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働く先輩たちは、香りとどうつき合ってる？ ファッションに関わる３人にお気に入りのアイテムと香りにまつわる話を聞いてみると、仕事と日常と香り、切っても切れない関係が見えてきた。
ファッション・プロフェッショナル
香りの流儀。
井上直哉さん／トゥモローランド PR
A
LAFCO NEW YORKの
リードディフューザー Office
今まで香りものといえば香水一辺倒だったんですけど、最近実家を出て、彼女と同棲を始めることになって。初めて自分の部屋を持ったうれしさと、コロナの影響で家にいる時間も増えているので、俄然ホームフレグランスに興味がわいています。このLAFCOのディフューザーは一見オブジェのようなビジュアルに惚れて手に取ったら、香りもスッキリと爽やかでヒット。玄関の白とグリーンの格子柄のラグに合わせたい、っていう思惑もあって即購入しました。自宅のドアを開けてこの香りを嗅ぐと、仕事とプライベートを切り離してくれる感覚に。寝室はサンタ・マリア・ノヴェッラのポプリを置いたり、部屋ごとに香りも変えて空間を楽しんでます。
￥17,000／ステキ・インターナショナル
熊谷勇樹さん／フォトグラファー
B
SHIGETAのエッセンシャルオイル
ボディー・マインド・スピリット
撮影現場のスタッフさんがつけていて、あまりにいい香りだったんで教えてもらったんです。本当は効果・効能がきちんとあって、ヨガや瞑想をするときにいいらしいんですけど、僕は完全に日常使いする香りとして愛用。家を出るときはもちろん、スタジオに入るときや打ち合わせの前にもつけます。主に集中したいときやスイッチを入れるときなんですけど、それと同時にニュートラルな感覚に戻してくれる不思議な香り。平常心というか、フラットにしてくれるような。だから、一日の中で大事な瞬間につけることが多いですね。実は別の香りも買ったんですけど、そっちはつけるとくしゃみと鼻水が止まらなくなってしまって。香りって面白いですよね。
15㎖ ￥6,000／シゲタ ジャパン
井田正明さん／スタイリスト
C
サンタ・マリア・ノヴェッラの
オーデコロン ポプリ
普段「すてきだな」って感じるのは、さりげなく香りをまとっている人だと思っていて。その人らしさと溶け合っているというか。それは、僕がめざすファッションやスタイリングにも通じるところがあるのかも。例えばモードなものをモード然と着るんじゃなく、カジュアルダウンさせて日常に落とし込んだり。香りも同じで、まるで自分の一部のようにつけこなしたいなって思っているんです。そんななかでつい手に取ってしまうのが、このコロン。柔軟剤やお香に間違えられることもあるほど、いい意味で香水っぽくない香りがつけていて心地いいんですよね。匂いをフラットに感じたくて、肌じゃなく服に１プッシュするようにしています。
100㎖ ￥16,000／サンタ・マリア・ノヴェッラ銀座
Photos:Yuka Uesawa Illustrations:Yoshifumi Takeda Interview & Text:Kazuko Moriyama
※クレジット表記のないものはすべて本人私物です。
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