▼ WPの本文 ▼
SPECIAL COLUMN 3
男性美容ラバーのトレンド分析
男子美容の種類や多様化は、年々スピードを増して進化している。美容との向き合い方の変化や今後、気になっている流れを3人の美容ラバーにそれぞれの視点から語ってもらった!
男子が"自分らしく"楽しめる
メイクの広がりに期待
ジェンダーレスで使えるコスメが増えていく中、これは本当に男子に合うものか? を日々精査しています。例えば必要以上にツヤやパール感がないか、とか。特にメイクアイテムは中性的なイメージにするのもひとつの形ですが、それを使って男子が自然に自分らしくいられるためのコスメであるかが大事。ある種もっと“男っぽい”アプローチのものが増えていくことも期待しています。メンズノンノ世代はスキンケアをすることって当たり前になっているけど、アラフォーの僕ら世代の若い頃からみたらすごく進んでる。メイクについてはスキンケアほどの浸透率には及んでないけど、彼らの柔軟な反応を見ていると、これからまだまだ広まっていきそうな伸び代を感じます。
KUBOKI’s マイベスト
NOTS
ホワイト ルミネール CC クリーム フォーメン
メンズの撮影現場で出番が多いのが、この韓国コスメのCCクリーム。CCにありがちな白っぽさが少なく自然な素肌感が出るのがいい。/本人私物
リアルで人に会う機会が戻り、
美容はより加速する
フリーランス美容師
宮永えいとさん
男子の美容への向き合い方が、ファッションを楽しむ感覚と近くなっていっていることを実感します。2、3年前まではスキンケアもメイクも「メンズコスメ」でひとくくりにされ、その中でジャンル分けされることもなかったのですが、ナチュラル系、韓国系、モード系など以前よりも細分化されてきた。興味と需要の幅が広がっている証だし、今後もっと商品数もカテゴリーも増えていくと思います。ファッション好きな人が服とヘアに気を使うのと同じ意識で、顔にも向き合い始めてる。また、コロナ禍で画面上の自分が表向きの顔になっていたけど、徐々にリアルな自分で出向く機会が戻ってきた。デジタルを介せないことが増えることも、美容を加速させると思いますね。
宮永’s マイベスト
ソフィーナiP
ポア クリアリング ジェル ウォッシュ
男子悩みNo.1の毛穴対策に。「角栓を崩壊し洗浄する」というパワーコピーどおり、週2、3回使うと小鼻のザラつきがクリアに。/本人私物
公式サイトポア クリアリング ジェル ウォッシュ
見えるところの美容として
眉毛ブームの流れに注目
アパレルディレクション
金山大成さん
男子美容に対して、世の中がだいぶなじんできたという印象があります。僕自身は女性の多い家庭で育ったのでスキンケアは日常的だったのですが、学生時代は旅行に行ったりすると「化粧水してるの?」みたいな風潮でした。でも今は、男子もキレイにケアしておくことがデフォルトになってきて、トレンドというより当たり前の身だしなみになったなと感じています。今年、新たに浸透した美容といえば、眉毛! 僕はサロン派なんですが、自分でやるよりプロに頼ったほうがいい形は見つかるから、周りにもすすめていて。顔の上半分が注目されるマスク時代を経て、見えているところによりお金を使うようになったこともあり、眉毛ブームの流れは今後来そうですね。
金山’ マイベスト
One-day’s you
ヘルプミーダクトトナーパッド
2,000円弱で50枚くらい入っているコスパのよさは、毎日使うのに最適。凹凸のあるシートだから拭き取るだけで角質ケアもできる。/本人私物
公式サイトヘルプミーダクトトナーパッド
全18部門の結果をWEBでも発表!
Photos:Masaki Fujimura(KUBOKI,Taisei Kanayama) Yuzo Touge(Eito Miyanaga)
▲ WPの本文 ▲
ヘア&メイクアップアーティスト
KUBOKIさん