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マッシュ一強が終わっても、結局みんな何かしらトレンドに吸収されてしまうということは、昨今の男子へアにとって避けられない現象なのか!? 整った顔立ちと洒脱な雰囲気で、マスど真ん中のヘアでも人目を引く楚南慧さん(26歳・販売員)。今のままでももちろん悪くないけれど、もっと人と違う個性を意識するとどうなるだろう。奇抜なことをする必要はない、ちょっとしたことから個性を探るということに挑戦してほしい。
数年前、街はマッシュだらけだったけど、今は今でかなり偏った傾向がある。それは、マッシュ・ウルフ・センターパートの“3大一辺倒”とでもいう現象だ。驚くほどみんなこれのどれかに当てはまる。たしかにマッシュ一強だったときよりバリエは3つに増えたけれど…それでも、トレンドの呪縛は解けない。ヘアスタイルは人間性を表すと僕は信じてるから、まわりがやってる、メディアでよく見かける、という理由ではなく若いうちに髪型を楽しんでほしい。
…とはいえ急にやったことのないスタイルに冒険するのはハードルが高い。僕も昔美容師だったからわかるけれど、切るほうにとってもリスキーだ(笑)。ならば、大きくチェンジはせずにちょっとしたことから始めよう。今回の彼もとてもオーソドックスな髪型だったけど、みんなと同じヘアをしていてこれだけ光ってるなら、違うテイストだって怖くないよと思った。だからレングスはそのまま、今あまり見ないサイドパートにしてみた。その小さな変化で、とたんに色っぽい70’sのスタイルを彷彿とさせる雰囲気が加わったし、何より彼は個性を手にした。昔はカルチャーを持つことが至上だったから、コロコロ自分のスタイルを変えられなかった。今日モッズだった子は明日もモッズ…という具合に。でもせっかく今は、気分によって変幻自在に自分を変えられる時代。トレンドでなくても恐れない、それが一番カッコイイよ!!
まず今のシルエットをくずすことから!
鏡の前で、左右どちらにヘアを分けるのが自分は似合うのか、一度も検証したことがないという人もいるだろう。顔のバランスや髪の生え方、そのときの服…様々なことが影響するのだとわかるはずだ。テクニックいらずで新しい自分を発見できる。早速、やってみて!
肩にかけたヴィンテージのジャケット¥53,990・ヴィンテージのシャツ¥26,990/コスモス サスペンダー¥6,500/タニワタリサスペンダー
Hair:KANADA[LAKE TAJO] Photos:Go Tanabe Stylist:Masashi Sho
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