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インクルージョン&ダイバーシティの促進に取り組んでいる「TOMMY HILFIGER(トミー ヒルフィガー)が、障がいのある大人と子どものためのコレクション「TOMMY HILFIGER ADAPTIVE(トミー ヒルフィガー アダプティブ)」の日本における展開を3月から開始する。
障がいのある人がスムーズに服を着用するのは難しい––。「トミー ヒルフィガー アダプティブ」はこの悩みを軽減するために生まれた。
各アイテムには障がいのある人が脱ぎ着しやすいようにさまざまな機能を加えているが、それらの機能が目立たないようデザインされているのが最大の特徴。アイテムを目にしただけではそれとは気づかないだろう。
服の機能面については、シャツに使用されているマグネット式のボタン、ジャケットに使用されている片手でも開閉できるジッパー、大きく開くようにデザインされた襟ぐりや裾など、「トミー ヒルフィガー アダプティブ」 ならではの機能が20種類使われている。
「トミー ヒルフィガー アダプティブ」が誕生した背景には、デザイナーであるトミー・ヒルフィガー氏自身の経験が大きく影響している。
「私自身が自閉症の子どもを持ち、育ててきた経験があります。毎朝の着替えはいつも我が家の重要な話題でした。子どもが学校の友だちと同じものを着られないこと、そして大人であっても同僚と並んだ時に引け目を感じること、それがどういうことかをこの目で見てきました。こんなことがあってはいけないのです。誰にも心地よいと思える服を着て、自信を持つ権利があるのです。毎日着る服を選ぶということは、不安な気持ちになることではなく、楽しいことであるべきです」(トミー・ヒルフィガー)。
すべての人にとって服を着ることが負担にならないことを目ざし、これまでにない新しいアイデアにチャレンジする「トミー ヒルフィガー アダプティブ」は、公式オンラインストアにて3月から販売スタート。
Text by Yuko Aoki
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