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ショートムービーの挿入歌と、弾き語り動画では、歌詞が違っています!
実は、一つの曲を二つに分けたのでした。
「Atelier」が1番の歌詞、弾き語りが2番の歌詞なのです。
理由はとしては映像の尺的な問題、大人の事情、などなど様々な憶測が飛び交っておりますが…。(尺の問題というのが最も有力な説)
どうせなら、二つのパターンで発表してみましょうと。
しかし、元々は一つの曲。
ここでは本来の形で、歌詞を紹介させていただこうと思います。
至極ありふれた、“帰り道”の物語です。
「回り道して帰りたい」作詞/兒玉太智
新しい服で出かけた
きっと良いことあるから
回り道して帰りたい
そうさ見つかるまで
上手くいったことなんて
なんにもなかった
一つ歯の抜けた
おじさんが笑った
今日も銭を落っことして
世の中のためさって
傾く陽射しに背を向けている
初めて飲んだビールの不味さも
忘れちまったな
大人はまるで
せっかちなリズムアンドブルース
終わってばかり
始まってばかりの日々だ
新しい服で出かけた
きっと良いことあるから
周り見渡していたら
伸びた影法師
天神社の境内で
キャッチボールが上手な坊主が
得意気に投げた
そっぽ向く女の子が
サンダル飛ばしてさ
あした晴れるかな
占っている
あの日君が引いたおみくじは
末吉だったね
僕が先に引けばよかったな
まさか大吉なんて
この間の悪さ
はぐれ雲を追いかけて
浮わついているばかりさ
今日はなぜかたくさん
野良猫と目が合うよ
新しい服で出かけた
きっと良いことあるから
回り道して帰りたい
そうさ見つかるまで
もしもそこにいたら
そっと帰るから
今日はちょっと足のばして
回り道して帰りたい
最後に。
先日の編集部ブログに書かれていたように、編集部のI鼻さんが他誌「SPUR」に異動されました。
昨年の音楽コラム「回り道して帰りたい」を担当してくださり、僕は文章や構成についての多くを教わりました。
最終回の原稿を提出したときに「コダマの原稿を毎月、楽しみにしていたよ」と言ってくれたI鼻さん。メンズノンノモデルたちに優しく厳しく接してくださったI鼻さん。タクシーでコルトレーンを聴いているI鼻さん。大好きです。
でもたまには、回り道して帰ってみてください。
本当にお世話になりました!
兒玉太智
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