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メンズヘアの定番とも言える「ショートヘア」は職場の上司からも女子からも好印象。エッジのつけたスタイリングや、おしゃれな人に見えるひとクセポイントを、メンズノンノの特集でも活躍中の実力派美容師たちが提案。トレンドかつ個性派なショートヘア25選を厳選してお届けします。
最旬!人気メンズショートヘア
01.ベーシックなショートヘアこそ
ブロンドヘアで雰囲気出しを
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カットベースは毛先が重くならないよう、“抜け”と束感が演出できるくらいの軽めにカット。前髪は目にかかるギリギリの長さでアンニュイさを感じさせて。そこに2ブリーチで透明感のあるハイトーンに。今季、ハイトーンにするならこのくらいの透け感を目指すのがポイント。
02.センターパートにも、おろし前髪にも。
2WAYショートはレトロな雰囲気に
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ただしメンズショートを没個性にしないための髙田さんのこだわりは、90年代の映画俳優のようなおしゃれなレトロ感。
その雰囲気を演出するためのカットは、バックは刈り上げない程度に短く整え、サイドはツーブロックに。フロントは重さを程よく残しているので、センターパートにもおろしたスタイルにもセットしやすい曖昧さがポイント。短いながらもアレンジが効くので、ON&OFFを分けたい新生活を控えている人も重宝するはずだ。
03.重め&襟足残しのY2K風ショートを、
自然な動きで今どきスタイルに昇華
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サイドは耳にかかるくらいの重さを残し、襟足は長めに設定したマッシュウルフの“ちょいダサ”なフォルムで「脱・王道ショート」を狙う。そして重さはあるけれど、後頭部のウエイトをやや高めに設定することで今っぽさを表現し、ファッションとの親和性を高めている。
セットする際は表面のみワックスで動かし、ナチュラルな毛束感を演出して爽やかさをキープするのを忘れずに。ノンパーマ、ノンカラーでも鮮度をアップデートできるお手本ヘアだ。
04.ファッションも、髪質も選ばない。
“絶妙”をMIXした万能スタイル
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ランダムな毛流れは表面のスパイラルパーマで表現。スタイリング時に分け目をはっきりつけたり、かきあげないように要注意! マッシュラインに下ろした前髪を、クシャッともみ込みパーマを出しつつ、フロントで分けるくらいのラフさが◎。
オシャレも好感度も、今っぽさも、全てを網羅する最旬ショートに注目だ。
05.肩の力が抜けたラフなスタイルこそ
カットの仕込みが勝負の分かれ道!
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担当:並木一樹さん(CASI)
センターパートやマッシュなど昨今の王道ショートに飽きたなら、フロントや襟足がラフに動く無造作スタイルにシフトしてみては。
とはいえカットベースは短めマッシュショート。立ち上げたり流したりする際にラフな毛流れが作りやすいよう、フロントはザクザクっとしたカットラインに調整。さらにトップにはレイヤーをしっかり入れて動きを出しやすくしておく。襟足は前からチラッと見えるくらいの長さを残しておくと脱・無難な印象に。
各パーツに“遊び”が出せるよう、カットで仕込んでいるのがこのヘアのポイントだ!
06.硬い髪、頑固な髪質をやわらかく見せる
抜け感カラー「ラベンダーベージュ
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でも何か物足りない……そう思ったら、カラーチェンジに挑戦してみよう。おすすめは透明感がアップするラベンダーベージュ。肌の色ともなじみが良く、おしゃれに見えるだけでなく、硬い髪や多毛にもやわらかさをプラスできて垢抜け度バツグンの髪色だ。
仕上げはヘアバターで束感と自然なツヤを与えるようにセットするだけ。このさりげなさで、いつものカジュアル服はもちろん、キレイめの古着なども着こなしがグッと洗練される。
07.まとまりにくい髪質悩みを解決し、
クリーンな印象をアップさせるヘア
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担当:石原慎太郎さん(TOH)
トップから中間まではセイムレイヤーで動きを出しやすくし、ある程度の長さを残して収まりやすくなるようバランスを調整。特に前髪は長めに設定し、ダウンもアップも両方スタイリングできる2WAY仕様に。
レイヤーを施す際に、髪のボリュームゾーンをハチ下に設定するのがポイント。ハチ張り、面長をカモフラし、全身バランスをよく見せてくれる効果も絶大!
08.抜け感のあるフォルムとカラーで、
短めショートが大人っぽく、脱・スポーティな印象に
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ファッション好きの短めヘアとして、今セオリーになっているのがサイドや衿足を刈り上げないスタイル。すっきりと爽やかな印象がありながらも、スポーティにならず、服映えするこなれた雰囲気になれるのがメリット。表面にレイヤーを入れているので、フロント周りは自然に立ち上げ、サイドをすっきりと後ろに流す大人っぽいスタイリングがしやすくなっている。7トーンのアッシュベージュの髪色がこなれた印象に一役買っているが、黒髪からだけでなく、ブリーチなどハイトーンからの移行にもトライしやすい万能カラー。キレイめ過ぎず、無骨すぎず、無難じゃない。あいまいな“中間色”のような雰囲気を演出したい人におすすめ。
09.甘すぎず、カッコつけすぎず。
ガンコ毛を服映えこなれスタイルに。
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担当:沖永大暉さん(EDIE)
毛量が多い&太い、そしてクセがあってガンコな髪質は、硬質な印象に見えやすい。ジェンダーレスなファッションがトレンドの今、髪と服のバランス感をアップさせるためにおすすめなのが、衿足が長めのタテ長ショート×パーマ。長めの前髪からサイドにかけては、やや前下がりなシルエットでモードな雰囲気に。衿足には動きを出せる長さをレイヤーで残す。そこへクセ毛の動きを均等にするゆるいパーマをプラスして。ユニセックスでシンプルな服をメンズが着こなすには、ヘアスタイルが甘すぎても、決めすぎても難しい。適度にスマートさとラフさを残す、トレンドに合わせたショートにアップデートを。
10.ランダムに動く毛束は、タテでなく
「ヨコ」が今っぽい
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担当:Ryutaroさん(OOO YY)
ショートヘアに変化をつけたいなら、春は動きを出せるマッシュにアップデートを。カットベースはもちろんマッシュショート。重さを残すのが今までの定番だったが、この春は内側に軽さをしっかり仕込み、透け感のあるシルエットに更新。この軽さはレイヤーでなく毛量調整で行うのがポイント。パラパラとまばらにならず、服が似合う品のある雰囲気に。スタイリングはあえて硬めのポマードで、ドライな束感を強調しながら派手に動かそう。毛束を散らすとき、ついタテに動かしがちだが、おしゃれに決めたいなら今年はヨコ方向が正解。ラフなショートは色を効かせた春服とも相性がよく、直毛や硬毛でも決まりやすいというメリットも。
11.センターパートと相性のいい、
ウェットな質感×動きに注目!
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担当:Ryutaroさん(OOO YY)
その佇まいだけで雰囲気を醸し出せるセンターパートだが、定番がゆえに、この春こそ変化をつけたい、髪型を更新したいという要望も。そこでRyutaroさんが提案するのが「レイヤーをプラスする」こと。トップにはやや短めにレイヤーを入れ、サイドは刈り上げずにすっきりとした長さに。そしてバーム等でセミウェットな質感と動きを足しながらセンターパートにスタイリング。これまでのセンターパートといえば面とツヤのあるシルエットできれいめなイメージだったが、このアップデートで一気に抜け感とタフな印象がプラスされた。メンズライクなジャケットコーデの崩しにも効く!
12.ショートは“面とツヤ”から
“ラフと透明感”にトレンドがシフト中!
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担当:shunpeiさん(ANDREY)
脱・重めで雰囲気を変えたいけれど、短くしすぎるのはちょっと…。と思っているショート派に、この春おすすめしたいのがレイヤーショート。春らしさのポイントは、トップにチョップカットというランダムな毛束をつくる技術で、ラフなレイヤーを入れていること。衿足ともみあげまわりは長さを残しているので、短く見えすぎる心配は皆無。無造作でおしゃれな印象、軟毛のボリューム出し、小顔印象の黄金バランス「ひし形フォルム」を叶えるという、いいこと尽くしの春ヘアだ。明るい日差しの下で、髪にも肌にも透明感を与えるカーキベージュのカラーを合わせれば、淡色な春ファッションとも相性バツグンに。
13.脱センター分け、脱ウェット質感。
次のショートは“水っぽく”涼し気に
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アレンジが効き、シーンを選ばず、顔型に似合わせやすい、というメリットばかりのマッシュショートは、人気のかげりがまだ見えないほど定番化。そんなマッシュ派に、脱センターパート&脱ウェット質感で、これまでとは違うニュアンスを提案したい。ベースは耳回りをすっきりカットしたマッシュベース。そこへパーマでクセニュアンスを出しやすくするため、内側の毛束を間引いてすき間を作り、毛先はラインをつくらないようナチュラルにぼかす。全体にゆるいパーマをかけて毛流れをつくりやすくサポート。ポイントはスタイリング。センター分けにせず、前髪はあえてあいまいに。
14.デザイン性が高そうで、実はみんながチャレンジしやすい。
次のトレンドを担うラインショート
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実はこのスタイル、セットが簡単なのも推しポイント。オイルや柔らかいジェルなどを全体になじませ、ウェット質感にするだけ。ラインの効いたフロントの束感を強調するだけでサマになるので、不器用なメンズにもぜひチャレンジしてほしい。
メンズショートはナチュラルから、ちょっと作り込むスタイルへとトレンドの移行期。おしゃれを先取りしたい人にも注目だ!
15.くせ毛カバーも、パーマデビューにも
対応できる「ショート×ピンパーマ」
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サイドバックはやや刈り上げ気味の短めショート。パーマの動きを出しやすくするべく多少、毛束を間引いているが、厚みを残して軽すぎないシルエットにするのがトレンド。そこへ、その人のクセや毛流れに合わせたランダムなピンパーマでCカールを作っている。
ムースで毛束を散らすだけでセットが決まるのに、絶妙な抜け感を演出してくれるこのスタイルは、おしゃれを頑張りたい、“春デビュー”を狙っているメンズにもおすすめだ。
16.作りこまないルーズな毛束が、
男っぽい雰囲気をつくる
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担当:石原慎太郎さん(TOH)
古着が似合うヴィンテージな雰囲気をまとうなら、服と髪のバランス調整が欠かせない。髪が多い&硬いなどで動かしにくく、スタイリングが苦手な人でもチャレンジしやすいのが、このラフな印象のショートレイヤー。サイドから衿足はなじみ感がありつつもすっきりとカットし、トップのモヒカンラインに長さを残しているので、動かす部分が絞られ、セットのしやすさがポイントだ。寝グセも直す必要なし! 全体に固めワックスをなじませ根元から立ち上げるだけ。毛先は方向性を定めず、フリーに動かすのがワイルドな印象に見せるコツ。カットでの綿密な仕込みがあるからこそ叶えられる、ラクなのに決まって見える最新メンズショート。
17.ふくらみやすいマッシュショートを
ほどよくボリュームダウン。
「クリームパーマ」って何だ?
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担当:野原光太郎さん(broocH)
生えグセが強かったり、多毛の場合は、髪がふくらみやすくスタイリングが難しい。そこでおすすめなのが「クリームパーマ」の合わせ技。毛束をツイスト状にねじり、ピンで押さえる。そこにダメージレスでボリュームダウンにも効くクリーム状のパーマ剤をON。カールまでいかないゆるいニュアンスを与えながら、ボリュームコントロールも可能になり、冬のマッシュヘアの洗練度をあげてくれる旬のテクニックなのだ。
18.ニュアンスパーマって実は簡単!
誰もが似合う、
失敗知らずの方法は「ランダム巻き」
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担当:早坂光雄さん(mitsuo hair)
ニュアンスパーマは、毛先を逃す、巻き込みすぎないなどの工夫をするため、クルクルと強いカールになる心配がないテクニック。
王道のマッシュヘアとも相性が良く、クリーンな印象を残しながらも、今っぽい雰囲気になれるのがポイントだ!
19.あか抜け印象のセンターパートで
さりげなく「お悩み解決」する方法
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担当:宇梶祐市さん( ♢at’LAV♢by Belle)
まず首の長さ、エラ張り骨格などをカモフラするには、やや長めに残した襟足がポイント。そして耳にかかる半端な長さを残したサイドは重心を下げ、面長印象を排除し小顔な見え方へとコントロール。サイドの髪は気分によって耳掛けスタイリングをしてしまえば、スッキリ印象のキレイめスタイルにアレンジ可能だ。
さらにシースルーバングにしやすくカットした前髪は、オールバック風にかき上げるようにスタイリングし、はらりと落ちる毛束を演出。この毛束があることで、おでこの広さや狭さをカバー。実はシースルーバングは秋に注目のメンズヘアトレンド。お悩みカバーとトレンドの先取りを約束する。
20.人気復活のセンターパートスタイルは
アクセントをつけて差をつける!
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クリーンさ、トレンド服との相性、扱いやすさなど、総合点の高さでこのスタイルに勝るものは今のところないようだが、人気が集中するヘアだからこそ、差をつけたいならサイド&バックでニュアンスを演出すること。
アンダーセクションはフロントからチラ見えする長さが残る程度に、刈り上げないでコンパクトなフォルムに収める。サイドはフラットなカットラインでクールに。前髪は眉にかかるラインのみマッシュフォルムに仕上げて。3つのポイントがMIXすることでモードな印象をプラスできる。
仕事などONの日はナチュラルめに仕上げてクリーンなショートに。OFFの日はオイルやバームでツヤっぽく仕上げて、雰囲気のあるスタイルを楽しもう。
21.新たな表情がヘアに生まれる
ショート×パーマ
トップはもとのレングスを生かし、サイド、バックはグラデーションの刈り上げに。短いながら全体に動きが出るようにトップはロッドでパーマ、サイドとバックはピンパーマをかけて。グリースで毛流れや束感をつくりスタイリングでさらに動きを。アレンジの幅が広がるショートスタイルが完成。(担当/沖永大暉さん モデル/末永 淳さん)
SALON DATA
EDIE
目黒区祐天寺2の5の4 ブリッヂハイツ1F
TEL:03(6303)0598
www.ediehair.tokyo
22.クラシックな前髪で気分一新。
清潔感あるセンターパート
伸びかけの重ためマッシュショートは、ボリューム感を残したセンターパートがおすすめ。サイド、衿足を刈り上げ、グラデーションをつけた存在感のあるバングとのバランス感がキモ。オールバックにしながらヘアバターをなでつけて前髪に自然な流れをつくり端正な仕上がりに。(担当/後藤 泰さん モデル/福永拓海さん)
23.メリハリカットと大きなウエーブで
〝静〟から〝動〟のヘアへ移行
重め→ラフな動きへのシフトもアップデートにはぴったりだ。サイドとバックは刈り上げ、トップをマッシュにして根もとからランダムに動くスパイラルパーマを。バングにもトップにも不規則な動きが自然に出るため、ぬれている状態でムースやオイルをもみ込むだけの簡単スタイリングできまる。(担当/中島和弥さん モデル/齋藤悠杏さん)
SALON DATA
RUNO
港区南青山3の15の5
TEL:03(6434)0864
runohair.jp
24.ファッションとの相性もいい
品ありショートでマンネリを打破
大人っぽく見えるショートレイヤーは、昨今のトレンドから一歩先を行く新鮮味を感じさせるスタイル。少し重めのボリュームに変化をつけるにもいい。フロントに向かって長さが出るように前下がりにレイヤーを入れ、ニュアンス程度のピンパーマをオン。ジェルを塗布してツヤっぽくするとより大人顔に。(担当/才田とおるさん モデル/大野 翔さん)
SALON DATA
いつくし
目黒区青葉台1の30の2
TEL:03(6303)0221
itsukushi.jp
25.〝ニュアンス〟づくりで
スタンダードヘアを爽やかに格上げ
センターパートから一転。レイヤーカットと、ゆるいパーマで動きを出したマッシュにチェンジ。レイヤーに重さを残しつつ、耳まわりや衿足にはニュアンスがあり、柔らかい印象がキープされている。ハーフドライ時にムース+オイルをなじませラフなスタイリングに。(担当/NOBUKIYOさん モデル/土崎耀太郎さん)
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