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カルティエの名作ウォッチ、「タンク フランセーズ」がこの春生まれ変わった。優雅で美しく、力強い。スタイルを選ばず、トレンドもシーンも不問。今最も手に入れる価値のある時計を、3人の男たちが着こなした。
新しい感性や発想に触れる
時間につねに敏感でいたい
その瞬間という“点”で
時間を見るだけではなくて、
今まで引いてきた“線”も同時に見ているんです。
日の光の中で輝き、時を刻む「タンク フランセーズ」を眺めながら、井之脇さんはしばらく思いを巡らせていた。
「時計をつけるって、歴史や思い出を携帯することだと思っていて。基本的に時計は今の時間を見るためのものだけど、その行為の中に“誰と一緒に買った”とか“どこにつけて行った”という、これまでの人生の出来事も含まれている。あくまでその瞬間という“点”で時間を見るだけではなくて、今まで引いてきた“線”も同時に見ているんです。それによって自分が過ごす時間を豊かに感じられますよね。なので、何かを選ぶとき、そのものが持つ背景や物語も大事にしています。106年もの歴史を歩んできた『タンク』コレクションや長年愛されている『タンク フランセーズ』にはすごく惹かれますね」
そんな井之脇さんは、成人のお祝いに祖母が買ってくれた時計を大切に使っている。親戚で集まるときに身につけ、思い出とともに祖母に会いに行くと言う。彼にとって時間は、流れるものではなく、積み重ねていくもの。
だからこそ有意義だと感じるのは、新しいことや人と触れ合う時間。俳優の仕事ではつねに新しい作品や役に出会い、毎回いろいろな人と“初めまして”を重ねます。そのたびに、自分が持っていなかった初めての感性や発想や新しい世界を知ることになりますし、自分が前向きに変化している感覚もあるんです。一瞬一瞬をなあなあにせず、敏感に捉えたいと心がけています」
一瞬の解像度を上げる。彼の時間との向き合い方に、よりよい日々を過ごすヒントがありそうだ。最近、一番ビビッドに時間を感じるときは─。
大好きな自然と向き合っているときですね。行き慣れた場所でも毎回初めての連続で、自分は何をできるのか知るのに最適。近頃クライミングを始めて、岩肌に震えながら20、30分張りついていると、生きていることを強く実感しました。そのとき考えるのは意外にも、『あのとき食べたごはん、おいしかったな』といった何げないこと。忙しく過ごす中で、そういう時間を大事にしたいって思ったんです」
直線を描くデザインが、
いつだって力強く映える
「きれいに並ぶ直線が好きな"平行フェチ"で(笑)、ケースとブレスレットが一直線に作られたデザイン、好きです。カジュアルにもフォーマルにも合うので、いろいろな時間を共にできますね」。スリムな腕に寄り添うMMサイズを着用。控えめでいて、スタイルを力強く格上げする。
時計〈MM・32×27㎜〉¥660,000・リング¥539,000/カルティエ カスタマー サービスセンター シャツ(リノ)¥39,600/グッドスタンディング Tシャツ(ブラームス)¥18,700/ワンダリズム パンツ(ウティ)¥39,600/にしのや 靴(ヘリュー)¥62,700/ユナイト ナイン
SPECIAL MOVIE
CARTIER
TANK FRANÇAISE
時計〈MM・32×27㎜〉¥660,000/カルティエ カスタマー サービスセンター
「タンク」コレクションの新たなモデルとして1996年に発表された「タンク フランセーズ」が、四半世紀の時を超えてリニューアル。ケースと一体化するメタルブレスレットという最大の特徴はそのままに、シックなサテン加工、適度なボリューム感、ディテールの洗練で、美しさの中に強さを備えた仕上がりに。スタイルも年齢もシーンも問わずに、身につけ続けられる、新しい不朽の名作が誕生した。
井之脇 海
1995年11月24日生まれ、神奈川県出身。2006年に俳優デビュー。現在、ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系・毎週金曜22時〜)、連続ドラマW『0.5の男』(WOWOW・毎週日曜22時〜)、Netflixシリーズ『今際の国のアリス シーズン2』、舞台『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』に出演。
問い合わせ先
カルティエ カスタマー サービスセンター
TEL:0120-301-757
Photos:Takemi Yabuki[W] Director:Taro Usuda Movie Camera:Satoru Tateoka Hair & Make-up:Toshihiko Shingu[VRAI] Stylist:Yoshiaki Komatsu Model:Kai Inowaki Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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