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対策しているつもりでも、なんとなく「効いている気がする」で終わりがちな汗とニオイのケア。正しい知識と、時間&パーツごとに使うアイテムで、もう悩まない!
汗とニオイをイチから解説!
汗もニオイも、そのメカニズムを知らないと正しく対処できない。クリニックの先生に初歩から解説をお願いした!
教えてくれたのは
ゴリラクリニック 総院長
稲見文彦医師
ゴリラクリニック 総院長。東邦大学医学部卒業後、2003年より大手美容形成外科に入職。2008年、同院京都分院長に就任し、2015年より現職を務める。メンズノンノでは編集長のひげ脱毛体験をはじめ、数々の企画で男性美容医療のいろはを指南。
体温調節のために
なくてはならないのが汗
「人間は、気温に関係なく体温を一定に保つことができます。難しい言葉でいうと恒温動物といって、体温調節ができる生きもの。汗には、暑さで体温が上がったときにそれを元に戻す役割があり、ニオイが気になるとしても人間にとって必要不可欠なものなんです」(稲見医師、以下同)
汗そのものは臭くない
「人間は、気温に関係なく体温を一定に保つことができます。難しい言葉でいうと恒温動物といって、体温調節ができる生きもの。汗には、暑さで体温が上がったときにそれを元に戻す役割があり、ニオイが気になるとしても人間にとって必要不可欠なものなんです」(稲見医師、以下同)
汗、ニオイの対策には
生活習慣の見直しも大切
「まずは食生活に気をつけること。タンパク質をとりすぎるとニオイの原因になります。あとは適度な運動をしたり、湯船につかること。こうした基本ルールに気をつけたうえで、制汗剤ももちろん有効です。対症療法がきかない場合は、クリニックでの根本的な治療もおすすめ」
今さら聞けない、汗&ニオイのギモン
僕のギモンはみんなのギモン! 汗とニオイについて、読者アンケートで寄せられた質問にも、稲見医師に丁寧に答えてもらった。
Q1どうにかして汗を止める方法は
ないですか?
(19歳・学生)
全身の汗を止めるのは不可能ですが、ワキや足など限られたパーツの汗は止められます
「皆さんが気になるのは特にニオイやすい頭皮、ワキ、足ではないでしょうか。それぞれ体のごく一部なので、汗を止めても基本的に支障ありません。気になるなら、数か月間だけ効果のあるボトックス注射を打つのがおすすめ。施術は10分くらいで終わります」(稲見医師、以下同)
Q2「多汗症かも」と思ったら
クリニックで診てもらうべき?
(18歳・学生)
多汗症か、そうではないかのボーダーラインを判定するのが我々の役割。心配になったら気軽に来てください!
「クリニックというと『すぐ契約させられるんじゃないか』と思う人もいるようですが(笑)、当院は違うので、安心していらしてください。すぐに治療に移ることもなく、まずはカウンセリングだけでもOKです!」
Q3ワキを頻繁にシートで
拭いてもいいの?
(22歳・会社員)
基本的には問題ありませんが、肌を傷めないためには使い方に気をつけましょう
「ごしごしと力強く拭くのは、ニオイを抑える目的ではいいかもしれませんが、肌にはよくありません。またアルコールが含まれている商品も多いので、人によっては肌が赤くなることも。シートで拭くと肌がさらさらになって気持ちいいですが、同時に乾燥もしているので、保湿をセットで行うことも大切です」
Q4頭皮のニオイが気になります…。
(18歳・学生)
意外とちゃんと洗えていないのが頭皮。まずは洗い方を見直してみましょう
「シャンプーを手に取ったら、泡立てずそのまま頭につけていませんか? まずはきちんと泡立てネットなどを使ってふわふわの泡にしましょう。そしてしっかりすすぐこと! それでも気になるなら、当院でも受けられるハイドラスカルプという頭皮洗浄をしてみるのも手です」
Q5足のニオイ対策を知りたい!
(27歳・会社員)
足専用の制汗剤を使うのが基本ですが、ダメなら足のボトックス注射もアリ
「やはりシートや制汗剤が基本ですが、じつは足の裏にもボトックス注射を打てます。手術ではないので負担も軽いですし、気になったらご相談ください!」
Q6サウナは体臭予防にいいと
聞きました。本当ですか?
(20歳・学生)
本当です。たくさん汗をかくことで、毛穴の汚れを落とし、ニオイ予防にもなります
「確かにサウナは汗を大量にかき、毛穴の汚れを落とす意味ではいいのですが、毎日は入れないですよね。夏でもシャワーだけで済ませず、湯船につかるようにしましょう」
Photos:Yuzo Touge Hair & Make-up:Yosuke Akizuki Stylist:Takumi Urisaka Model:Rio Takahashi[MEN’S NON-NO model] Illustrations:Keiko Fujimoto
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