▼ WPの本文 ▼
KANADA氏がずっとやりたかったという、デザイン性の高いボウズ。他の髪型に比べて手数が少ないなんて思ったら大間違い。
しっかりとカットでフォルムをつくったり、色で遊んだりとこだわりポイントはいくらでもある。今回は特に、鮮烈なカラーを提案!
ムーア 龍さん(21歳・モデル)
KANDA氏も絶賛のカッコいいボウズの持ち主。ベースはこのままでも完成しているが、次の一手としてカラーを提案!
ずっと「デザインボウズ」をやりたかった。ボウズはその名のとおりお坊さんだけでなく、昔から機能性を重視されたり、制服の一部としての役割が強い場面でも登場する。しかしメンズノンノでやる以上、ファッションとして成立することを考えたい。そんなときに下北沢で出会ったシルバーボウズの龍君。一歩間違えるとハードになりすぎるし品を落としそうなヘアだが、彼には繊細さがあり、すごいバランスで乗りこなしているなと感心した。よく見るとサイドと衿足を絞ってあって、ただの丸刈りではなく丁寧にデザインされているし、ちゃんとスタイリングして街に出ている。ボウズをファッションとして捉えており、ベースに関してはそのまま紹介してもいいほど優秀。だから今回はカラー、とりわけ鮮烈な赤を提案したいと思う。ボウズをカラーにするとき、赤というのは結構ベタな選択だ。
しかし赤とひと口に言っても無限にある。最近では「スラムダンク」の桜木花道が赤髪ボウズのアイコンだけど、あれは赤というより個人的には朱色に近いと思っている。近年カラー剤の進化が著しく鮮烈な赤を出すことは容易になった。だからもう少しカラッとビビッドなほうが今っぽくなる。少しの色味の違いをこだわれるぐらい選択肢があるなんていい時代だ。今センターパートの子たちに、いきなりこれをやれって言ってもやらないとは思う(笑)。でもめちゃくちゃ新鮮味とインパクトがあるカッコいいことを若いうちにやってみてほしいな。
理想の色に仕上がるカラー剤を見極めろ
メイクが好きな人に聞いたらわかると思うけど、赤い口紅って無限にあって、その中から自分に合う1本を選んでいる。みんなは、自分の髪色にそのくらいこだわってるかな? 今回はカラーリングよりさらに発色がいいスプレーを使用。気に入らなくても戻せるし、トライにはもってこいだ!
KANADA PROFILE/メンズノンノ本誌はもちろん、数々の広告やショーで活躍するヘアアーティスト。俳優やタレントからの信頼も厚い。ヘアそのものだけでなく、コーディネートとのバランスも考えたトータルでのプロデュースを得意とする。
Hair:KANADA[LAKE TAJO] Photos:Go Tanabe Stylist:Tomohiko Sawasaki[S-14]
▲ WPの本文 ▲