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メイクをはじめとする美容はもはや男子にとって日常のひとつ。この習慣を、「就活」という大切な場面でも取り入れるべきなのか、否か? 答えは「YES!」。その理由と賢い取り入れ方をレクチャー。
教えてくれたのは…
資生堂ヘア&メイクアップアーティスト
中村 潤さん
CM、雑誌、コレクションなどで活躍。メンズメイクについて解説したYouTubeも開設。詳しくは「メンズグルーミングチャンネル」で検索!
就活美容は取り入れたほうが
得をする!?
データでもわかる
男子の就活美容のメリット
仕事相手がメイクしているとき、どんな印象を持つ?
メイクをしたことでの気持ちの変化は?
就活美容は
印象コントロールの最善策
男子の就活美容に詳しい資生堂の中村さんに、その実態を教えてもらった。
「ここ数年、オンラインでの面接が増えていますが、画面越しだと、メイクアップ感がカモフラージュできるんです。つまりメイクをしていることがわかりにくい。だったら、それを積極的に利用して、自分のプラスにしていくほうがよいのでは、と僕は考えています。
実際、弊社が新卒生に昨年取ったアンケートでも、就活面接のために対策したことのTOP3がPCやスマホ、イヤホンなどIT系の購入でしたが、次いで多いのがスキンケアやリップクリーム、美容にかかわるものだったんです」
就活美容の一番のメリットとは?
「印象をコントロールできることです。濃いメイクは必要ありませんが、肌をきれいに整えると好印象を持たれるというデータもありますし、眉の角度次第でキリッとしたり、やさしく見えるという調査結果も。なりたい自分に見せるためのひとつのツールだと考えてください。
そして髪型も大切な要素。肌や眉などのメイクが印象コントロールだとすれば、髪型は自己プロデュース。自分がどんな人間なのか表現できる部分です。前髪をサイドに分けるか、センターパートにするかだけでも印象が変わる。ショートなのかベリーショートなのかでも雰囲気は違います。ただ過剰にスタイリング剤をつけたり、アバンギャルドに刈りあがったスタイルだと、バイアスがかかりがちなのであまりおすすめしません。
また見逃しがちなのが爪&唇。オンライン面接だと、手の動きがよく見えるんです。また唇のかさつきなども意外と目につく。爪や唇など、細部までお手入れしておくとさらによいでしょう。
大切なのは、面接などで自分の能力や実績を正しくアピールできること。就活美容はそれを補佐するものなので、さりげなく、上手に取り入れてみてください」
まとめ 就活美容の極意
1.さりげないメイクで好印象に見せる
2.清潔感がありつつ自分らしい髪型に
3.爪&唇など細部こそ見られている
人気企業に聞いた!
就活美容は「アイデンティティ」
損害保険ジャパン
人事担当/日下大崇さん
身だしなみは大切な要素のひとつ
「自分の話の内容に集中してもらうためにも、清潔感が感じられるよう身だしなみ程度のメイクをすることは問題ないと考えています。弊社では内面重視の採用を行っているので、自然体で面接に臨めるのがいいと思います」
パナソニック
技術系新卒採用担当/中島 翼さん
「個性」「自分らしさ」を受け取りたい
「メイクで"自分らしく"自信を持てるのであれば、弊社はその想いを大切にしたいと思っています。オンライン面接だと視界に入る範囲が限定されるので、目線の動き、表情なども工夫されるとよいのではないでしょうか」
マスコミ関連
人事担当
メイクが必要と感じるなら、問題なし
「数年前インターンの就活生がメイクをしていて、ファッションや美容に興味があるという印象を持ちました。オンライン面接ではメイクをしていることに気づかないので、皆さん自然で上手なメイクをされているのかも」
Photos:Kanta Matsubayashi Hair & Make-up:Jun Nakamura[SHISEIDO](for Hinotsu)
Stylist:Takumi Urisaka Composition & Text:Michiyo Matsui
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