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デビューから圧倒的なパフォーマンスで第一線を走り続け、キャリアを築きながら自分自身をヘルシーに磨いている西川貴教さん。肌や体と向き合ってきたこれまでについて、メンズノンノに熱く語ってくれた!
こだわりやターニングポイントがわかる!
アニキのBEAUTY年表
1984
中学時代
ボウズ頭で部活の練習に明け暮れる。特段ニキビなどの肌トラブルに悩まされたことはなかった。
高校時代
中学から始めたバンドで、メイクをするように。母親のファンデーションを借りてメイクして、ライヴ後はおしぼりで拭き取っていた。
10代後半
バンドで将来食べていきたいと、地元を離れて大阪へ。周りのバンドに合わせて、見よう見まねで髪を立てて本格的なメイクをするように。ファンの方からいただくものの中にもメイク道具が増えていった。
20歳
デビュー。プロのメイクさんにお世話になり、初めてメイク落としの存在を知る。
20代後半~30代半ば
仕事で訪れたハワイでサーフィンにハマり、ラッシュガードも着ずに海に入って日焼けで肩がボロボロに。
29歳
舞台やドラマの仕事を始め、再び自分でメイクする機会が増える。メイクさんのすすめで薬用のスキンケア用品を使うように。
30代前半
パフォーマンスを上げるためにフィットネスを始める。
30代後半
パーソナルトレーニングに切り替える。有酸素運動とサウナを取り入れるように。
50歳
コロナ禍に自分が何かに挑戦することでみんなに元気を与えられないかと考えて、フィットネスの大会に出ることを決める。同時に、食生活を見直した。
2024
SPECIAL INTERVIEW
自分をケアすることで得られたものとは?
僕にとって、自分の肌や体をケアすることは、身だしなみのひとつ。仕事で人さまの前に立たせていただくからには、そのときどういう姿でありたいか、どんなふうに見られたいかを思い描いて、そこに至るまでの準備をすることが必要不可欠だと考えています。ただ、スキンケアやボディメイクは、今日頑張ったから明日結果が出るというものではないんですよね。メンズノンノをご覧になっていらっしゃる年代の方たちにどうお話しすれば説教くさくならないのかなと思い悩みながら(笑)、ひとつだけ伝えさせてもらいたいのは、少し先の自分がどうなっていたいかを想像することの大切さ。今注目されている人や事象に惹かれるのは当然だけれど、それはたくさんの人がすでにめざしている場所でもあるんです。だから、今から追いつこうとしても競争相手が多いし、それなりに時間もかかる。だったら、3年とか5年、10年先の自分をイメージしてみてほしい。そうすれば、逆算して今のうちに何をすればいいかがわかると同時に、必要じゃないことも判断しやすくなると思います。
将来どうなりたいかを考えるときは、世間の目や風潮に流されず、自分がこれだと思うものを見つけてほしい。なぜなら、「そんなことをして意味があるの?」と思われるようなことでも、夢中で続けていくうちに、あとから評価がついてくることも大いにあるから。僕自身はその最たるもので、20年前にフィットネスを始めたときは、今の比じゃないくらい偏見の目で見られていたんです。でも、ブレずにやってきたから、こうしてメンズノンノさんに呼んでいただけたわけで。男性のメイクだって、かつては奇異な目で見られたこともあるけれど、今となってはK-POPにも影響を与えたのではと思うし、男性の美容も当たり前になりましたよね。イベントひとつとっても、僕がフェスを主催し始めた時点ではほかにアーティスト主導型のフェスはほぼ皆無でした。それでも続けてきたからこそ、おかげさまで今年16回目の開催を迎えます。20年以上前から50代の自分について考えを巡らせていたおかげで、今はいろいろなことに挑戦しながら充実した人生を送れているんです。
今後は、いろいろなイベントを通して、自分がいいなと思ったものを応援していくことが目標。来年地元で開催される「国スポ・障スポ 滋賀 2025」(※)も楽しみです。頑張っている人たちが苦労をせずとも活躍できるようなプラットフォームづくりを、より大きな枠組みで手がけていけるようになれたらいいですね。
※都道府県の持ち回り方式で毎年開催されている国内最大級のスポーツの祭典。2025年は44年ぶりに滋賀県で、第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会が行われる!
Takanori Nishikawa
1970年、滋賀県生まれ。1996年にT.M.Revolutionとしてデビュー。2008年、滋賀ふるさと観光大使に就任。毎年、琵琶湖岸で「イナズマロック フェス」を主催し、売り上げの一部を滋賀県に寄付している。今年の開催日は9月21日、22日。
Photos:Yuhki Yamamoto Hair & Make-up:Kaolu Asanuma[Deep-End] Model:Takanori Nishikawa Interview & Text:Yukiko Yoshikawa Cooperation:BACKGROUNDS FACTORY
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