョイス。モヘアのビーニーをかぶって、さりげなく異素材で抜け感を出してみました」
— DAY6—
ダンスの時も小物でメリハリと自分らしさを
Shirt — Used Jeans — Used(Calvin Klein) Sneaker — Last Resort AB Glasses — OLIVER PEOPLES Beanie — Evisen Skateboards
「ダンスの練習によく使っている駒沢オリンピック公園で、今日はBボーイっぽく! ボックスシルエットの花柄シャツに、七分丈のデニムショーツを。ゆったりしたシルエットでまとめつつ、チラッと肌見せしてメリハリが出るように。ルーズソックスやベルトを活用し、僕らしさを加えています」
— DAY7—
スポーティな装いは黒で引き締めて
T-shirt — Used(NIKE) Vest — Used(CIVILIZED) Pants — Used(NIKE) Sneaker — adidas Cap — RADD LOUNGE
「下北沢にはレコードショップに行ったり、古着屋を巡ったり。隠れ家的な魅力のある『Blue Monday』(@cafebar_bluemonday)には休憩がてら、よく立ち寄っています。ここのエビピラフが絶品なんです! 上下ナイキ+ナイロンベストのコーデは、スポーティに見えすぎないようソリッドな黒を締め色に。首にかけたヘッドフォンは音楽を聴く以外に、アクセサリーとしても効果的」
Photos:Arata Suzuki[go relax E more] Interview & Text:Sayako Ono
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