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Z世代のアイコンとして幅広く活躍するよしあきさんのビューティ連載。今回は、ニッチフレグランスのセレクトショップ「NOSE SHOP」にフォーカス! 香水のプロの方と一緒によしあきが夏につけたい香水を選んできた。
\今回は香りのプロがナビゲート!/
「NOSE SHOP」って何?
エディター 川上 今回は、香水のセレクトショップ「NOSE SHOP」さんにフォーカスして季節の香りを見つけましょう! よしあきさんは来たことありますか?
よしあき 聞いたことはありますが、まだお店には行けてなかったので、今日来ることができてとても嬉しいです! 今ちらっと見ただけでも香水の種類の多さに驚いています。
岸さん ありがとうございます! 今日は、私にぜひニッチフレグランスの世界をご案内させてください。きっとお気に入りのものが見つかると思います。
岸さん たくさんの香水がズラッと並んでいますが、これらは世界中から集められた新進気鋭の「ニッチフレグランス」たち。NOSE SHOPは、日本国内唯一のニッチフレグランスのセレクトショップとして2017年からスタートしているんです。
よしあき 確かに! 容器のデザインも、見たことのない香水だらけ。自分の知らなかった世界の扉が開かれるようですごく楽しみです。
岸さん 香りの世界が持っている、少し敷居の高い雰囲気からは距離を置き、カジュアルかつポップに、そしてちょっとクレイジーに香りの世界を展開しているので、ぜひリラックスして楽しんでください。
エディター川上 僕もよく香りを試しにNOSE SHOPさんに行っているのですが、お店によっては香水のガチャガチャがあったり、ニッチフレグランスをより身近に感じられる工夫が随所に施されているんです。お店に行くたびに香水のテーマパークみたいですごくわくわくするので大好きです(笑)。
岸さん NOSE SHOPに置いてある香水は、香り、ビジュアル、ストーリー性の3つの観点で、革新性を持ち、香水市場に新たな価値を創造するフレグランスかどうかを大切にして選ばれています。なので、他ではなかなか見かけない厳選された香水から自分に合ったものを探し出せる特別感もあるんです!
よしあき 香水って香りはもちろんのこと、その香りができた過程やストーリー性にもすごく興味があるので、それがしっかり選ばれる基準に入っているということはかなり期待大です。見た目からでも、ストーリー性からでも香りへのアプローチは無限大なんですね! すでに楽しいです。
エディター川上 香水沼への入口ですね(笑)。さて、NOSE SHOPさんのことをしっかり知れたところで、実際に香水について見ていきましょう!
夏はどんな香水をつけたい?
エディター川上 よしあきさんは、夏どんな香りをつけたくなりますか?
よしあき 夏は季節柄香りも強く出てしまうことがあるので、軽めで爽やかな香りが多いですかね! 系統としては、お茶系の香りも大好きです。爽やかなんだけど少し上品さもあるような香りによく惹かれます。こんなにも種類があるので、今日は何か特別な香りを見つけたいです。
岸さん お茶系の香りは最近すごく人気が高まってきていますよね! 季節問わずつけられますし、高級感のある香りも多いと思います。NOSE SHOPでもいつも人気ランキングの上位にいるニシャネのウーロンチャという香水もお茶の香りなんですよ。
よしあき 高級ホテルのような上品さもある良い香り。これはギフトとして送っても好き嫌いがあまり分かれなさそうで良いですね! 夏は、そのお茶の香りプラス、何か爽やかさがあったり、海っぽいマリンな香りが選ぶ際のポイントになります。ちなみに選び方とかってあるんですか?
夏の香水の選び方を教えて!
岸さん NOSE SHOPでは、香りにもっと気軽で自由な楽しさを届けるべく「Follow your NOSE.(自分の鼻を信じて進め)」という言葉を発信しているんです。なので、すべてのご提案のもとには自由に香りを楽しんでいただきたいという想いがあります。なのでこの想い+夏で選び方をご提案しますね。
よしあき 「Follow your NOSE.」すごくいい言葉ですね! ニッチフレグランスってまだ敷居が高いと思っている同世代の人も多いので、スタッフの方もこういう考えを持っていると思うと安心します。たくさんの香りを試してきたスタッフさんのおすすめ、楽しみ!
岸さん 夏におすすめの香りを私がセレクトするとしたら、気分をリフレッシュさせてくれるような柑橘系の香りはもちろん、自然を思わせる爽やかなアクアティック系やグリーン系。さらに、スパイスやインセンスが効いたキリッとした印象の香りを湿度の高い夏につけるのもおすすめです。
よしあき 柑橘やアクアティックな香りは夏の印象がありましたが、スパイシーさでキリッとした印象をつけるというのは初めての提案です! 実際に何個か試してみましたが、冬なイメージが合ったスパイシーやインセンスな香りも、見かたが変われば夏でもすごく好印象です。これが「香りを自由に楽しむ」ってことなんですね。
エディター川上 すでに岸さんのおすすめを何個か試してもらって香りの世界に引き込まれているよしあきさんに、その中で特にお気に入りの香りを3つ教えてほしいです!
香りのプロと見つけた!
よしあきが夏につけたい香水3選
「夏におすすめ」とプロの方がセレクトしてくれた中から特に気に入ったものを3つ、よしあきが選んでくれた! 見た目にも爽やかなものから、インパクトのあるデザインのものまで、夏にどれをつける?
1.ティツィアーナ テレンツィ
テレア(エキストレドパルファム)
どんなブランド?
2012年に、ティツィアーナ・テレンツィとパオロ・テレンツィの姉弟によってイタリアで創設されたブランド。幼少期から祖父の嗅覚教育を受け、父からは起業家精神と自由な生き方を学びジュエリーデザイナーとなった姉と、化学・物理の研究者で調香師の弟が父のもとに集まり、まるでアベンジャーズのようにこのブランドが始まった。
「ティツィアーナ・テレンツィ」のコレクションは、一瞬が永遠となる人生の特別な時期を表現することを目指している。祖父、父、姉弟と3世代の情熱が生み出した香りのアートは、その独創性とクオリティから、瞬く間に香水ファンからの支持を集めハイエンド香水の仲間入りを果たした。
今回の香りは?
「シースターズコレクション」には、海底に隠された神秘的な宝物を探求する調香師の情熱が表されている。官能的な花の香りに芳醇な木々の香りが融合したフローラルウッディの香り。テレアという名前はヨットから来ており、香り立つ木々や金属、帆にこめられた海への深い愛が表現されている。
よしあきが試してみた!
「まずは、見た目と金額でびっくりしました(笑)。 海底の宝物を探求するとありましたが、もうこのデザインがお宝のようなキラキラ感ですぐ虜に。最初はローズやオレンジのような、華やかなフローラルな香り。そこから、ウードやムスクといった深い香りになっていくのですが、まるで海に潜っていくかのような変化にクギヅケになりました。宝箱のような見た目や、深く変化していくのに重くない香りで夏につけたい一本に選抜です!」
2. ゴールドフィールド アンド バンクス
パシフィック ロック モス
どんなブランド?
香水ブランド不毛の地、その反面、香水新大陸でもある「オーストラリア」で生まれた唯一と言っても過言ではない高級ニッチフレグランスブランド。恵まれた自然があり、オーストラリア原産の香水原料は世界的に重宝されているのに、それをうまく扱える技術がないと気付いた創設者。特に惚れ込んだオーストラリア産のサンダルウッドを最大限に活かし、フランスの伝統的な香水制作のノウハウも利用したハイブリット香水メゾンが誕生した。
今回の香りは?
レモンと潮風を感じるマリンノートに、アロマティックな奥深さをプラス。まるで緑豊かなオーストラリアの海岸を散歩しているかのような完璧な夏の気分になれる。
よしあきが試してみた!
「夏といえばのマリンノートに、セージやムスク、シダーウッドなどのアロマティックな香りが加わることで大人っぽい柔らかさも感じられます。夏の香りならではの少しツンっとした香りでもなく、これなら季節問わず使うことができそうです! ブルーのボトルがとにかく夏を想起させてくれて、まとう前からワクワクします」
3. ハイラム グリーン
アーボレ
どんなブランド?
独学で香水作りを学んだカナダ人の調香師、ハイラム・グリーンによって2013年にオランダで設立されたニッチフレグランスのブランド。天然成分のみを使用することを信条に掲げながらも、これまでのフレグランスにはない、濃密で個性のある香水を生み出している。「天然成分のみで作られる香水の域を超えている」と業界内でも高い評価を受けるほどの実力派ブランド。
歌、絵画、旅行など様々な要素をインスピレーションに、数百もの草稿を作成し、そこからアイデアやイメージを紡いで、独自の香りの物語を作成。香りは少量ずつ手作りされ、少なくとも3ヶ月は熟成させて完成。遺伝子組換えの材料は使用せず、パッケージなども環境への配慮を重視している。
今回の香りは?
この香りのインスピレーションは、20世紀のスペインを代表する詩人フェデリコ・ガルシーア・ロルカの詩「木、木、乾いた緑」から。イビサ島の乾いた風が木々の間を吹き抜けていったような爽やかさもあるウッディな香りに、お香がふんわり残ることでより大人にまとまる。
よしあきが試してみた!
「こんな夏の表現があるんだと驚きました! ただウッディなだけではなく、少しのスパイシーさがあったり、バニラなどの柔らかさがある香りもあったり、それがうまく合わさって本当に潮風が木々に抜けてくようなイメージが浮かびます。天然香料だけを使用しているからなのか香りの広がり方もすごく自然で、香りが自分にすごく馴染んでくれているなと思った一本です」
今回よしあきが着こなしたのは?
「今回は、夏香水がテーマなので半袖シャツにしました。ただのシャツではなく、グリーンのラメが入っている生地のものにすることや足元をサンダルにすることで遊び心や程よい抜け感がでると思います。」(スタイリスト・井田正明さん)
Photos:Yutaro Yamane[TRON] Hair & Make-up:Reika Sakamoto[Allure] Stylist:Masaaki Ida Composition & Text:Takuma Kawakami
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