▼ WPの本文 ▼
おしゃれプロが推しの古着屋を紹介する連載。今回はスタイリストアシスタントの根本航輔さんが、「今の自分の気分にいちばんマッチする」高円寺のロムをナビゲート。セレクトされた古着もさることながら、オーナーの浅瀬石友麻さんが魅力的だった!
今回のお店を訪ねたのは…
カラフルで取り入れやすい古着が
ゆったりと並ぶ次世代古着店
高円寺 Lom(ロム)
SHOP PROFILE
高円寺の南口から徒歩10分圏内。パル商店街を抜けた新高円寺通り沿いにあるガオビルの2階。1階には、今年2月に高円寺の老舗パンクショップ「PIG’S TAIL」が移転してきたので、目印になるはず。ロムの看板などはないものの、階段には「ガオビル」の表札もあってわかりやすい。

ロムは2024年8月にオープンしたばかりの新進古着店。高円寺のデザイナーズ古着の名店キスメットの姉妹店、ラフ バイ キスメットの店長を長く勤めた浅瀬石友麻さんが独立して開いた。


階段を上がると左手のドアに入口名刺サイズの「L Open★」のカードがマグネットで留められている。ドアを開けるとそこにはカラフルな古着がゆったりと並ぶ。

通りに面したガラス張りの2階ということもあって開放感がある。ロムに並ぶ古着は1950年代から2010年代までと幅広いが、90’sと00’sのレギュラー古着がメインだ。ヴィンテージにも思い入れはあるが、それよりも浅瀬石さん自身が好きなカラーものを主軸に置いて古着を買い付けているそうだ。

店内に棚はなく、商品はすべて吊るされているのも見やすいポイント。コーナーにはブルーのストライプシャツにきれいなピンクのスウェットを合わせ、スウェットボトムを隣に吊るした、ロムの雰囲気が伝わるコーディネートディスプレイも。

窓側はL字型に広くなっていて、ラック替わりの4本のバーが設置され、色やテイストが似た古着をゆる~くまとめて陳列している。ポロ ラルフ ローレンやナイキなど、アメリカの王道ブランドを中心にノーブランドでも色やテイストが合えばピックアップ。ロムを推薦してくれた根本さんが好きな「シティカジュアル」なムードのものばかりだ。

シューズはコンバースのスニーカーやミリタリー風レザースニーカーなどコンディションのいいものを厳選。持ち主がチェッカー柄を手描きした、遊び心のあるオールスターからもロムのスタンスが伝わってくる。

いわゆるジュエリーなどのアクセサリー類はないが、キャップやハットはコーディネートのアクセントになるようなカラーや柄、ユニークな形のものなどにこだわって買い付けている。
高円寺 Lom(ロム)
STAFF PROFILE
オーナーの浅瀬石さんは26歳。米軍基地のある沖縄出身で、放出品などの古着屋が身近にあり、高校時代からおしゃれを楽しんでいた。もともとは美容師になろうと東京の美容師専門学校への進学を考えていたが、オープンキャンパスで上京した際、古着屋めぐりをして「古着屋になりたい!」という気持ちが強まり、進路を変えた。

東京で初めて古着を買ったラフ バイ キスメットに縁あって勤め、やわらかい人柄とどこかトラッドなアイテムを今のムードで着こなすセンスで人気スタッフに。メンズノンノモデルの豊田裕大も浅瀬石さんのファンで、ラフに通っていたひとりだ。浅瀬石さんはラフに在籍しながら独立の準備を始め、念願叶って、昨年の夏にロムをオープンした。
高円寺 Lom(ロム)
RECOMMENDED ITEMS
ロムは90’sから00’sのアメリカ古着がメイン。ヨーロッパ古着やヴィンテージも浅瀬石さんのお眼鏡に叶うものはピックアップしている。カラー古着が圧倒的に多く、中でも浅瀬石さんが好きな色はブルーということもあり、お店の推し5選はブルー系のアイテムが多くなった。
1_ブルーのフリースプルオーバー

アメリカの通販専門アパレルブランドとして有名なランズエンド。「最近フリースが気分で、デザインのいいものを見つけると買い付けています。ただクルーネックは意外とないんです。そんな中、ランズエンドがこの形を出していて。個人的に名品だと思っています」(浅瀬石)。ブルー×ネイビーの配色もスタイリッシュ。
2_リーバイス®のコーデュロイジャケット

旬のコーデュロイのトラッカージャケット。「スモールeなのでヴィンテージとまではいきませんが、Gジャンタイプでもボア付きで肌寒い時期に活躍してくれます。きれいな水色カラーはもちろん、ボア付きがなかなか出ないのと、今の時代にマッチするちょうどいいサイズというのもおすすめのポイント」(浅瀬石)。サイズ表記は44だが、70’sはタイトシルエットが基本だから現代のMぐらいのサイズ感だ。
3_ボーダー柄ポロ

ピッチ違いのボーダーにブルーの布帛でアクセントをつけたデザインが新鮮だ。「ボーダーも好きな柄のひとつです。僕が好きなブルーが切り替えで使われているのも好印象。形がベーシックだから、遊びがあっても取り入れやすいデザインです」(浅瀬石)。

ジャンセンはヴィンテージ好きの間では有名なアメリカのニットブランド。「ジャンセンを象徴するダイビングガールのマークが入った古いタグが付いているのも、古着好きとしては惹かれるポイントです」(浅瀬石)。Made in U.S.A.の文字にも心が躍る。
4_サルベージパーカ風カットソー

フロントにポケットが付いたプルオーバータイプのパーカ。「アメリカ海軍のヴィンテージとして古着通に人気の、サルベージパーカをサンプリングしたようなデザインが目に留まりました。ヴィンテージは布帛でポケットにフラップが付いています。これは針抜きカットソーで着やすいのも魅力」(浅瀬石)。
5_インバーテッドプリーツ入りニットパンツ

スウェットでなくニット素材で、ジョガースタイルながら裾にかけてインバーテッドプリーツが入ったデザイン性の高いパンツ。「2000年代から2010年代にかけてちょこちょこ出ていたデザインで、ニットパンツに多く見られます。普通のスウェットよりもちょっとドレッシーでシルエットがきれいなので、見つけては買い付けています」(浅瀬石)。
次回はスタイリストアシスタント根本さんが
気になったアイテムやコーディネートを紹介!

SHOP DATA
住所:東京都杉並区高円寺南2-22-5ガオビル2階
営業時間:14:00~20:00
定休日:木曜
Instagram:https://www.instagram.com/lom___jp
Photos:Kaho Yanagi
Composition & Text : Hisami Kotakemori
▲ WPの本文 ▲