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1点投入でいつもの着こなしを瞬時に今っぽく見せるパワーアイテム=レザーが、トレンドに急浮上!春夏ならではの薄くて軽くて柔らかい、今選ぶべきレザーをフェイク&リアル問わずピックアップ!
メゾンや人気ブランドもレザーアイテムをラインナップ!
YOKE
ワークイメージのカバーオールを、上質なシープスキン&ペールイエローでヨークらしく上品にアレンジ。シンプルに見えてポケットのあしらいやサイドスリットなど、洗練されたデザインが魅力。
N.HOOLYWOOD COMPILE
イージーケアのフェイクレザーアイテムをバリエ豊富に展開するコンパイル。イチ押しはシルエットが美しい立体裁断のパンツ。裾はカットオフで軽やかに見えていい。
PRADA
カーフスキンのブルゾンとショーツにネオンカラーのボーダーが新鮮。クラシカルなアイテムも組み合わせで違ったインパクトを表現できると提案。
CELINE
ソフトラムスキンのスーパースキニージーンズのルックが数多く登場した今季。なかでもスタッズをちりばめたブルゾン&ロゴTとのコーディネートが新鮮だ。
BOTTEGA VENETA
ラガーシャツとチノパンのように見えるルックは、実はプリンテッドヌバック。カジュアルなコーディネートもレザーだと俄然エレガントに見える。
MIU MIU
ナッパレザーのシャツとパンツのルック。シンプルなアイテムを素材使いや微妙なカラーリングでモダンに昇華しているのがミュウミュウらしい。
デザインも色もバリエ豊富な今シーズンがまさに買いどき!
2010年代半ばのライダースジャケットブーム以来、久々にレザーが熱い! パリやミラノのコレクションでは、春夏シーズンにもかかわらず、トレンドセッターといわれるブランドがレザーを多用して話題を呼んだ。プラダはファスナー付きのレザーショーツ&レザーアウターをシックなブラックで展開。セリーヌもアイコンの細身パンツをブラックレザーで提案し、アメカジ系アウターとのルックも披露された。ボッテガ・ヴェネタは先シーズンから、ファブリックのように見える繊細なレザーアイテムを発表。革工房からスタートしたメゾンとして、レザーの新たな可能性を牽引している。ほかにも多様性が魅力のミュウミュウや、JW アンダーソンなどがカジュアルなレザーのルックを発表し、振り幅の広さを見せている。
一方でストリートシーンでは、スポーツ、アウトドアといったテック系の流れが一段落して、アメカジが復権。スタジャンの流行が象徴するようにオーセンティック回帰が目覚ましく、レザーが見直されるきっかけにもなっている。また、ユース層主導によるY2Kの盛り上がりで、当時流行った合皮も脚光を浴びている。こちらはマット、あるいはテカテカの“いかにも”なフェイク感を楽しむのが正解という流れだ。
セレクトショップやドメスティックブランドも今季はレザーをラインナップ。本物と見まごう高価な合皮が散見する一方、本革でも手の届く価格が登場するなどボーダーレスな状況だ。もちろん、展開されるアイテムやデザインは多種多様。レザーの流れは2023年の秋冬も継続の傾向だから、百花繚乱で選びがいのある今季がレザーの買いどきであることは間違いない。
Photos:Yoshio Kato(still) Stylist:Yuto Inagaki Composition & Text:Hisami Kotakemori
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