▼ WPの本文 ▼
やりたいことを諦めるのでもなく、かといって無鉄砲にトレンドに挑戦するのでもなく…どうしたら好きなスタイルをして、かつ人からカッコいいと思ってもらえるレベルに引き上げられるのか。それは自分でしっかり似合うように"コントロールする力"を磨くこと。長谷川蛍祐さん(19歳・学生)は、美容学生だけあり自分に似合うものをわかっている。ガラリと違うテイストでも、カッコいいスタイルを探したい。
個性的なヘアが‟カッコいい”とか‟おしゃれ”と人から思ってもらえる決め手は何か…やはり自分でコントロールできているかだ。主張が強いほど当然難易度は上がるから、ウルフにショートバング、カラーなど昨今人気が出たヘアだって、着ている服や本人の雰囲気と合っていなかったら途端に浮く危うさがある。けれどやりたいスタイルがせっかくあるのに「似合わないから」と諦めるのは絶対にもったいない。消極的にならず、どう似合わせるかコントロールする方法を考えてほしい。コンプレックスというのは受け入れられないとカバーするしかなくなる。ある意味解決が簡単だ。見え方でなく隠すことを最優先にすればいいから。でもそこを乗り越えるには自分を知ること。今回の彼は顔立ちも雰囲気もファニーで、ヘアもかわいらしい感じだった。自分をよくわかっていて、それはそれで正解。一方精悍な雰囲気にも挑戦できるはず、そういうテイストも引き出せるはず、と彼の大きなピアスホールを見て確信した。元のヘアとは対照的な大胆なアップヘア。
でもゴリゴリの男性観ではない。ラフさを残しつつタイトにまとめ、質感もセミマットにして清潔感をキープすることで、本人とのバランスをコントロールしている。自分とヘアのマッチングがわからないと言う前に、100段階に分けて前髪を少しずつ上げてみるくらいのことを一度やってみよう。同じ顔でもどのくらい変わるのか、どこが心地いいかの検証をしてみる。センスがなくても実地で〝コントロール力”は磨ける!
ヘアには調整する箇所がたくさんある!
ちょっとしたボリューム、長さ、シルエット、質感…何げなくやっているヘアにだって、自分に似合うかを考えれば検証する箇所が実は山ほどある。実は今回ハサミは入れていない。スタイリングでこんなに変わるというわかりやすい例だ。
ジャケット¥63,000・カットソー¥14,000・ネックレス¥15,000/ラッド ミュージシャン 原宿
Hair:KANADA[LAKE TAJO] Photos:Go Tanabe Stylist:Hidero Nakagane[S-14]
▲ WPの本文 ▲