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2013年から伊勢丹新宿店で開催を続けている「サロン ド パルファン」。今回で11回目を迎える「サロン ド パルファン」に出店する100種類以上の香水の中から選りすぐりのものをメンズノンノモデル・樋之津琳太郎が実際に試してきた！
「サロン ド パルファン」って何？
日本では、まだ未成熟であったフレグランスにいち早く注目し、2013年から毎年開催されている「サロン ド パルファン」。伊勢丹新宿店 本館6階 催物場の全てを香水で埋め尽くす日本最大級の香水の祭典は、多くの香水ファンからの根強い人気があり、このために地方や海外から遠征して来る方もいるとか。
伊勢丹新宿店 メンズ館での同時期開催は今年で3回目。メンズ館初出店ブランドを含む約20ブランドの香水を取り揃えるほか、ベストフレグランスを見つけられるようなコンサルテーションなどのイベントも多数開催する。
今回はその中から、会期中に僕らがまず狙いに走りたいメンズにおすすめの厳選アイテムを、実際に試してご紹介！
サロン ド パルファン 2023
一足先におすすめの香水をお試し！
今回試したのはこの8種類の香水。香りのジャンルもブランドも全く違うフレグランスに樋之津もワクワクが止まらない様子。実際にバイヤーさんの話を聞きながら香水を試していく。
樋之津 「サロン ド パルファン」には100種類以上の香水が勢ぞろいすると聞いて、ずっと行きたかったんです。今回はその中から選りすぐりの8種類を持ってきてくださると聞いて楽しみにしてました！
バイヤーさん ありがとうございます！今回は、数ある中で男性にも気に入っていただけそうなものを選んでみました。香りもパッケージも全然違うので楽しんでください。
バイヤーさん 普段はどんな香りの香水をつけることが多いですか？
樋之津 僕がよくつけるのは、甘めの香りが多いですね！チェリーだったりちょっとフルーティな甘さもある香りをつけることも多いです。
バイヤーさん 甘めな香りが好きな樋之津さんにぜひ試して頂きたいものが…！
樋之津 すごく可愛いパッケージの香水ですね！なにかレストランの名刺かと思いました（笑）。
バイヤーさん 実はこれ「ヴェルサティル パリ」というブランドのディスカバリーボックスなのですが、人々のリアルな日常生活からインスパイアされたフレグランスなんです。例えば、クロワッサンのバター香る朝食の香りや二日酔いの香りなどがあるんですよ。
樋之津 ほんとにクロワッサンの香りがします！バターのほんのり甘い香りがすごく良いですね。普段つけてる甘さとはまた違い、パリの日常をまとっているという感じがしてウキウキします。他の香りもそのシーンが鮮明に浮かんできて自分がその日常にいるかのように錯覚しました。この量で７種類試せるのはすごく嬉しいです！
バイヤーさん 今回は、香り上級者の方からもライトユーザーの方からも要望が多かったディスカバリーセットを多く用意しています。一度つけるだけじゃ分からなかったり、同じブランドの他の香りも試したいという方にすごくおすすめです！
続々と試して行く樋之津。
樋之津 香水をより深く知ると、開発背景に様々なものがあったり、香りにも意味があったりとどんどん愛着が湧いてきます。普段出会うこともなかった運命の香水に巡り合うかもしれないイベントに遠征してまでも来る理由が分かりました！
バイヤーさん 香水は直感で選んでも良いんですが、背景や歴史を知るとより香りに愛着が湧きますよね！今回のサロン ド パルファンのテーマである「その先に待つのは、奥深い香りの世界」の通り、より香水の世界を深く知っていただくために様々なセミナーやワークショップを用意しています。なのでぜひ会期中に遊びに来てください！
樋之津が試したアイテムを
＼ コメント付きで一挙紹介！ ／
「サロン ド パルファン 2023」で
メンズにおすすめな香水8選
樋之津やエディターが実際に試した香りをコメント付きで紹介。メンズにおすすめの香りを様々な観点から８アイテム選定！
１．シンピュルテ
SELF EMPOWERMENT
男性にも人気のある自然派コスメブランド「シンピュルテ」から新たに登場する香り。面白いのは、香水をかいだあとの脳波を分析して、実際にどのような効果があったかを解析して作られているというところ！ interestという外向きの感情が低減し、好意度や落ち着きが高まることから、自分と向き合う力を強めてくれる。集中したいときや心を整理したいときにつけるのもおすすめ。
＼ 試してみた！ ／
「香りは強くなく、自分の香りがもとからこの香りだった？と錯覚するぐらい馴染んでくれます。ウッディな香りの中に少しスパイシーさもある自信を与えてくれそうな香りです。仕事のときや、集中したいときにさっと一吹きつけるだけで気持ちの切り替えができそうです！」(川上)
2．19-69
ジューン 28
実際に起きた歴史的な出来事をアイデアソースとして香水を生み出している「19-69」。ジューン 28は、1969年6月28日未明におきた、現代史における重要な社会的転換点のひとつとも言われる「ストーンウォールの反乱」をテーマとして、新たなプライドが生まれたとき、場所、そのスピリットをたたえている。官能的なレザーの香りと、ブラックペッパーのスパイシーさが鼻を抜ける個性的な香り。
＼ 試してみた！ ／
「スパイシーな香りがずっとほしいと思っていて、自分にはない引き出しの“危なっかしいセクシーさ”を出してくれそうなところがすごく気に入りました。このブランドは他の香りも社会的な出来事をアイデアソースにしているので、香りから歴史を知ることができるのはこれからの世代にとってもすごく面白いことなのではと思います！」(樋之津)
3．セルジュ・ルタンス
エクランドゥフュメ
唯一無二のアーティストであり「フランスの知性・哲人」と称されるセルジュ・ルタンスによるオリジナルブランドから待望の新作が登場。今のトレンドでもあるタバコの香りをポエティックに表現。カカオやラム酒の贅沢で甘美な香りは、大人の階段を一気に駆け上がることができそうな上質なフレグランス。
＼ 試してみた！ ／
「御年81歳、大ベテランアーティストが放つ新作が、今回のサロン ド パルファンで先行発売、それだけで期待値に身震いします。濃厚でどっしりしているけれど決して甘くないカカオのふくよかさに、セクシーなタバコのニュアンスが重なる重層的な香り。想像してください、ホテルのバーラウンジで自由なひと時を過ごす自分を…。こんな香りをさらっとまとえるよう、人間として成熟したいものです」(丸山)
4．P.Seven茶香水
台湾茗香水
台湾茶を中心とする台湾の文化を香りで表現するブランド。台北桃園国際空港のオリジナルの香りをデザインしたりと、台湾では国民的な香水ブランドになっている。日本国内ではサロン ド パルファン 2023のみでの限定発売となる「台湾茗香水」は、森→金萱茶→墨と変化していく香りの三重奏で、台湾の土地、文化、台湾人の人柄を表現している。
＼ 試してみた！ ／
「最初に香ったとき、すごく優しい香りで台湾の雰囲気が伝わってきました！ 普段の自分のベースの香りとして毎日使いたいぐらい良い香り。香りの奥底に少しのスパイシーさを感じる、優しすぎない香りのデザインもよりお気に入りになったポイントです。パッケージもおしゃれであえて見せて置きたくなります！」(樋之津)
5．ヴェルサティル パリ
ディスカバリーボックス
人々のリアルな日常生活からインパイアされた「人生の７つの香り」が楽しめるディスカバリーボックス。軽やかな泡立ちのカプチーノや二日酔い(！)など個性的な香りが揃っており、嗅ぐとそのシーンが思い浮かんでくる。甘い香りから、スパイシーな香りまで揃っているのでギフトにもおすすめ。
＼ 試してみた！ ／
「クロワッサンの香り？二日酔いの香り？と最初は半信半疑で嗅いだのですが、びっくり本当にそのシーンが浮かんでくるぐらいの再現度なんです。クロワッサンの香りはほんのりバターの甘さもあり思わず美味しそう…とつぶやいてしまうほど。でも香水としてちゃんと昇華されているので流石の技術。一度に7つのシーンも試せるので毎日違う日常の香りをまとって楽しみたいです」(川上)
6．エディット
カクテル レーン
日本発のフレグランスブランドから、人生の旅路をカクテルで表した新作「カクテル レーン」がサロン ド パルファン先行販売品として登場する。調香師のAlexandra Carlinの手により、ブランド最初のコレクションで人気を博した「ローズモヒート」の香りを、独自の音楽的調香メソッドを用いて新たな作品として生み出した。 スパークリングなカクテルアコードの中にビターズリキュールがほのかに香る。
＼ 試してみた！ ／
「なんと朱肉のメーカーが作り出すフレグランスブランドと聞いて驚きましたが、そういえば朱肉ってちょっと独特の、不思議と心が鎮まる香りがしますよね。この『カクテル レーン』はどこかモスコミュールのようなムードがある香りで、みずみずしく爽やかな中に、ほんの少しの苦み。白やブルーのパリッとしたシャツにシュッとひと吹き、が似合いそうです」(丸山)
7．バルチ
チャイ
オランダを拠点とする日本初上陸ブランド。革新的でありながら、ウェアラブルに香りを表現している。この「チャイ」は調香師が最も愛する飲み物を香水として表現。シナモン、クローブなどのチャイを表現する香りの中に、ミルキーさもある奥深い香り。
＼ 試してみた！ ／
「よく飲んでいる美味しいチャイの香りがしました（笑）。でも、チャイなんだけどチャイじゃない、そのままじゃなくてちゃんと香水としてアップグレードされているのがすごい。スパイス感がありつつミルキーな、角が取れた香りがすごくお気に入りです。身近なものが香水になるのは、すごく嬉しいし、愛着が湧きます！」(樋之津)
8．ラニュイ パルファン
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番
オードパルファン
現存するクラシック音楽を香りのモチーフとするブランド。ラフマニノフの生誕150周年を記念して、彼の「ピアノ協奏曲第３番」を香水に。ラフマニノフがアメリカツアー用に作曲したこの曲は40分にもおよび、彼らしい甘い旋律と超絶技巧の限りを尽くしたゴージャスな逸曲。華やかなローズとジャスミン、洗練されたロータスで、フローラルしすぎないノスタルジックな香りに仕上がっている。
＼ 試してみた！ ／
「僕自身ピアノをやっているので、クラシックの名曲が香りになるとは思いもしなかったです。実際に試させて頂いたときにピアノ協奏曲第３番を聞きながら香ったのですが、まるでその楽曲の世界に引き込まれたかのような錯覚を感じました。落ち着きのあるフローラルな香りは、よくあるものとは違い花本来の洗練された優しさを感じるもので、男性でもつけやすいと思います！」(川上)
10/11にメンズ館から会期スタート。
運命の香水が欲しいなら行くべき！
樋之津も自分の違う一面を引き出してくれた香水に出会ったように、新たな人生の相棒となるような香水がみつかるのが「サロン ド パルファン」。様々なイベントも行われるので香り上級者の方も、初心者の方も香水の奥深くまで知れる「サロン ド パルファン 2023」にぜひ訪れてみて！
サロン ド パルファン 2023
【本館】
会期：10月12日(木)～10月17日(火) ［最終日午後6時終了］
エムアイカード会員さま特別ご招待日：10月12日(木)［午前10時～午後8時］
一般会期：10月13日(金) ～ 10月17日(火)［最終日午後6時終了］
会場：伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
https://meeco.mistore.jp/contents/magazine/salondeparfum/index.html
【メンズ館】
会期：2023年10月11日(水)～10月24日(火)
会場：伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーション・コスメティクス
https://www.imn.jp/post/108057206020
※メンズ館での展開会期はブランドによって異なるので確認を！
※数に限りがある商品もあり、会期中に品切れとなることもあります。
Photos ＆ Text : Takuma Kawakami
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