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──伸ばしかけのキミも、そろそろ切りたいキミも、いつものオーダーやトレンド以外の選択肢を選んでみてもいいかも!? 今回登場する仲道康生さん(25歳・スタイリストアシスタント)は、夏はボウズにしていたが、今は伸びかけの状態だという。またボウズにするのか、マッシュにするのか…この二択以外が知りたい!
セイムレイヤー。その名のとおり、全体がざっくり同じ長さにカットされたヘア。少し専門的な話だけど、美容師はヘアをつくる際、基本は前髪を基準にレイヤーを入れていく。前髪がこの長さなら衿足はこのくらいかな、トップやサイドの長さはこうかな…というふうに。最近の美容師は技術が本当に高いから、デザインをするとかバランスを調整することに長けていて、仕上がったものの完成度は高い。けれどそれが、なんとなくみんな同じに見える原因でもあるのかな、とも思ったり。整いすぎてると言うべきかな。去年からシルエットのきれいなマッシュやショートに飽きた子たちが、ウルフ風にするのが増えた。みんな新しいスタイルを求めてるんだな、と。だから僕も何か新鮮に見えるものがないか考えて、セイムレイヤーを思いついた。いろんなことに飽きちゃった子に響くといいなと思う。
これは長さのある髪の子がカットするのはもちろん、短髪の子も挑戦できる。つまり狙ってやることもできるし、伸びかけを乗り切るのも両方いける“使える”スタイルだ。レイヤーが入ってない分、髪に長短はついていない。けれどスタイリング次第でいろんな表情になるから、その日の服に合わせてアレンジ自在。彼のように、レトロスポーティな服には思い切りドライに立ち上げるなんてこともできる。デザインされたカットは美容師さんの手によってもうそこで完成。でもこういう、自分の力量が試されるスタイルに挑戦してみるのもアリじゃない?
レイヤーがない分、重さを回避するには!?
セイムレイヤーで大事なのは、軽さを出すために、とにかく"すく"ということ。毛量の多い彼は犬1匹分くらいの毛をすいたよ(笑)。ドライで立ち上げるスタイリングには特に、軽さが重要!
ブルゾン(リーボック クラシック)¥12,000/チャプター原宿店 ANNEX カットソー(オーラリー フォー レショップ)¥8,300/レショップ
Hair:KANADA[LAKE TAJO] Photos:Naoya Matsumoto Stylist:Izumi Makabe
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