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Concept
いつの時代にも、鮮烈なアイコンとして名前の挙がるスターは沢山いる。そのなかでもデヴィッド・ボウイは、好き嫌いに関わらず若い子が一度は興味を示す人物ではないだろうか。
ボウイの面白いところは、彼の音楽を聴いたことはなくとも、そのヴィジュアルは知っているという人が多い点にある。彼の顔がプリントされたTシャツは巷にあふれているし、ファッションにおいて“グラム”というワードを聞いて真っ先に思い浮かぶのは、ボウイだろう。それだけヴィジュアルの印象がセンセーショナルだったということだ。
しかし、ボウイそのものをマネしてみようという若い男子はそんなにいない。
だから今の若い子がそのエッセンスを取り入れたらどうなるか、非常に興味があった。
そこで、メンズノンノのなかでも一番ストリート感があると言っていい中田圭祐を、あえて今回のテーマにぶつけてみた。正直、グラムという概念からはもちろん、メーキャップからも遠いところにいる子ではないかと思う。けれど、彼の持つ個性と今回のコンセプトが出会い、非常に新鮮で、かつリアルなストリート感のある現代のグラムロックスター像が生まれた。
中田のように、“自分”というものがあると、これだけ強いコンセプトで作り込んで仕上げても本人が消えない。やはりメーキャップを生かすには、芯となるその人自身の個性が重要なのだと再認識した。
Nakata’s comment
KANADAさんのメイク連載、第4回目にお邪魔させてもらいました。
率直な感想は、とても楽しかったです!
テーマが『グラム』ということで、髪もヘアスプレーで真っ赤にしてもらい、メイクもビビッドなアイシャドウを使うなど、初めての経験ばかりでした。
普段の撮影で整えてもらうようなメイクとはまったく違い、ヘアや衣装もカルチャー全開。
まるで自分がその世界観に飛び込んだような疑似体験ができました。それを素敵な写真に収めていただくことで、今までの自分にはなかったものが出来上がったと思います。
自分の表現も、髪型や服装やメイクでこんなにも広がるんだなと思い、新しい発見ができました。
いつもとは違う自分に出会った気分になれる、素敵な企画でした。
それを全力で作ってくださったスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
WHAT’S wear make-up?/KANADA氏の人気ヘア連載『東京hair DO!!!!』から派生した企画。毎回様々なメイクアップアーティストを迎え、ヘアとメイクによって新しい男性像を打ち出そうという実験的な試み。
ユーズドのセットアップ¥79,800・ユーズドの靴¥34,800/ヴェルヴェット ユーズドのニット¥5,280/ヌード トランプ 靴下/スタイリスト私物
ユーズドのジャケット¥39,800・ユーズドのパンツ¥19,800/ヴェルヴェット ユーズドのカーディガン¥5,280・ユーズドのニット¥5,280/ヌード トランプ 靴下・靴/スタイリスト私物
Hair: KANADA[LAKE TAJO] Make-up:DAKUZAKU[TRON]Photo:TISCH[UM] Stylist:Taichi Sumura Model:Keisuke Nakata[MEN’S NON-NO model]
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