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前回のフレグランス探しに続き「NOSE SHOP 銀座」に訪れたよしあき。今回は、気温が下がってきた今だからこそつけたい香りを探してきた。
「NOSE SHOP」でプロと香水選び!
エディター 川上 前回は、夏香水を選んでもらいましたが、もう気温が下がってきて秋冬の空気感を感じられるようになりましたね!
よしあき 夏終わらないで~なんて思ってましたが、あっという間に秋がやってきましたね! 今回はこれからの季節にまといたい香りを選べるんですね。
岸さん はい! 前回に引き続き私がご案内させていただきます。以前お聞きした好みを反映しつつ、今回もおすすめをどんどん試していただきます!
よしあき 今回もたくさん試します! メンズノンノのYOUTUBEでも、僕がベスト香水を見つける企画をやっているので、ぜひ見てください!
岸さん 「NOSE SHOPとは?」「どんな基準でフレグランスを選んでいるの?」などのご質問にも答えているので、ぜひ楽しんでください! ここからニッチフレグランスに興味を持っていただいて、ぜひお店に足を運んでいただけたら嬉しいです!
BEST香水選びはこちらからチェック!
秋冬はどんな香水をまといたい?
エディター川上 ずいぶん涼しくなってきた今だからつけたい香り、ってありますか?
よしあき 基本お茶系の香りが好きなのは変わらないのですが、やっぱり涼しい季節になると、少し深みのある香りも気になってきますよね。
エディター川上 香りの楽しみ方も、本当にファッションのようになっていますね!
よしあき 僕もたくさん香水を持っているのですが、それこそファッションやメイク、旅先やTPOを考えて選んでいたらそれでも足りないくらいです(笑)。NOSE SHOPさんには、まだ出会ったことのない香りがたくさんあったのでまた増やしちゃいそうです!
秋冬の香水の選び方を教えて!
岸さん NOSE SHOPは「香りをこう選ぶべき!」みたいな基準は特に設けておらず、お客様のその日の気分や感覚などで自由に選んでいただきたいと思っています。
よしあき 香りがこんなにたくさんあれば、本当に自由な選び方ができそうですね。ボトルから選んだり、ストーリー性から選んだり…すごく長くお店に滞在しちゃいそうです(笑)。さすがに全部は試しきれないので、秋冬の香りを選ぶヒントをいただけませんか?
岸さん もちろんです! 心地の良い気候に移り変わった季節には、落ち着いたウッディ系やこっくりした甘さのグルマン系、艶っぽいお酒系の香りも人気です。
よしあき やっぱり少しムードある香りが人気になってくるんですね! 岸さんがピックアップしてくださった香りの中に、僕もとても気に入ったものがありました。普段の僕と少し違う印象の香りかもですが、どこか新しい一面を見せたいです。
香りのプロと見つけた!
よしあきが今まといたい香水3選
香りのプロの岸さんと、よしあきが一緒に選んだ今まといたいフレグランスを3つご紹介。普段と違う自分を魅せる香り、探してみない?
1.ウビガン
フジェール ロワイヤル
世界で最も古い歴史を持つフランスの香水ブランド。創設すぐから王侯貴族に愛され、顧客のマリー・アントワネットがギロチンにかけられるその時まで、肌身離さずウビガンの小瓶を胴衣に忍ばせていたというエピソードはあまりにも有名。
この「フジェール ロワイヤル」も世界で初めて合成香料を使用した香水という製造面と、本来は香りの存在しないシダという植物を、高貴さを漂わせつつ記憶に残る香りに作り上げるというクリエイションの2つの面で革命を成し遂げたフレグランス。
その当時の洗練された様子を保持しながらも現代風に調香されている。ベルガモットやラベンダーの爽やかな香りが抜けていく中にハーバルな雰囲気も感じられ、徐々にローズやゼラニウムなどの華やかさや、トンカ豆などの暖かい甘さも感じられる。
よしあき’s 欲しいポイント
「そもそもこのブランドの歴史に驚きです。マリー・アントワネットやナポレオンが登場する時代からあるブランドってすごくないですか!? 最初は爽やかさのある香りだなと思っていたのですが、徐々に登場する華やかさと暖かい甘さは、確かに秋冬にまといたくなる。歴史ある香りを今もまとえるという特別感が心に響来ました!」
2. ビーディーケーパルファム
グリ シャーネル
若き調香師デイヴィッド・ベネデックによってパリで創設されたフレグランスブランド。最高級の香料を使うことはもちろんのこと、「ストーリーを語る香水」をテーマに、彼が創作した物語に登場するキャラクターからインスピレーションを得てすべての香水が作られている。
夏の日のセーヌ左岸のティノ・ロッシ庭園に集うダンサーたち。そんな熱気に埋め尽くされた喧騒の中から抜け出す2人の男女。そんな2人の眠れぬ熱い夜を語る翌朝のシーツの香りという世界観に取り込まれるフレグランス。フィグが織りなす心地よい甘さが新鮮。ただ甘いだけではなく、少しのスモーキーさと合わさることで色気をまとい、ストーリーに合った甘美な雰囲気を作り上げてくれる。
よしあき’s 欲しいポイント
「少し大人の階段を登ったような感覚になる香りです。強い甘さではなく、嫌味を感じない絶妙な甘さで、カルダモンなどのスパイシーさがそれを際立ててくれています。時間が経つに連れスモーキーな印象も顔を出してくれるので、より大人なセクシーさに変貌。秋冬にガラッと雰囲気を変えたい時に使いたいなと思います」
3. エッセンシャル パルファン
ボア アンペリアル
手に届く価格で最高の香りを。複雑化、高級化が進むフレグランス業界の中で、フェアな価格と確かな品質で1石を投じるブランド。
世界最高の調香師たちに、一切制限を設けず自由に制作してもらうというシンプルかつ強力なアプローチで香りを生み出している。ボトルの華美な装飾からは距離を置き、限定的な販路を模索することでフェアな価格を実現。香水業界の新たなスタンダードとなる予感。
「ボア アンペリアル」は、インドネシアの最高級パチョリとバイオサイエンスを用いて作られたアキガラウッドをメインに、芸術的で官能的なウッディノートになっている。ウッディと聞くと少し重めの印象が浮かぶが、バジルがうまく爽やかさを加えパチョリのスモーキーさと共存している。
よしあき’s 欲しいポイント
「原料だけを先に聞いたら、大人っぽいスモーキーな香りかなと思っていたのですが、試すとウッディな印象と爽やかさが共存していて驚きました。時間が経過すると顔を出してくるのがレザーのような深い香り。少し色気が加わるので、秋冬のファッションにもぴったりだと思います。香る人によって捉え方が変わりそうなフレグランス。みなさんの試した感想も聞いてみたいです(笑)」
今回よしあきが着こなしたのは?
「トレンチコートのようなディテールを取り入れたプルオーバーをメインに、カラーリングでも秋の雰囲気を演出しています。ベージュとホワイトの優しい印象をしっかり革靴で締めてメリハリをつけています」(スタイリスト・井田正明さん)
ソフトハイフン Tel:03-6418-1460
ウィーウィル Tel:03-6264-4445
ハルタ Tel: 03-3874-3317
Photos:Yutaro Yamane[TRON] Hair & Make-up:Reika Sakamoto[Allure] Stylist:Masaaki Ida Composition & Text:Takuma Kawakami
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