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脚本家・向井康介が書き下ろしたひと夏の恋の情景に乗せて鈴鹿央士が熱演! 毎日ロゴTしか着ない"ロゴTくん"のおしゃれと淡い恋の行方はいかに⁉
主演・鈴鹿央士。
ここだけのラブ&ショートストーリー
ロゴTくん"オージ"の恋物語
Scene:01
友達に誘われて、興味もないのに渋谷へ映画を観に行った日のことだった。
チケットを買おうとカウンターに立ったとき、オージは思わず動けなくなる。スタッフの女の子が着ているTシャツが、自分が着ているものと同じだったからだ。彼女の方もそれに気づいたようで、「あ……」と小さく声がもれた。自然と目が合う二人。
映画からインスパイアされたダイリクの春夏コレクションからとっておきの1枚をピックアップ。トレンドのトリムTをレトロ感のあるロゴや、ヴィンテージのような裾の加工でさらに雰囲気たっぷりに。何げない予定の日も、シンプルなボトムに合わせるだけで今っぽくキマる。モノトーンなので、合わせるボトムを選ばないところも優秀だ!
Scene:02
ミニシアターの暗がりの中で、手渡されたチケットを弄びながら、オージはずっと女の子のことを考えていた。
肝心の映画の内容は何にも覚えていないけれど、彼女のロゴTにつけられたネームプレートはいつまでも忘れられなかった。イッシキアカネ。オージの夏はそんなふうに始まった。
家に帰ってからも思い出すのは彼女のこと。恋にのぼせるおうち時間も、抜け感たっぷりのロゴTでリラックス。ボトムも淡いトーンでまとめてTシャツのポップさを立てながら、足もとは色を投入してメリハリを。
Scene:03
突然舞い降りた小さな出会い。
こんな話を聞かせられるのは幼馴染のリンタローしかいない。「なにそのベタな一目惚れ」とリンタローはからかう。「誰にも言うなよ」
正面には"rapture(有頂天)"、バックロゴは"dreaming"というハッピー感満点の1枚。ストレートなビッグロゴを楽しむときは、肩かけしたロンTやネイビーのボトムでさりげなくブルーを拾って大人っぽく。上半身にポイントがあるので、タックインして重心もさらにアップ!
Scene:04
ってクギを刺したのに、次に集まったBBQで、もう友達みんなに知れ渡っていた。
リンタローは昔から口が軽い。「同じTシャツ着てたなんて、状況に恋してるだけなんじゃないの?」と友達の一人が言う。そうかもしれない。じゃあさ、とまた別の友達が言った。「今度同じロゴT着てって、向こうもまた同じの着てたら声かけなよ。2度も同じだったら、それはもう運命だから」
リンタローは昔から口が軽い。「同じTシャツ着てたなんて、状況に恋してるだけなんじゃないの?」と友達の一人が言う。そうかもしれない。じゃあさ、とまた別の友達が言った。「今度同じロゴT着てって、向こうもまた同じの着てたら声かけなよ。2度も同じだったら、それはもう運命だから」
Scene:05
梅雨の余り物みたいな雨。
こんな日はコインランドリーで服を乾かす。オージの洗濯物はロゴTばかり。乾燥機の中で、この間の〝BOY meets GIRL〟のロゴTシャツもぐるぐる回ってる。
オレンジ×グリーンの配色を生かして、ボトムと小物は茶系をチョイス。トレンド感のあるグリーンの存在感も際立つ。長めの袖&ボックスシルエットなので、"ちょっとそこまで"の外出でも、袖を通すだけでスマートに!
Scene:06
オージはロゴTシャツを着て何度かミニシアターに行った。
けれど、イッシキアカネという女の子は、どういうわけか姿が見えなかった。そのうちに、オージは何かを期待している自分がいやになって、映画館に通うのをやめてしまった。
"それどこの?"と突っ込まれること必至の平仮名ロゴ。実は『北の国から』をネタ元にしていて、背面にはドラマの放送年がプリントされている。パープルとブルーグリーンのコントラストにもひねりがきいている。遊び心あふれるTシャツを着てきたが、アカネちゃんには今日も出会えず……。
Story:Kosuke Mukai Photos:Yuhki Yamamoto Hair&Make-up:Narumi Tsukuba(for boys) Yoko Okuno(for girls) Stylist:Shun Katakai[tsuji management] Models:Ouji Suzuka Rintaro Hinotsu[Both are MEN’S NON-NO models] Karin Hina Mishima Maru Nouchi
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