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「なんか焼けたかも」と思ってからの対処では遅いのがUVケア。真夏だけ気をつければいいと思っていたら、大間違い。空に太陽がある限り、シーズン問わず紫外線は降り注ぐ。今と未来の肌のため、今日から始めたいUV対策を覚えよう。
日焼け止めは進化中!
目的&悩みに合ったアイテムを
見つけよう!
肌を守るテクノロジーはもちろん、使い心地や形状、プラスの美容効果まで日焼け止めは日々、多様に進化している。UVケアは毎日の積み重ねが大事だからこそ、目的や使うタイミング、肌質などが自分に合った、無理なく使い続けられるアイテムを見つけよう。
塗り直しって無理すぎる…
外出先のケアどうすれば?
スプレーやスティック、
モバイルUVを活用
「SPFの項目で説明したように、理論上は10時間ほどの防御力があっても、こすれや汗、皮脂でベールが弱まります。できれば3〜4時間を目安に塗り直すのが理想ですが、面倒ですよね(笑)。今は形状もいろいろあるので、スプレーなど手軽なものもあわせて持っておくといいですよ」
汗ばんだ肌にもフィット。石けんで落とせるミスト。首の後ろや背中にも届きやすい。ビオレUV アスリズム プロテクトミスト SPF50+・PA++++ 70㎖ [オープン価格/3月9日発売]/花王
公式サイトビオレUV アスリズム プロテクトミスト SPF50+・PA++++
汗・皮脂に強く乾燥もケアするスティック。SHISEIDO メン クリアスティック UV プロテクター SPF50+・PA++++ 20g ¥3,080[4/16より¥4,180]/資生堂
公式サイトSHISEIDO メン クリアスティック UV プロテクター SPF50+・PA++++
髪や頭皮も日焼けする?
焼けるならどんな影響が?
顔より太陽に近いから、
むしろより焼けやすい!
「髪や頭皮も顔の肌と同じように、紫外線の影響でダメージを受けたり黒くなったりします。日焼けにより頭皮のターンオーバーが低下すると、健康な毛を生やすための毛根が弱り薄毛の原因にも。髪の毛自体もキューティクルが損傷。帽子やミストなどを活用して」
ハーブの香りと冷感が心地いい、頭皮にも使えるミスト。スキンプロテクション UVボディミスト SPF30・PA+++ 100㎖ ¥4,400/アスレティア
公式サイトスキンプロテクション UVボディミスト SPF30・PA+++
肌上でオイルジェル化。顔や髪、全身に使えるミスト。スリムなサイズで持ち運びにもおすすめ。カネボウ チアリング ミスト UV(サニー フローラル) SPF50+・PA++++ 30㎖ ¥3,300[数量限定/4月5日発売]/カネボウインターナショナル Div.
公式サイトカネボウ チアリング ミスト UV(サニー フローラル) SPF50+・PA++++
日焼け止めついでに
肌あれもカバーしたい
カラータイプのUVで一石二鳥
肌あれが気になるとき、肌の負担になりそうで日焼け止めを塗るのをためらいがちだが「日焼け止めが肌に悪いというのは昔の話。紫外線ダメージは乾燥の一因にもなるので積極的に活用を」。ジェンダーレスで使える色つきのものも多いので、カバーしながらUVケアだ。
色ムラをトーンアップ。美容液90%配合プライマー。アディクション スキンプロテクター ソフトグロウ 002 SPF40・PA+++ 30g ¥4,180/アディクション ビューティ
公式サイトアディクション スキンプロテクター ソフトグロウ 002 SPF40・PA+++
毛穴レスになるティンティドクリーム。スムースオペレーターハイパフォーマンスクリーム 02 SPF50+・PA++++ 30g ¥4,620[3月13日発売]/THREE
公式サイトスムースオペレーターハイパフォーマンスクリーム 02 SPF50+・PA++++
正しい日焼け止めの塗り方って?
顔の高い位置に"5点置き"をマスター
「顔の高いところ=焼けやすいところなので、両頬、額、顎、鼻先の5点に置いてから塗り広げていきましょう。耳やうなじ、顎裏など見落としやすい場所も忘れずに。またシェービング後の赤みは日焼けすると色素沈着しやすくなるので、ヒゲ剃り後のエリアは要注意です!」
キウイを食べると
焼けやすい…って本当?
光に反応する成分「ソラレン」を
含んでいるが、微量なので心配なし
「キウイにはソラレンという光毒性の成分が含まれているから朝に食べないほうがいい、という話もありますが、実際はほぼ検出されずオレンジなどのほうが多いんです。いずれも微量なので心配する必要はなし。むしろビタミンCが豊富なので、摂りたい食物です」
飲む日焼け止めってなに?
飲めば塗らなくていい?
日焼けによる炎症を軽くできるが、
あくまでサポート。併用が必要
「飲む日焼け止めは、紫外線による肌の炎症を抑える効果が高く、日焼けによる赤みを軽減できます。肌の内側から抗酸化ができ、ダメージ防御作用は立証されていますが、塗るだけで完全にUVカットできるものではありません。塗るタイプとの併用が必要です」
ビタミンBやハトムギエキスなど、肌のサポート成分も含有。ヘリオホワイト 24粒 ¥2,592/ロート製薬
公式サイトヘリオホワイト 24粒
紫外線を避けることにより不足しやすいビタミン類も配合。肌のハリやうるおいもアップ。the Protect & Grow 60粒 ¥5,940/TAKAKO スタイル
日焼け止めを塗った後の
クレンジングがめんどくさい…
ズボラ派に優しい
石けんオフアイテムを活用
メイクを普段しない派にとって、ハードルが高いのがクレンジング。「基本的にはクレンジングが必要なものが多いのですが、ノンケミカルやオーガニックなどで石けんで落とせるものも増えています。ライフスタイルに合った、使い続けられるアイテム選びも大事です」
ブルーライトもカット。幼児の肌にも使える優しいミルク。ヴェレダ エーデルワイス UVプロテクトミルク SPF38・PA++ 50㎖ ¥3,080/ヴェレダ・ジャパン
公式サイトヴェレダ エーデルワイス UVプロテクトミルク SPF38・PA++
紫外線から美肌菌を守る日中用クリーム。デイ クリーム SPF35・PA+++ 25g ¥3,480/KINS
公式サイトデイ クリーム SPF35・PA+++
コスメ荒れしやすい敏感肌でも必要?
紫外線ダメージから守るため必要。
低刺激UVをチョイス
「SPF値が高くなるほど肌への負担が増えると思われていましたが、今は高SPFでも肌に優しい処方のアイテムが増えています。敏感肌用なら安心です」。紫外線から守るだけではなく、デリケートな肌の特徴に合わせてケアする美容効果の高いアイテムも豊富だ。
ブルーライトや花粉など肌荒れ要因から肌を守る、無添加設計のミルク。イハダ 薬用フェイスプロテクトUV ミルク SPF50+・PA++++ 30㎖ ¥1,980(編集部調べ)/資生堂(医薬部外品)
公式サイトイハダ 薬用フェイスプロテクトUV ミルク SPF50+・PA++++
肌のうるおいバリアを整える乳液。アベンヌ ミルキープロテクター UV SPF50+・PA++++ 40㎖ ¥3,300/ピエール ファーブル ジャポン
公式サイトアベンヌ ミルキープロテクター UV SPF50+・PA++++
強い日差しを浴びる日の
日焼け止め、どう選ぶ?
SPFとPAのほか、
UV耐水性をチェック
「SPFとPA以外に、2022年12月から始まった新項目『UV耐水性』表示もチェック。ウォータープルーフ効果を数値化したもので、★2つが最高。30℃の水流の中でのSPF保持力を証明しており、★1つなら40分、2つなら80分キープ可能。レジャー時のアイテム選びの参考に」
UV耐水性★★で海辺にも最適。
[右]大気中の微粒子も防ぐスーパーウォータープルーフのミルク。雪肌精 スキンケア UV エッセンス ミルク SPF50+・PA++++ 60g ¥2,640(編集部調べ)/コーセー
公式サイト雪肌精 スキンケア UV エッセンス ミルク SPF50+・PA++++
[左]皮脂にも強くくずれにくい乳液。プロテクター サンシールドe SPF50+・PA++++ 30㎖ ¥3,080/イプサ
公式サイトプロテクター サンシールドe SPF50+・PA++++
教えてくれたのは
そもそも、なんで日焼け止めが必要?
老化の8割は紫外線!
シミだけでなく、
真皮へのダメージで
シワやたるみも引き起こす
そもそも、紫外線の何が悪いのだろう。「日焼けをするとシミができたりくすんだりするというイメージですが、それだけではありません。紫外線には2種類あり、いわゆる"日焼け"で思い浮かぶシミやくすみにつながるのが、表皮に炎症を起こすUVB。コラーゲンなど肌の土台を損傷させてシワやたるみの原因になるUVAは、肌の奥の真皮にも到達して老化を進行。健康な肌を保つため、防御が必要です」(貴子先生、以下同)
夏だけ塗ればよくない?
シミを引き起こすUVBのピークは
5~9月だけど、
シワ・たるみの
原因となるUVAは年中高い数値!
四季のある日本は日差しの強弱もある。夏さえ気をつけていればいいのかと思いきや「実際、UVBは日差しを強く感じる5〜9月に高くなり、年間で多少の量の変動があります。だけど、UVAについては季節を問わず高い数値で照射。老化の8割が紫外線というように、対策をきちんとしていればかなり効果がありますが、ケアしていなければ老化兆候が年齢より早まります」
Photos:Wakaba Noda[TRON] Hallel Miura(cutout) Hair & Make-up:Masaki Takada Stylist:Izumi Makabe Models:Kouta Nomura Rintaro Mizusawa[Both are MEN’S NON-NO models] Composition & Text:Atsuko Watanabe
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