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ダメージ加工にペイント、パッチワーク…ちょっと前なら過剰に思えたけど、今は、そんな古着のような個性を持った服で遊ぶのが、断然新しい。11のキーワードから“ヴィンテージライクワールド”をチェック!
"ヴィンテージライク"ワールドを知る
11のキーワード
キーワード1:Bleached
薬品を使用して脱色。
あえてのケミカルさが魅力
一般的なデニムに比べやや厚みのある生地を使用。裾に向かってテーパードしたすっきりとしたシルエットで都会的に着こなせる。
キーワード2:Embroidery
刺繍による加工のこと。
アートとクラフトの魅力を
兼ね備えたルックスになる
1960年代のキャラクタースウェットをもとに製作。そこに刺繍を加えることでアートの感性を備えた仕上がりに。高級感もぐっと増す。
キーワード3:Sunfaded
日焼けによる独特な色褪せ感を再現。
経年変化したかのような表情が生まれる
企業系の古着も人気だが、こちらは某ガソリンスタンドのパロディ。シルエットはややワイドで、今っぽいバランスで着られる。
キーワード4:Remaked
既存のアイテムを解体して再構築。
もはや原形をとどめないカスタムも
ヴィンテージのウエスタンブーツをアンクル丈にカットし、裏返しにして手で縫いつけた意外性抜群のデザイン。すべてが一点ものだ。
包帯に巻かれたミイラをモチーフに、古着のスウェットをテープ状に解体して再構築した、その名も「マミースウェット」。
キーワード5:Painted
ペンキで汚れたような見た目を再現する手法。
リアルなものからアート性の高いものまで豊富
ウエストのアタリやモモの色落ちなど、リアルなワーカーのジーンズを再現。ストンと落ちるバギー寄りのシルエットも特徴だ。
キーワード6:Photo-printed
一部にではなく、
全面プリントがポイント
なんでもない東京のスナップ写真を全面にプリント。衿や袖、裾のリブはしっかりしていて、実は高級感もある仕上がり。
スカイツリーなどの東京のランドマークがドラマチックに収められた、東京の夜景をデジタルプリント。ブリムレスで目深にかぶるタイプだ。
キーワード7:Damaged
長年着続けたことで生まれた
傷や汚れを再現
カバーオールベースのゆったりとしたシルエットは生かしつつ、裾をカットオフ。少し短くなることで着こなしやすいバランスに。
キーワード8:Crashed
自然に生まれたダメージとは異なる、
意図的でインパクトのある"クラッシュ感"
ショート&ワイドの旬なシルエットが特徴。袖の内側にリブを隠すなど、一見かなりラフなようでディテールに凝った1着。
キーワード9:Patchwork
直して着る、
を繰り返したかのような継ぎはぎを表現。
意図的に見えない、
不規則なデザインが面白い
ニッティングでパッチワークを表現。どこか土くさく、民族的に偏りがちな技法を現代的に解釈した1着。
古布をつなぎ合わせて1枚のキルトを作るインドの伝統的な刺し子布「カンタキルト」を使った希少性の高いアイテム。
キーワード10:Flocking
接着剤を使用し、短い繊維をつける加工。
古着のスウェットやTシャツに多用される技法だ
ランダムなフロッキープリントをリブにまであしらっているのが特徴。胸の刺繍とパイル生地のワッペンで古着ライクにデザイン。
キーワード11:Washed
水、薬品、石、酵素と手法はさまざま。
自分好みのフェード感を見つけ出したい
強い色落ちが生まれるバイオウォッシュ加工でヴィンテージ感を演出。ナチュラルな柔らかさが生まれ、はき心地のよさも魅力。
Photos:Yuichi Sugita(still) Stylist:Masashi Sho Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]
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