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メンズノンノ6月号で専属モデル卒業を発表した山本涼介、三宅亮輔、遠藤史也、ミッチェル和馬、髙見翔太の5人。本誌で収めきれなかったスペシャルインタビューをお届けします!
ミッチェル和馬「真剣に仕事をしながら、ファッションの話をする楽しい時間もたくさんあった」
端正な顔立ちをした清々しい空気感を纏う好青年、ミッチェル和馬がオーディションにやってきたのはおよそ3年前。現在、人気のボーイズグループ、INTERSECTIONのメンバーとして活躍しているのだが、メンズノンノモデルになったときはまだデビュー前。「すべてが新しかった」という当時のことを思い出す。
「僕よりカッコいい人がオーディションのときからたくさんいて、少し不安もありました。そして、無事合格して撮影を経験していく中で『僕もカッコよくならなきゃ!』『服をカッコよく着こなさなきゃ!』って思うようになって。モデルデビューした頃の写真を見ると、若かったなって驚きます(笑)。それからたくさんの刺激を受けて、僕のセンスは磨かれたと思います」
まもなくしてミュージシャンとして活動の幅を広げ、多忙な日々が続いた。自信をつけるとともに、生活でもちょっとした変化が起きてくる。そのひとつが…。
「ちょっと高い服を買っても家族に怒られなくなりました。親に『自分で貯めてるお小遣いならいいよ』って言われて(笑)。これまで着たことなかった派手な服などファッションでも冒険するようになりましたね。メンズノンノモデルやってなかったら、きっとお母さんにやめなよって言われてたかも(笑)」
ファッションにおいてもチェレンジする姿勢は、数々のクリエイティヴな仕事を通して生まれたものだろう。これまで参加した企画の中で好きな撮影を挙げてもらった。
「すごく好きな写真があって、それがフレッドペリーさんのブランドページ。髪の毛をリーゼント風にセットしてもらって、カメラマンさんに『死んだような目をしてください』って言われて。どこかヤンキーみたいな雰囲気を意識したんですが、それは今まで僕の中にはない要素だったんです。表情の作り方や衣装を含めた雰囲気づくりが新鮮で楽しかった。そして、写真が本当にカッコよかった。他にも好きな撮影がたくさんあるけど…好きすぎて心残りのある撮影が、パラリンピック競技のボッチャに挑戦した「ボッチャ部」。最初は遠藤(史也)くんと坂田(秀晃)くんとで一軍だったんですけど、僕の予定が次第に合わなくなり二軍になっちゃって…。たくさん練習したのに…。機会があったらまた呼んでください!」
ミッチェルはこれから、すでに始まっているハーバード大学での学業を優先しながら、ミュージシャンの活動を続けていく。拠点をアメリカ・ボストンにおき、本誌の撮影に来れなくなって久しいが、“メンズノンノ卒業”という区切りをつけることになると、やっぱり寂しい。
「先輩や撮影を担当する編集部の方たちと真剣に仕事をする一方で、ファッションの話や世間話をする楽しい時間もたくさんあって。ミュージシャンをやっているからか、撮影のときはいつも「音楽かけてよ」と言われて、現場では主にDJを担当していました(笑)。そんな時間が心地よかったです。もちろんここでは語りつくせないすてきな思い出もたくさんあります。これからは読者としてみんなを応援していきます!」
Photos:Yuhki Yamamoto Hair&Make-up:NOBUKIYO Stylist:Yoshiaki Komatsu Composition&Text:Hisamoto Chikaraishi
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