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「なんか焼けたかも」と思ってからの対処では遅いのがUVケア。真夏だけ気をつければいいと思っていたら、大間違い。空に太陽がある限り、シーズン問わず紫外線は降り注ぐ。今と未来の肌のため、今日から始めたいUV対策を覚えよう。
教えてくれたのは
そもそも、なんで日焼け止めが必要?
老化の8割は紫外線!
シミだけでなく、真皮へのダメージで
シワやたるみも引き起こす
そもそも、紫外線の何が悪いのだろう。「日焼けをするとシミができたりくすんだりするというイメージですが、それだけではありません。紫外線には2種類あり、いわゆる"日焼け"で思い浮かぶシミやくすみにつながるのが、表皮に炎症を起こすUVB。コラーゲンなど肌の土台を損傷させてシワやたるみの原因になるUVAは、肌の奥の真皮にも到達して老化を進行。健康な肌を保つため、防御が必要です」(貴子先生、以下同)
夏だけ塗ればよくない?
シミを引き起こすUVBのピークは
5~9月だけど、
シワ・たるみの
原因となるUVAは年中高い数値!
四季のある日本は日差しの強弱もある。夏さえ気をつけていればいいのかと思いきや「実際、UVBは日差しを強く感じる5〜9月に高くなり、年間で多少の量の変動があります。だけど、UVAについては季節を問わず高い数値で照射。老化の8割が紫外線というように、対策をきちんとしていればかなり効果がありますが、ケアしていなければ老化兆候が年齢より早まります」
今さら聞けない日焼け止めの
キホンをチェック!
日焼け止めをただ塗ることはできても、"正しく塗る"ことはできているだろうか? SPFやPAなど、聞いたことはあるけどよくわからない用語や、なにを塗ればいいのかなど、基本のキをおさらいしよう。
去年の使い残し、塗ってもいい?
肌あれの原因になるのでNG!
最新技術を取り入れた、進化系
日焼け止めを試してみて!
「つい去年の残りを使いたくなりますが、一度開封したものは、空気に触れて酸化し品質が劣化。肌あれの原因になることもあるので買い替えましょう」。日焼け止めの技術は年々進化している。最新が、最強だ。
花粉ダメージからも肌を守るライトクリーム。クレスク by アスタリフト スムースフィット マルチシールド SPF50・PA+++ 30g ¥3,300/富士フイルム
公式サイトクレスク by アスタリフト スムースフィット マルチシールド SPF50・PA+++
3種のビタミンCが塗っている間に肌をケア。環境ダメージからも守るみずみずしいクリームタイプ。オバジC デイセラムUV SPF50+・PA++++ 30g ¥3,300/ロート製薬コミュニケーションコール(obagi)
公式サイトオバジC デイセラムUV SPF50+・PA++++
ミルクローションでベタつかないのに高保湿。プロテクティブ フェイシャル ローション SPF50 SPF50・PA++++ 50㎖ ¥7,040/イソップ・ジャパン
公式サイトプロテクティブ フェイシャル ローション SPF50 SPF50・PA++++
表情の動きでできるヨレや隙間をオートリペア。汗や皮脂に反応してUVブロック膜が厚くなる進化系ジェル。アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル NA SPF50+・PA++++ 90g ¥2,508(編集部調べ)/資生堂
公式サイトアネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル NA SPF50+・PA++++
SPFとPAって、なに?
SPFはUVBへの防御効果、
PAはUVAへの防御効果を示す値
「SPFとは、日光を浴びてから赤くなるまでの時間をどれだけ延ばせるか=防げるかを数値化したもので、SPF1=20分で換算します。計算上はSPF30なら10時間、SPF50なら16時間以上となりますが、これはあくまで理論上。こすれたり汗や皮脂で落ちたりするので、3〜4時間おきに塗り直すことが理想です。PAは"+"1つから4つの4段階表記。"+"の数が多いほど防止力が高まります」
SPF50の日焼け止めとSPF25の
ベースメイクを重ねれば、SPFは75?
足し算にはならないけれど、
日焼け止めの層が二重になるので
多少効果はアップ
「日焼け止め以外にも日中用クリームやベースメイクなどSPFを搭載したものはたくさんあります。とはいえ、重ねたらその効果が足し算になるわけではありません。ただ、肌の上のUVカット層がレイヤードされるので、ひと膜多い分こすれてもくずれにくくはなります」
家の中や曇りの日でも
塗ったほうがいい?
曇っていてもUV量は晴れの日の6割。
UVAはガラスも通過します
「曇っていても、紫外線は降り注いでいます。空を雲が覆っていても快晴時の6割、薄曇りなら8〜9割にも。また、シワの原因となるUVAはガラスも通過するので室内でもUVケアをするのがベター。紫外線をカットする遮光カーテンなどを利用するのもおすすめです」
Photos:Wakaba Noda[TRON] Hallel Miura(cutout) Hair & Make-up:Masaki Takada Stylist:Izumi Makabe Models:Kouta Nomura Rintaro Mizusawa[Both are MEN’S NON-NO models] Composition & Text:Atsuko Watanabe
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