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Ryutaro
ちゃんと聞いたことなかったですけど、カンさんにとってのカッコイイってなんですか?
渕上
僕の哲学は、「普通の服をアクティブに見せたい。アクティブな服を普通に見せたい」。ここでいうアクティブって、“ひねりをきかせたこなれた印象”というニュアンスなんだけど、その普通とアクティブのバランス感が好きなんだよね。
Ryutaro
すごくわかります。
渕上
そこでは“その人らしさ”があるかどうかが重要。自分が人様のファッションを見たとき、おしゃれだなって思う人は街にめちゃくちゃ多い。ただ、カッコイイ人は限られている。
Ryutaro
なるほど。カッコイイ=自分らしさってことですね。その“らしさ”っていうのはどこで感じますか?
渕上
細かいところにこだわりを感じて、ファッションを楽しんでるなと思える人は、“らしい”と思うよ。
Ryutaro
うん、今すごく納得しました! カンさんのスナップにハマった理由は、何を着ているかじゃなくて、どう着るかに衝撃を受けていたからなんです。もちろんブランドは気になっていましたけど、色やシルエットが全身の中でリンクしていると後々気づくことが多い。ここのインナーと靴のソールの色が合ってたんだとか(笑)。
渕上
よく見てるね〜!
Ryutaro
最後のほうは、ちょっとした袖のまくり方にも意味があるんだなと、感じ取れるようになってました(笑)。毎回見るのが楽しみで、カンさんをマネしたいと思ったけど、逆にカンさんもやってないことをやってみたいというふうに考えるようになって。
渕上
同じ服好きとしてうれしいな。
尽きぬ話は後編へと続く。信頼し合う2人の様子をYouTubeでもぜひ見てほしい!
Photos:Seiya Fujii Interview & Text:Hisamoto Chikaraishi
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