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スニーカーはおしゃれ男子の必須アイテム。名品スニーカーの歴史や変遷を解説する連載の第9回は、<と★の組み合わせがスタイリッシュなコンバース シェブロン&スター。今もスケードボーディングやアウトドアシューズに採用され、アイコンとして人々を魅了!
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コンバース
シェブロン&スターの歴史
1975年に生まれたランニングシューズがルーツ!
最初はランニングシューズ、すぐにバッシュにも採用されコンバースの顔となっていったシェブロン&スター。右ページは1979年発売の名品「ワールドクラスマラソナーⅡ」、左ページはオールスターのバスケットボールシューズのアップデート版「オールスター キャンバスⅡ」。
バッシュのイメージが強いコンバースだが、70年代にはランニングシューズでも一時代を築き上げた。先駆けとして1975年に発売されたのが「オールスター トレーニングシューズ」。そのシューズにあしらわれたのがシェブロン&スターだった。当時のアメリカは空前のジョギングブームで、スポーツシューズブランドがこぞってランニングシューズを発表。
1976年に発表された「プロレザー」。1986年のバッシュの名作、「ウエポン」にもつながっていく。
ちなみにシェブロンは紋章の山形(逆V字)を意味する。もともとは左右のブレをサポートする機能としてデザインされたとされている。シェブロン&スターはランニングカテゴリーのアイコンとして登場するが、1976年にはバスケットシューズの「プロレザー」にも採用され、ブランドの顔となっていく。
1976年のカタログに紹介された「オールスター ナイロントレーニングシューズ」。シェブロン&スターの隣にALL STARの文字が入っている。
ランニングシューズの開発に注力したコンバースは、1976年にレザー製だった「オールスター トレーニングシューズ」のナイロン版を発表。その翌年には“青りんご”の愛称でヴィンテージ市場でも注目された「スターファイヤー」、さらに当時の最新技術を搭載した「ワールドクラストレーナー」も発売され、バリエーションが増えていく。
1977年に発売された星のないシェブロンだけのキャンバスバスケットシューズ「CX-PRO 250」。現在のスケートボーディングのベースになっているアーカイブのひとつ。
80~90年代にはオールスター同様、ファッションシーンにも進出。90年代のスケートシーンではキャンバスのシェブロン&スターを愛用するスケーターが登場。当時、コンバースはパフォーマンスカテゴリーからスケートボーディングシューズを発表する際に、シェブロン&スターを採用した。
コンバース スケードボーディングの「ブレイクスター」のベースとなった1979年発売のキャンバスバスケットシューズ「オールスター キャンバス Ⅱ」。
2006年からはストリートシーンに欠かせないシェブロン&スターが日本で新カテゴリーとして誕生。さらに2018年には日本でもコンバース スケートボーディングがスタート。シェブロン&スターはオールスターと並ぶコンバースの象徴として、巷に定着している。
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コンバース スケートボーディング
プロライド SK OX +
リアルスケーターに向けた本格仕様“+シリーズ”の新作。アーカイブのバッシュを毛足の長いスエードアッパーでスケートシューズにアップデート。ミリタリームードのダークオリーブ/ブラック、ホワイトソールが軽快なブラックの2色展開。シェブロン&スターのアイコンもワントーンというモダンなルックスで、ファッションにも応用しやすい。
スニーカー(コンバース)各¥13,200/コンバースインフォメーションセンター
コンバース スケートボーディング
プロライド SK SNK OX
スケートの基本スペック搭載モデル、プロライドの最新作に注目のスネーク柄が登場! ミリタリーライクなカラーリングで、デジタル迷彩風にも見えるのがスタイリッシュ。トウサイドの外側部分にクリアの補強プリントを入れ、ルックスはそのままに耐久性をUP。
スニーカー(コンバース)¥8,800 ※5月発売予定/コンバースインフォメーションセンター
コンバース スケートボーディング
CX-PRO SK CV V-3 OX
スケートの基本スペックを搭載したストリート向けの“スタンダードシリーズ”から、人気のベルトタイプのデザインが登場。アーカイブのバッシュ「CX PRO-250」がデザインのベース。トウサイドのアッパーが破れるとポップなカラーが現れるギミックが仕込まれている。
スニーカー(コンバース)各¥8,800/コンバースインフォメーションセンター
コンバース スケートボーディング
CS ローファー SK
1996年に登場した「ワンスター ローファー」をシェブロン&スターでスケート仕様に。スリップオンブームの今、おしゃれ男子に最も注目されているモデル。夏スタイルに大活躍間違いなしのオールホワイトは直営店限定カラー。
スニーカー(コンバース)¥9,350/コンバースインフォメーションセンター
コンバース キャンピングサプライ
QAK CP
キャンピングサプライは2020年夏に始動したコンバースのアウトドアシューズライン。1992年のアウトドアシューズ「QUAKE(クウェイク)」をベースに、耐久性、撥水性、防汚性に優れるテフロン加工のリサイクルエコキャンバスアッパーに着脱しやすいゴアレースとコードロックでアップデートした「QAK CP」。トレンド感のあるダークべージュとダークネイビーのワントーンカラーは、コーディネート力抜群。
スニーカー(コンバース)各¥12,100/コンバースインフォメーションセンター
コンバース キャンピングサプライ
RSS CP FR
1995年のクロストレーニングシューズ「RESISTOR(レジスター)」がベース。火の粉が付いても燃えにくいターポリンとPUコーティングのコンビアッパーに、ミリタリーライクな幅広テープ&コブラバックルで脱ぎ履きしやすい一足にしあげた。フューチャリスティックなシルバーが、ストリートからモードまで多様なスタイルのアクセントに。
スニーカー(コンバース)¥13,200/コンバースインフォメーションセンター
問い合わせ先
コンバースインフォメーションセンター(TEL:0120-819-217)
※価格は全て税込です。
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野村優歩さん(エディター)
コンバース スケートボーディング プロライド SK OX +
「昔からコンバースのスケートシューズが好きです。2年前に日本でもスケートボードラインがスタートしたので、すぐに買いました。スケートカルチャーが自分のスタイルのベースだから、シャツはエビセン スケートボード。コム デ ギャルソン・シャツのワークタイプのスラックスを腰ばきせずに合わせてるのがポイントです。スニーカーの配色に合わせて全体をモノトーンで統一して、大人っぽくまとめました」
「コンバースは学生時代からオールスターやアディクトを愛用していました。最近はもっぱらブレイクスター。シンプルながらシェブロン&スターのアイコンがほどよいアクセントになってくれるし、スケートシューズならではの履き心地のよさも魅力です」
須藤和也さん(ビーミング by ビームス オムニスタイルコンサルタント)
コンバース スケートボーディング CS ローファー SK
「コンバースは誰もが一度は履いたことのある定番ブランド。でもシェブロン&スターなら周りと被ることが少ないし、玄人感も出せる気がします。中でもブラックベースのローファータイプのスニーカーは、どんなコ―ディネートにも合わせやすくて重宝。きょうはビーミング by ビームスのジャージー素材のセットアップにランダムボーダーで90’sのスケーターっぽい雰囲気を添えました」
「スリッポンタイプでスニーカーだからラクに履けて、ローファー型なのできれいめな雰囲気になるところが気に入っています。トウ部分がスエードで補強されているのがデザインとしてもアクセントに。シェブロン&スターも同色で上品です」
田中駿也さん(エイチ ビューティ&ユース スタッフ)
コンバース スケートボーディング ブレイクスター SK CV OX
「コンバースは時代に左右されない定番として僕にとってもマストアイテム。秋冬はブラックばかりだったので春は明るい色で足元から変えようとベージュを選びました! 旬のボーダーTシャツとワイドシルエットのホワイトデニム、少しフレンチムードのカジュアルにコティ ビューティ&ユースの3レイヤージャケットとシェブロン&スターでストリート感を添えました」
「コンバース スケートボーディングのシューズはスケボーだけでなく普段使いでもいろいろなシーンで活躍してくれます。デニムはもちろん、僕がよくはいているスラックスともなじみがよいので、色違いの水色も買ってしまいました!」
荻津羅宇さん(デイズ スタッフ)
コンバース スケートボーディング CX-PRO SK OX +
「オールドスクール感のある毛足の長いスエードのシェブロン&スターです。カジュアルなスケートシューズなので、モノトーンベースの落ち着いたコーディネートに合わせました。ジャージー素材のカーディガンセットアップはN.ハリウッド、グラフィックTはアンダーカバーです。シンプル過ぎず、それでいて主張し過ぎない、ほどよいアクセントになってくれるのがコンバースの好きなところです」
「ミニマルなセットアップに、差し色でスニーカーを合わせるのがマイブーム。コンバース スケートボーディングのスニーカーはインソールにグリップ力があり、履き心地もいいんですよね」
勝河 拓さん(ジョイントワークス 新宿店 スタッフ)
コンバース スケートボーディング CS ローファー SK
「オールスターとはまた一味違う雰囲気のシェブロン&スター。そのレトロな雰囲気は今の気分にピッタリです。ジョイントワークスのシャツ地カーディガンとスウェットパンツ、淡い色をベースにしたカジュアルコーデにバーガンディのローファースニーカーでアクセントを。べースボールシャツは古着です。総柄のハットでシェブロン&スターが生まれた70’sっぽいムードも入れました」
「カットオフのスウェットもローファー型だからカジュアルすぎないルックスに。スタイリングに抜け感が欲しいときにも活用しています。革靴もよく履いていますが、全身かっちりさせたくないな、なんてときもローファータイプは合わせいですね」
西田将治さん(チャオパニック ティピー ベースヤード トーキョー 原宿店 ショップマネージャー)
コンバース キャンピングサプライ QAK CP
「コンバースといえばオールスターのイメージが強いですが、最近はこんなアウトドアシューズも出ているのが新鮮でした。しかも歴史あるシェブロン&スターのロゴはアイコンとして残しながら、時代にフィットするシューズをつくっている。旬のルー バイ チャオパニック ティピーのフィッシングシャツとテックジョガーパンツのセットアップにコーディネートしました。ダークベージュに合わせて全体をワントーンでまとめ、ペールブルーのTシャツやザ・ノース・フェイス パープルレーベルのマドラスハットでアウトドアに振れすぎないようにバランスを取りました」
「コーデュラエコキャンバス、ゴアシューレースなどアウトドアなギミックたっぷりですが、どこか都会的なデザインで今のファッションにマッチします。これからのシーズンはショーツに合わせて、アースカラーのコーディネートを楽しみたい」
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Composition&Text:Hisami Kotakemori
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