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Concept
これまで、基本的には女性のものだとされていたメイクアップ。しかしメンズメイクの存在感は、若い世代を中心に日々増している。やるかやらないかは別として、今のメンズノンノ読者にとっても、特段珍しいものでなくなっているだろう。もし自分に取り入れるならば、スキンケアの延長のように、ちょっとニキビを隠す、肌色を整えるなど、最初はコンプレックス解消をメインにした控えめな方法から…という人が多いだろう。いつもの自分にほんの少しプラスアルファすることで、より自信が持てるようになるのはいいことだと思う。
しかし昨今のK-POP人気などに見る、男子が自分を本気で飾り立てることの自由や面白さもやはり見逃せない。今回は、メンズノンノモデルきっての美麗な雰囲気をもつ守屋光治を立てて、ファッションとしても成立する男子の本気のメイクアップについて取り組んだ。コスメだけでなく、ボディペイントやカラーコンタクトなど、実験的に様々なアイテムにも挑戦している。アリかナシか、ではなく、面白いかそうではないか。そういう視点もあっていい。
Moriya’s comment
モデルをやり始めて早8年、また新たな”初めての体験”をすることができました。
KANADAさんにこの企画を「守屋でやりたい」と言ってもらって、どんな感じになるのかドキドキしていたら、予想のはるか上をいく完成度の作品が出来上がりました。
1つ目のメイクは髪型もさらっと綺麗なマッシュスタイル、目には赤いカラコンを入れています。マッシュスタイルは昔やっていたけれど、カラコンを入れるだけで印象が一変。そこに自然なマッシュがこれまた驚くほど合うんです。全身に施されたボディペイントもカッコよくて、自分の新たな一面を見ることができました。あと、アイラインもきいてますよね。
2つ目は”THE K-POP”なスタイル。こちらは薄い青のカラコンが僕の肌にすごく合っていると感じました。アイライン、アイシャドーともに1つ目のルックに比べて濃く、でも優しい感じに仕上がっていました。髪はおでこが少し見えるだけでジェンダーレスな雰囲気に。本当にヘアとメイクがマッチしてるなと撮影をしながら思っていました。
今は男性もメイクをしたりする新しい時代に突入して、こういうのも面白いなと感じたし、楽しんでできるならすごくいいなって感じました。
タトゥは10代の頃ものすごく憧れてたんですけど仕事柄もあって入れませんでした。海外のモデルや俳優は自分の家族や恋人の名前、生年月日など入れていてすごく素敵だなって今でも思います。僕個人的には、入れたい人は入れてもいいんじゃないかなって思うんですけど、まあよく考えないといけないですね(笑)。
でも、この撮影で描いてもらったボディペイントはシンプルにかっこよくて、願いが一つかなったかな。洋服の合間から覗き見える様々な絵がアートであり芸術でもある。そう感じた本当に楽しい撮影でした。
WHAT’S wear make-up?/KANADA氏の人気ヘア連載『東京hair DO!!!!』から派生した企画。毎回様々なメイクアップアーティストを迎え、ヘアとメイクによって新しい男性像を打ち出そうという実験的な試み。
ノースリーブシャツ¥21,000・パンツ¥27,000・シューズ¥34,000 /ラッド ミュージシャン 原宿 サスペンダー¥6,000/ファセッタズム 表参道 ソックス/スタイリスト私物
革ジャン¥220,000/フラグスタフ ユーズドのパーカ¥8,800・ユーズドのTシャツ¥5,800/アニキ パンツ¥58,000/ファセッタズム 表参道 その他/スタイリスト私物
Hair: KANADA Make-up:Michiko Funabiki Body Paint:adamuukaho Photo:Saki Omi[io] Stylist:Taichi Sumura Model:Koji Moriya[MEN’S NON-NO model]
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