▼ WPの本文 ▼
注目ブランドの若きディレクターやバイヤーたちは、この春夏をどう楽しむつもりか? Q&A方式で気分のワードローブを解明!
今関龍介さん/soerte ディレクター
中目黒のセレクトショップ「久遠」のバイヤーを務めながら、ブランド「ソエルテ」のディレクターとして活躍。
Q 今季、リアルに購入したアイテムは?
違和感を感じさせずナチュラルに着られる、ソエルテのデニムのセットアップ
「今、自分らしくデニムを着こなすなら、タフでレトロな雰囲気ではなく、自然体で取り入れられるものがよかった。ソエルテのセットアップは、ラフなサイジングとクリーンなグレー、こなれたウォッシュド…とやりすぎ感がまったくなく、日常になじむデザインです。極太のバギーの存在感を、軽やかなショート丈のジャケットで中和するバランスも絶妙。インしたシャツや、カルマンソロジーのブーツで、さりげなく上品さをプラスしています」
Q 今季を楽しむキーワードは?
ヴィンテージを軸にしたフレンチスタイル
「年始に仕事と旅行を兼ねてパリに行き、影響を受けました。パリの人々のオシャレは僕の想像よりもずっとシンプルで、一点モノのヴィンテージを取り入れるのが上手。それをお手本に、ヴィンテージのカラーシャツとペイントの入ったチノパンに、年季の入ったレザージャケットをざっくりラフにはおってみました。一見、派手なようで、シャツ・レザージャケット・デニムというミニマムなスタイリングなんですよ。抜け感と、個性を両立するのが理想ですね」
Q お宝アイテム、見せてください。
ハイブランドヴィンテージが並ぶ、アクセサリーコレクション
「背伸びしてロエベやトムウッドなどハイブランドのヴィンテージアクセサリーを買い集めるうちに、お宝コレクションになりました。今や365日アクセサリーをつけています。特に[1]のエルメスのようなデコラティブなデザインのものにかれがち。[2]は僕がデザインしたソエルテのリングで、大ぶりかつミニマルなデザインが特徴。アワーレガシーのチェーンネックレス[3]はシャツのボタンを開けてチラ見せするだけで十分に輝きを放ってくれます」
Q 自分らしいスタイルに欠かせないアイテムは?
遊び心たっぷりのカラフルなジャージ
「アディダスのジャージをメインに、いろいろなカラバリで所有。ジャージが好きすぎて自分でもデザインしています(笑)。ツヤのある素材やドレス感のあるアイテムを着るときに、ジャージでアイキャッチなカラーを差しつつ、スポーティな遊び心を加えるのが自分らしい。今シーズンも、レザージャケットのようなハードなアイテムのインナーとして、あるいはドレスシャツのはおりとして、異なるテイストにミックスしていきたいです」
Q ついつい集まるMY定番は?
あらゆるスタイリングに対応できる、デニムパンツ
「気づけば今回紹介したスタイルでもほぼデニムをはいていますね。リーバイス®501®のストレートデニムから、デザイナーズのワイドやバギーにフレアとすべてのフォルムを網羅して持ってます。色味もブルー系とブラック系、それぞれを濃淡違いでそろえています。シャツやテーラードジャケットを主役にスタイリングを組むことが多いので、カジュアルダウン用のボトムとして便利で…。上に何を着たくなってもデニムで対応できちゃいます(笑)」
Photos:Kyouhei Yamamoto Hair & Make-up:Taro Yoshida[W](for Mr.Okamoto) Yudai Makino[vierge](for Mr.Tsuzuki) Composition & Text:Takako Nagai
▲ WPの本文 ▲