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今日のスタイルにアクセサリーを加える感覚で、色や質感で遊ぶ。ファッションで表現しきれない"好き"なムードを、目や唇で語る。きれいに見せるだけじゃない、表現としてのメイクを始めてみない?
メイクの楽しみ方は、
色だけじゃない。
メタリックグレーのボリュームジャケットに目の覚めるような赤シャツ、ネクタイ。どこか懐かしさすら漂うレトロフューチャーなスタイルには、色を加えるよりもテクスチャーで遊ぶメイクがよく似合う。ぬれツヤな質感が面白い透明のグロスをまぶたと唇にオン。スリークに仕上げたヘアと合わせて光沢のあるポイントをつくれば、まるでフィギュアのような低温度なムードに。
ジャケット¥115,500/メゾン ミハラヤスヒロ トウキョウ ヴィンテージのシャツ¥32,780/エレメンツ ヴィンテージのネクタイ [参考商品]/ドルーク
How to make-up
1カラースティック バビ
クリーミーなタッチでまぶたにフィット。素肌に自然な血色感をプラス。(バイレード)¥5,940
公式サイトカラースティック
2リキッドリップスティック
ヴァイナル ファントム
目もとにも口もとにも使える透明なグロス。ヨレにくくぬれツヤ質感をキープ。(バイレード)¥7,260/エドストローム オフィス
質感を変えるだけで、いつもの表情にもちょっとした変化が。まぶたと唇をツヤ質感でリンクさせることで、統一感が生まれる。
[Eye]
二重幅の上から眉下にかけてオレンジのスティックシャドウ(1)を直接塗り、指先でなじませる。その上に透明なグロス(2)を重ねる。
[Lip]
グロス(2)を唇にも塗る。
明るい陰影で魅せる、
ギークなムード。
寝グセが残るくしゃくしゃヘアに、タイトなシャツ、スキニーなカットソー。メガネの奥には探究心にあふれた瞳がつぶらに輝く"ヲタク"スタイルも、メイクでエッジをきかせることで途端に今っぽいネオ・ギークな雰囲気に。目の下をオレンジ色のチークで染めた"クマ"風の陰影が、前向きな気だるさを演出する。指先には雑に塗った黒ネイル、思い切って唇にもリップカフを。こなれた表情から自然と色気が漏れ出る。
ヴィンテージのシャツ¥25,080/エレメンツ ヴィンテージのカットソー [参考商品]/カガミロック メガネ¥47,300/アヤメ リップカフ/スタイリスト私物
How to make-up
1ジュ コントゥラスト アンタンス
ベージュ エクラタン
肌にのせるとクリームからパウダーへ変化する新感覚のチーク。ヘルシーに仕上がるピーチベージュ¥7,920/シャネル カスタマーケア
2ジュ コントゥラスト アンタンス
ローズ ラディアント
ウォーミーなローズウッド。¥7,920/シャネル カスタマーケア
公式サイトジュ コントゥラスト アンタンス
ギークな印象のために、あえて目の下の陰影を演出。暗い色ではなく、明るいオレンジ系の色でつくるのがポイント。
[Cheek]大きくふわっと色をのせるチークブラシを使って目の下から小鼻のキワまでベージュチーク(1)を入れる。次に同じブラシでローズ色のチーク(2)を目の下の涙袋を染めるイメージでオン。どちらも鼻の頭を横断しながら横長に。
目もとか、口もとか。
語るのはどちら。
メイクをしようと意気込むと、つい全部のパーツを頑張りがち。でもファッションと同じで、ときには"1点豪華主義"でその日のムードを表現したっていい。あるときはメタリックに輝くブルーのアイライン(上)で、あるときはボルドーのニュアンスを秘めたブラウンリップ(下)で。スタイルにパンチを加えるピアスやバングルを選ぶ感覚で、ガツンとメイクをしてみる。多くを語らず、でも圧倒的な存在感を放って。
ベスト(トーガ トゥ)¥121,000・シャツ(トーガ ビリリース)¥57,200/トーガ 原宿店 ネクタイ¥19,800/オーラリー
ジャケット¥198,000/ダイリク
How to make-up
1トレ ドゥ エルメス クレヨン ユー 27
なめらかな描き心地でどんなラインも思いどおり。¥6,600/エルメスジャポン
公式サイトトレ ドゥ エルメス クレヨン ユー
2カラースティック カインダ ブルー
パールがきらめくオーシャンブルー。(バイレード)¥5,940/エドストローム オフィス
公式サイトカラースティック
インパクトあるカラーライナーは下まぶたでピリッときかせる。質感違いの同系色を重ねて奥行き感をアップ。
[Eye]下まぶたのキワにブルーのペンシルアイライン(1)を目頭から目尻まで入れる。さらにスティックアイシャドウ(2)を使って、キワに入れたラインをぼかすようにしながら涙袋全体に色を重ねる。きれいに仕上げようとしなくてOK!
How to make-up
1ルージュ ア レーヴル マット
リップスティック 224
唇と一体化するマットな質感でモードな雰囲気に。¥6,600/グッチビューティ
2ザ リップバーム グロウティント 005
メルティな質感で唇が潤う。大人なスモーキーブラウン。¥4,070/アディクション ビューティ
公式サイトザ リップバーム グロウティント
ひそかな赤みを感じるブラウンリップはオーバーめに描いて大胆に。マットに仕上げた後、バームでじわっとにじませる。
[Lip]ブラウンのマットリップ(1)を唇の輪郭に沿って塗る。次に柔らかい質感のリップバーム(2)を全体にラフに重ねる。本来なら唇にはリップブラシを使うが、ここでは毛足の長いアイシャドウブラシを使用。そうすることで上手にぼかせる。
ピンクに染まり、
退屈さを打開する。
オーセンティックなシルエットから、ダボッと着こなすオーバーサイズまで、多様化するジャケットを攻略できてこそファッション上級者。そんなちょい"クセ"ありな変化球ジャケットをはおる日は、表情にもちょっとしたインパクトが欲しい。淡いラベンダー色のシャツの延長線上にあるピンクを眉や目もとにきかせて。普通そうに見えて決して平凡じゃない、ひねりを加えたジャケットスタイルをメイクでマスター。
ジャケット¥143,000/ケイスケヨシダ カンパニー・リミテッド パンツ¥57,200/オーラリー ネクタイ(カミサス マノロ)¥20,000/エスメラルダサービスドデパートメント シャツ/スタイリスト私物
How to make-up
1カジャルインクアーティスト 02
目もとにも眉にも使えて、クレヨン感覚でパッと色づく。¥2,420/SHISEIDOお客さま窓口
公式サイトカジャルインクアーティスト
2カラーグラフ 06
見たままの発色で多彩なメイクを実現するアイライナー。¥6,380/ヴァレンティノ ビューティ
公式サイトカラーグラフ
鮮烈なピンクをスパイスに。目頭&眉頭という顔の中央にポイントを持ってくることで求心的な顔に仕上がる。
[Eyebrow]ピンクのペンシル(1)で眉頭の毛を下から上に立ち上げるように色をのせる。[Eye]下まぶたのキワにピンクのアイライナー(2)を目頭から目尻まで入れる。そのラインに重ねるようにペンシル(1)を目頭から黒目の下まで入れる。
じんわり囲んだまなざしから
流れる、黒い涙。
アイラインをきれいに引けなくても、リップを上手に塗れなくても、メイクを楽しむことはできる。例えば目のまわりをぐるっと囲んだ難しそうなアイメイクも、にじんだような仕上がりを"あえて"演出することだってある。ロックなムードが漂うニットには、そんなにじみ系の囲み目を合わせて。目頭には同じ黒のグリッターをちりばめて、涙の跡のように。振り返るまなざしから漂う哀愁が印象的。
トップス(ジュン ミカミ)¥69,300/ショールームリンクス
How to make-up
1リベレイテッド アイライナー
ウォータープルーフ 1
汗や涙に強くにじみにくい処方。¥4,620/イヴ・サンローラン・ボーテ
2スターリットグリッター S101
光の角度によって多面的にきらめくホログラムブラック。¥4,950/メイクアップフォーエバー
公式サイトスターリットグリッター
目頭にちりばめたキラめきが涙のよう。いわゆる"囲み目"も、グリッターを味方につけると不器用でも成立する。
[Eye]黒のペンシルアイライナー(1)を使って目のキワをぐるりと囲む。このとき、下まぶたから始めると失敗しにくい。1周できたら下まぶたのラインを指先でぼかし、黒のグリッター(2)を指先に少量取って、目頭から下に流れるように置く。
Photos:Kodai Ikemitsu[BE NATURAL](model) Kaho Yanagi(still) Hair & Make-up:Hiroko Ishikawa Stylist:Natsumi Ogasawara Models:Rio Takahashi Yudai Toyoda[Both are MEN’S NON-NO models] Text:Sachico Maeno
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