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建築家・丹下健三による
草月会館へ
人気ブランドの新定番アイテムを着て、タイムレスな場所を訪れる人気連載も2年目に突入! 今回は花と石と水をテーマに「天国」という呼び名がつけられた、都会のアートスポットへ。
1977年に、日本を代表する建築家・丹下健三の設計で建てられた草月会館。いけばなの流派「草月流」の拠点で、1階の草月プラザにある石庭は有名な彫刻家イサム・ノグチがデザインした「天国」という作品。いけばなの展示空間としてだけでなく、展覧会やライヴパフォーマンスなどにも幅広く使われている。今回、氷魚が着ているダウンジャケットは、角度によって印象を変えるメタリックな玉虫色が特徴。最高級のフェザーを使っているから暖かさは抜群で、まわりとデザインでちょっと差をつけたい人にもピッタリだ。アウトドアムード全開ではないから、草月会館のような洗練された空間でも品よくきまるのがうれしい。
穏やかに差し込む光と
水の音に癒される
草月会館を初めて訪れたのは、メンズノンノの撮影だったんですけど、この石庭がずっと印象に残っていたんですよね。その後も仕事で来る機会があって(下写真の)談話室でスタッフさんとお茶を飲んだりして…都会の真ん中にあるオアシスのような場所で、ひそかなお気に入りスポットになっていました。イサム・ノグチがデザインしたという石庭は、優しい光が差し込むとても気持ちいい空間。特に最上段の石から流れ落ちる、水の音が心地いいんです。花がいけられてなくても、その音と窓から差し込む光だけで、なんだかすごく癒されるんですよね。
そして、気づけばこの連載も2年目に突入しました! 自分の連載を持つのはひとつの夢だったので、この1年を振り返るとしたら、ハイライトはまさにこの連載がスタートしたことでしょうか(笑)。しかも、毎回行きたい場所に連れていってもらえるので、こんな幸せな仕事はないです。この連載はいい意味で一番自分がニュートラルでいられるというか…もちろんエンジンを切っているわけではないですけど(笑)、素の感覚でいろいろ新しいものを吸収できる時間なんです。出会いや発見も多いし、人として感性が豊かになっていく実感があるんですよね。マニアックな部分も多いですが、2年目もどうぞよろしくお願いします!
イサム・ノグチ傑作「天国」を
堪能する氷魚を動画で!
●草月会館
港区赤坂7の2の21 TEL:03(3408)1154
※施設の見学については、直接お問い合わせください。
Photos:Tohru Yuasa Hair:Taro Yoshida[W] Stylist:Takanori Akiyama Title logos:Moeko
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