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本誌でも毎号活躍する、スタイリストの泉さんと庄さん。仲良しの2人が、メンズノンノ読者のみんなにオススメしたい“バリューな服”を探し求めて街へ。
予算は1人¥20,000。4つのショップを巡った結果、庄さんがプロの目線で選んだ7品とは…?
※商品の在庫・価格は2021年5月上旬時点のものです。
毎シーズン買い足したい、
“キャッチーさ”を求めて
ネイビーの“ルックサック”
リュック¥6,380/SLIDER STOREE
庄さん
リュックサックに見えるナップサックなの、コレ。
泉さん
本当だ!
庄さん
ナップサックって、肩紐がずれてくるのがイヤじゃん?でもこれはストラップがずれない仕様になってる。そのうえリュックよりはだいぶラフというか身軽なテンションなのがめちゃくちゃ今っぽい。
泉さん
リュックのショルダーストラップって太くて結構主張があるもんね。
庄さん
そうそう。容量もちょうどいいんだよね。タフなナイロン地で、可愛げある見た目と実用性が両立されてる。
レザーのハンチングとプロファイブの白T
ハンチング¥5,500・Tシャツ(プロファイブ)¥1,320/ダメージドーン2nd
庄さん
プロファイブのTシャツは、6.7ozの地厚な生地。僕、夏のTシャツはコットン100%が着心地もいいし、見た目のカジュアルな感じも好きで、オススメしたいなと。それと、ネックがしっかり太いのもポイント。ヘタりにくいし、夏にTシャツ+パンツっていうシンプルなコーディネートになったときも、物足りなく見えないんだよね。
泉さん
一枚で着ても透けないってのも実用的だね。
庄さん
あとさ、こんなことにこだわる人あんまりいないかもだけど、“プロファイブ”ってメーカー名も好き。実はその前に“プロクラブ”っていうL.A.のブランドがあって。そこと関係ないのに“プロファイブ”って名乗っちゃうノリがまさにL.A.!
泉さん
テキトー感がいいってことだよね。
庄さん
このウィナーキャップスのハンチングもそう。タグまで可愛い。
泉さん
ちゃんとレザーなんだね。これで¥5,500なの?すごい。
庄さん
程よく主張があるのに、コーディネートになじむんだよね。デザインはベーシックだから。前後逆にかぶるのも、メンズノンノ世代にはいいかも!
US軍のコンバットパンツ
パンツ¥3,900/中田商店
庄さん
本当に、お店の棚を掘り返してGETした一本。
泉さん
不思議とモダンに見える。
庄さん
カモ柄はミリタリーの定番だよね。そして色々種類がある。これはデジカモ柄。柄の中の色同士のコントラストも優しいから“迷彩”がちょっとストリートなノリになる。
泉さん
脛のポケットがリアル感あるね。
庄さん
たぶん、しゃがんだ時にさっとアイテムが取れるようになっているのかと。あと、軍モノに関してはとにかく僕も“サイズ感”が肝かと!!
泉さん
これ、すごい試着してたね。
庄さん
軍パンは、やっぱりユニフォームだから。色んな体型の人に合うようにサイズバリエが豊富。ショートとレギュラーが必ずある。絶対両方履いてから買ったほうがいい!
泉さん
軍モノはサイズ超重要だよね。
庄さん
重要だね。モノによっては、ビッグシルエットを選んだほうがファッション感がアップする場合もあるし、あえてコンパクトなものを選んだほうがいい場合もあって。これはなかなかルール化しづらい。でもサイズ展開だけは豊富なので、着てみるのが一番失敗しにくいと思います。
泉さん
中途半端なものを選ぶと失敗しがちかもね。
庄さん
それにさ、¥3,900だよ。素材もリップストップだし、相当頑丈!
反射バンド・安全コード・パックソックス
LED付き反射バンド¥536・布製安全コード¥1,298・ソックス(5足セットで)¥987/スーパービバホーム豊洲店
庄さん
僕が愛する、スーパービバホーム豊洲店。今までは結構靴を買うことが多かったんだけど。
泉さん
今日は小物を攻めたね!
庄さん
いや、覗いてみたら面白くて。この反射バンドは、チャリに乗るときにパンツの裾とかに付けるのももちろんいいし、普通に手首に巻いても面白いかなって。
泉さん
しかも、スイッチ押すとLEDが光る!
庄さん
いつ光らせるのかは分からないけど、こういう機能をファッションの遊びとして楽しみたい。しかも、¥536だよ?
泉さん
信じられないくらい安い(笑)。
庄さん
このね、コードもいいんだよね。色がいい。布製ってのもいい。ウォレットチェーン流行ってるけど、こういう布モノで差をつけるのもアリかなって。しかも伸びるから、鍵とか付けとくと便利なことこの上なし!
泉さん
色も夏らしくていいね。ソックスは?
庄さん
泉君の視点とは真逆かもだけど、僕は靴下は“ずり落ちない”が好きなんです。これはいい。
泉さん
甲にもふくらはぎにもサポートが入ってるんだ。
庄さん
しかもさ、5足で¥1,000しないってすごくない?!コレ、ビバホームさんのオリジナルなの。
泉さん
目の付けどころがいいね。
庄さん
オリジナルも優秀!これからも通わせてもらいます!
カルチャーまで、
楽しんで掘り下げる!
庄さん
安いにしても“ホンモノ”であることがすごく大事だと思っていて。産地とか、メーカーのバックボーンとか。
泉さん
そういうこと、ほんとよく調べてるよね。
庄さん
このメーカー何?って思ったら、今は調べるのも簡単じゃん?だからどんどん掘ってみる。お店もそう。
泉さん
たしかに。中田商店のミリタリー、スーパービバホームのワーク、はホンモノだもんね。
庄さん
ビバホームで買った安全コードとかもまさしくそうだよね。あれは工事現場や高いところで働く人のためのもの。
泉さん
上から荷物や工具を落とさないために!?
庄さん
そう!だから実は1kgまで耐久性があるという。
泉さん
へ~!!!
庄さん
“実はこうなんです”っていう機能と、機能が付いた理由みたいなことを知るのが面白い。HIPHOPからワーク、ミリタリーまで、何でも。デザインとかメーカーの、背景や理由にこそカルチャーがあると思う。
泉さん
機能がついてる理由を知ると楽しいよね。そのうえ機能性がよければ実際に長く着られるし、コスパもいいよね。
2人の買い物の様子はこちらで!
最終回(7/2)は、2人の考える
“価値のあるバリュー服”論議。
ショップ情報はどう仕入れる?
安い服で失敗しないコツは?
など知りたいポイントを大公開!
Photos:Kanta Matsubayashi Stylist:Atsuo Izumi Masashi Sho Movie:Kota Tsukamoto
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