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8月10日(木)の表参道店のリロケーションオープンを記念して、メゾン マルジェラが渋谷で特別なインスタレーションを行う。会期は7月29日(土)から8月15日(火)まで。ポップアップショップではなく「インスタレーション」、いったいどのような内容なんだろう。
MAISON MARGIELA
“CINEMA INFERNO”とは?
『シネマ・インフェルノ』とは、クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノが構想した物語。アメリカ南部を舞台に、銃で傷を負い、砂嵐に巻き込まれながらコンバーチブルカーでアリゾナの砂漠を逃げる恋人たち。逃亡を続けるなかで、フラッシュバックする過去の喜びや恐怖、苦悩、トラウマ……その幻影に怯えながらふたりはいつしか錯乱し、最後は出発地点に戻り息を引き取るという、ダーク・ポエティックなストーリーだ。
この物語は2022年7月にパリのシャイヨー宮でのアーティザナル(メゾン マルジェラにおけるオートクチュール)コレクションにおいて、オートクチュールと映画、演劇が一体化したアッサンブラージュ(寄せ集め)・パフォーマンス作品として表現され、翌年のCo-Ed(メゾン マルジェラにおけるプレタポルテ)コレクションのショーのタイミングに合わせて、パリの本社でインスタレーションとして発表されている。
ダーク・ポエティックな世界に没入!
登場人物のファッションも必見
今回、日本で行われるのはパリでのインスタレーションをベースにしたオリジナルの展示構成だそう。
ペンキで描かれたような「タビ」の足跡に案内されて会場に入ると、ガラス窓を突き破ったかのように出現するコンバーチブルカーや、主人公たちが車を停めた映画館、幻影となってフラッシュバックする手術室、天井まで鏡のミラールームなど、「シネマ・インフェルノ」の世界が次々と繰り広げられていく。それぞれの場面は、親のネグレクト、法的搾取、教育における不当、宗教上の操作、医療の不正行為など、現代の権力乱用の顕在化をループのように表現しているのだそうだ。
マネキンたちはすべて手作業で製作された2022年アーティザナルコレクションを着て、さまざまな登場人物を演じる。ショーピースを間近に見ながら、ガリアーノの描く世界に思う存分没入する時間だ。
8月10日(木)にフロアを2階から1階へ移してオープンする表参道店では、この物語の世界観を反映したCo-Edコレクションのアイテムも展開される。そのどちらもに足を運んで、メゾン マルジェラのクリエイションを二度とない「体験」として、この夏の記憶に刻みたい。
CINEMA INFERNO
会場や会期、予約サイトINFO
CINEMA INFERNO
シネマ・インフェルノ
会場:パークウェースクエア2
東京都渋谷区神南1-19-10
会期:7月29日(土)~8月15日(火)
入場料:無料
事前予約:受付中
予約サイト:
https://www.maisonmargiela.com/ja-jp/cinema-inferno.html
※混雑時は入場できない場合もあるので、予約がベター。8月9日(水)15時~20時は予約不可。
【問い合わせ先】
マルジェラ ジャパン クライアントサービス
TEL : 0120-934-779
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