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──ストリートでカッコいいな、と目がとまる男子には共通点がある!? 連載開始以来、街に立って東京男子の今を見つめ続けるKANADA氏が発見したセオリーに迫る。あと一歩おしゃれになりたい男子へこっそり教える、「カッコよく見える」秘密とは? 今回登場するのは、玉川 海さん(17歳・学生)。高身長で端正な顔立ちがストリートでもひときわ目立つ。爽やかで好感度は高いが、ファッションの観点からもっとあか抜けるには…?
街に立っていろんな男の子たちを見て、カッコいいストリート感って何だろうと考えた。そしたらひとつ、いいなと思う子たちの共通点というか、答えを見つけちゃった。ずばり、〝ちゃんとカッコいいのに、カッコつけてないように見える〟ってこと。ストリートファッションのカッコよさって、形から入るのでは絶対にダメ。〝本当はそういう人じゃない〟っていうのがすぐバレるから。本人が本当に楽しんでるならいいけど、不安に思いながらやったり、無理してるのって結構人に伝わるんだよね。カッコいい子たちはみんな自分の居場所であるストリートにしっくりなじんでて、前のめり感がない。僕から見ると、完璧なカッコよさを求める世の中を皮肉った冷静な視点すらあるなと感じる。これはやりすぎだからひとつハズしておくか、っていうさじ加減がうまいから、ボロボロのTシャツやスニーカーもカッコいいし、無造作なヘアもいい感じ。余裕がある。
今回の玉川くんはもともと王道のグラボブ。好感度の点でいうとかなり高いほう。でも私服含め本人にはストリートな要素があるから、もっとあか抜けさせたいと思った。高身長で顔立ちも男前なので、キメすぎるとトゥーマッチになりがち。〝カッコいいのに余裕がある感〟の要になるヘアでのハズしとして、ツイストパーマにしてみた。決してトレンドではなく、バサッとドライな質感で、ちょっとナード。まさにあえてのハズし。白のビッグニットとの面白いバランスも生まれて、かなりイケてるストリートボーイの誕生だ!
ツイストパーマは、仕上げが肝心だ!
バックを短くカットしたツーブロックで、前髪にかけてパーマ感を楽しむスタイル。ミディアムショートやマッシュベースくらいの長さがあればOK。ドライヤーで乾かしたら全体にマットタイプのスプレーをして、無造作に仕上げるのが肝!
セーター¥14,000・マルチストライプシャツ¥10,000(ともにTOMMY JEANS)/ピーヴィーエイチジャパン
Hair:KANADA[LAKE TAJO] Photo:Go Tanabe Stylist:Hidero Nakagane[S-14]
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