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中川大輔と鈴木 仁の美容武者修業。今回は髪の毛の乾かし方を学びます。誌面でもこのサイトでも散々紹介されていますが、さてふたりはどんな乾かし方を…? 前回に引き続き、この連載のヘアメイクをしてくれている松岡奈央子さんに教えてもらいました!
鈴木
最近は、髪を乾かしてないですね! 髪も短いしいいかなと思って、ひたすらタオルでわしゃわしゃしてる。一生やってる。
中川
俺は、タオルで頭を前後一周して……洗濯機にバーン!!
バーン! いきなりテンションがおかしい中川。
鈴木
え!? 何!? いきなりこわい!
中川
タオルで頭を前後一周拭いたら、その流れで勢いよくタオルを洗濯機にブチ込むんだよね。それを実演した。
鈴木
何してんのかと思った。びっくりした。しかも10秒くらいしか拭いてないじゃん!
中川
タオルドライに何の意味があるのかわからない。全部ドライヤーでよくね?
とりあえずふたりともヤバいことはわかった! それではまずタオルドライについて学びましょう。
正しいタオルドライのやり方
タオルを頭にかぶせ、根元→毛先の順で軽く押さえて水分を吸い取る。タオルに水気を染み込ませるイメージで。水滴がたれない程度まで水分を取るのがタオルドライの役目。思ったよりも濡れているくらいでOK。
つまり、鈴木はやりすぎで中川はやらなさすぎ。
髪が長めの人がやりがちなNG例がこちら。髪は濡れているときがいちばん傷みやすい! そのときに摩擦するのはもっとよくない! よって、はさんでゴシゴシするのはダメです。
ふたりの髪の乾かし方
中川
俺はこんな感じ。マンガ読みながら熱風を当て続けるだけ。
鈴木
俺は絶対それはない。髪が長かったときは、温風も冷風も使ってた。せっかく機能があるから全部使いたいじゃん。
中川
スマホ見ないの? 髪乾かすとき、何やってるの!?
鈴木
髪を乾かしてるよ。
中川
暇だし時間もったいないじゃん!
鈴木
髪を乾かしながら、スマホで何か重要なことやってるの?
中川
『ジャンプ+』読んでる。今はJOJOの第3部が終わったところ。
鈴木
乾かすのに集中しなよ。
さて、正しいドライヤーのかけ方とは
①強めの熱い風。根元に指を入れて乾かす
②ある程度根元が乾いたら風の温度を下げて、作りたいスタイルにハンドブロー。生えている向きと同じ方向に風を当てると艶が出る&傷みにくい。
③ある程度スタイルができたら冷風で乾かす。
鈴木
俺、この手順で乾かしてた! 機能を使いたかっただけだけど、あってた!
俺は全然違った…。スマホ見ながらやってるから、温度調節どころか、ドライヤーを動かすことすらしないんだよね。
鈴木
熱くない…?
うーん。当てながら3話分くらい読んじゃうからなー。根元は乾いてないことが多いよ。
鈴木
だからちゃんと乾かして。
中川
暇だから嫌なんだよ…。
ヘアメイク松岡さんいわく、「完全に乾くまでドライヤーをかけること」「低い温度で乾かせるドライヤーを選ぶこと」が重要とのこと。ちなみに松岡さんが使っているドライヤーの温度は65〜80℃。一般のドライヤーより低温で、傷みにくいそうです。濡れた状態と高い温度は敵!
ちなみに中川のように乾かしていると、乾いたところにも温風を当て続けてしまい、髪が傷む原因になるとか。
髪を乾かすことだけに、しっかり集中しよう! 当たり前だけど!
おまけ
正しい乾かし方を習ったのに髪を乾かすのをめんどくさがる中川。それを見かねて、正しい方法でドライヤーをかけてあげる鈴木。中川は「ほんと仁は最後までちゃんとやりたがるよね」「これがいちばん楽だし暇じゃなくていいわ〜」と言いながらJOJOの続きを読んでいました。
Photos:Takahiro Idenoshita Hair & Make-up:Naoko Matsuoka Illustrations:Daisuke Nakagawa Text:Miki Higashi
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