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エディターやモデルなど、ファッションの最前線にいる人たちはどんな美容アイテムを使っているのか?自分の中で「BUZZ」っているアイテムをリアルに語り尽くす!
シャンプーをきっかけに
身近にある自然について考える
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uka
IZU Shampoo
for all hair types
uka(ウカ)といえば、MEN’S NON-NOの読者のみなさんなら名品スカルプブラシ「ケンザン」を思い浮かべる人も多いかもしれません。頭皮をマッサージするとコリがほぐれて極楽気分、硬さも選べてたくさんのカラバリもある。昨年はメンズノンノ美容大賞の美容ギア部門で1位にもなりました。
シャンプーなどにもファンが多いukaですが、このたび全てのヘアケア製品のラインナップが見直され、思い切った刷新が行われました。
新しく登場したシャンプー&コンディショナーには「IZU」の名前が入っています。どこか聞き覚えのある響きだと思います。そう、IZU=伊豆!
なぜ伊豆?
キー成分は植物の「クロモジ」
不勉強で知らなかったのですが、近年、伊豆の海から海藻が忽然と消え、“海が砂漠化している”状態にあるのだそう。そうなると、海藻をエサや住みかとしていた海洋生物たちも、生きる場所を失います。
原因の一つとして、かつて材木をとるために多く植林されたヒノキやスギの需要がなくなり、伸びるまま放置されていることがあるそうです。森が暗くなることで低木や下草が育たないと、土がやせ細る。すると、降った雨といっしょに山から海に流れ込む栄養分も減って、海藻も育たなくなる。伊豆の山と海で、そんな恐すぎるドミノ倒しが起こっていると知って、本当に驚きました。
伊豆に多く生息していて、古くから生薬としても使われてきた「クロモジ」という植物が、このukaの新しいシャンプーのキー成分。頭皮を健康に保つほか、リナロールという成分には香りによるリラックス効果もあるそう。
ukaはこの「クロモジ」を原料として安定的に調達することで、伊豆の山林の間伐活動を経済的にサポート。枝葉が適切に間引きされて山々に木漏れ日が戻ると、多様な落葉樹や下草が戻り、土には栄養が与えられ、それが海へと流れ込んで、海藻や魚や貝たちの養分になる。
たとえ時間はかかっても、豊かな環境を復活させようとする企業としての取り組み。プレス発表会で私はすっかり、心を打たれたのでした。興味を持った方は、ぜひukaのウェブサイトでもっと詳しく読んでみてください。
新しい“IZU”シャンプー&コンディショナーは、全髪質向けとダメージヘア向けの2種類がベース。もともと評価の高かった髪質へのアプローチもさらに進化しているそうで、使い続けるのが今から楽しみです。爽やかで清々しい香りも、今の季節にとってもいいですよ!
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