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やる気があれば誰でもできる
中塚凌空Presents
ブランドの始め方、教えます!
服好きなら一度は夢見る、自分のブランド。実はメンズノンノモデルの中塚凌空はその夢をかなえたひとり。累計販売枚数1,000点以上を売り上げた中塚の経験をもとに、ブランドを始めるために知っておきたい情報を徹底DIG!
これが中塚のブランド
「LIWILO(リウィロ)」だ!
ブランド名のLIWILOは、“LIVE WITH LOVE”(愛を持って生きる)という言葉から考えたもの。僕はヒップホップが大好きなのですが、その中心にいるラッパーの多くは黒人です。彼らの作る音楽は本当にすばらしいのに、ときに社会では肌の色で差別されることに疑問を感じていて。人種も性別も関係なく、大切なのは内面。そういう思いを込めて、愛や平和をモチーフにしたブランドをつくりたいと始めました。今回はできたばかりの新作を中心に、僕が着用して紹介します!
人それぞれの個性を
積み木モチーフで表現
「丸・三角・四角の積み木からイメージしたデザインです。体型、人種、性別などで区別されることが多いけど、どれもがその人の個性で誇っていいことだというメッセージをデザインに込めました」
ブランドを象徴する
アイコニックなデザイン
「ブランドを始めてすぐの頃に生まれたデザインで、Tシャツやパーカなど、いろいろなボディでリリースし続けています。人種の異なる子どもたちがハグする様子がイメージソースでegalitarianism=平等主義とロゴを入れています。キャップもオリジナルで、サイドやバックにも刺繍(ししゅう)が入っています。フードはかぶったときにサマになるよう大きめに作りました」
肩を組む子どもたちを
ハート形にレイアウト
「人種の異なる子どもたちが肩を組んでいるところがモチーフになっています。最初は円形だったのですがしっくりこなくて、試行錯誤の後ハート形にしました。ボディの色はブラウン」
子どもの落書きの純粋さに
インスパイアされて
「何にも縛られない子どもの心に惹(ひ)かれて、子どもの落書き風のデザインを採用。向かって右側に置いた花はルドベキア。正義や公平という花言葉を持っていて、ブランドのコンセプトにぴったりだと思って選びました」
LIWILOを始めた中塚凌空の
ブランド立ち上げをプレイバック
普通の高校生だった中塚が、どうやってブランドを始め、軌道に乗せることができたのかを振り返り。ブランドをつくる強い意志がすべての原動力だった!
START!!
中学3年生
初めてオリジナルの
Tシャツを作る
高校1年生
ヒップホップのライヴイベントに行き
衝撃を受け、ブランドを自分で
始めることを決意
資金をつくるため、
不要品をフリマサイトで売る
高校2年生
「LIWILO」をスタート!!!
TikTokにアップした動画がバズる
SNSでインフルエンサーに連絡。
共感してくれた人がアイテムを着てくれた!
ホームページ(販売サイト)を作る
高校3年生
生地選びで失敗!
ここまでは既存のボディに刺繍を入れていたのだが、生地選びからこだわったアイテムを作るべくポロシャツ作りに着手。何度も工場とのやりとりを重ねたのに、あがってきた試作品が想像と違って絶句。これ以上の修正は金銭的に無理と判断し製作を断念。約15万円の赤字が出た。
工場や生地選びを見直して、
一つ一つの工程を丁寧に行う
クオリティは上げてコストを下げることを念頭に、服作りをイチから見直す。今まで以上に工場への説明を丁寧にするようになって大きな失敗はなくなった!
へこむ時間があったら
反省して前へ進む!
大学1年生
街でLIWILOの服を
着ている人を見かけた!
初めて街でLIWILOの服を着た人に遭遇。多くの人に自分が作った服が広がっていることを実感する。ブランドを始めて最大の喜びを感じ、改めてもっと頑張ろうと気を引き締めた。
GOAL!!!
次のスタートライン!
まだまだ頑張るぞー!
Photos:Takahiro Idenoshita Model:Riku Nakatsuka[MEN’S NON-NO model] Composition & Text:Misato Kikuchi
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